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海運ニュース

2020.05.14    カテゴリ:  ペンキ 

   【優勝】 中国塗料 低研掃形補修 重防食塗料 ノバ スーパーエコ

昨年11月にハッチ裏ボルト部分の腐食箇所へ試験塗装を行った結果、
中国塗料のノバ スーパーエコが総合評価で優勝いたしました事をご報告申し上げます。

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特徴としては、低研掃状態(ラフな状態)でも食いつきが良い
多少の湿潤面でも塗装可能
粘度もほどよく、天井面などにも比較的塗りやすい

昨年11月25日 テスト塗装 
船齢14年 コークス、石炭などのガス腐食によるハッチ裏ボルト締めつけ部分の発錆(ボルトSUS ナット真鍮)
あえて、サビ打ちせずサビをどれだけ封じ込める事(サビが貨物に落ちないように)ができるかテストしました
s-IMG_5783(1).jpg
期待をしていたノバ5000バリヤーは、ペースト上で非常に塗りにくく、値段も少し高い。
ただし、硬化すればガチガチに固まるので、LPGタンクやタンカーの配管などサビ打ちが難しい場所への長期防食塗装には、良いと思います。
s-IMG_5790(1).jpg

約一ヶ月後
ノバ5000バリヤー
s-IMG_7156.jpg
見た瞬間、期待感から・・・え!?と思いましたが硬化時間がかかるため、低研掃状態と湿気で硬化前にサビ汁が出たのだと思われます。
ボルト周りはガチガチに固まっていました。
s-IMG_7169.jpg
ノバ スーパーエコ
通常のエポキシと同様の粘度で塗りやすく、防錆効果は、通常のエポキシ以上の感じがあります
s-IMG_7158.jpg

約5ヶ月後の4月
ノバ5000バリヤー
s-IMG_2111.jpg
最初のサビ汁だけで、それ以降はガッチリ防錆
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ノバ スーパーエコ
s-IMG_2109.jpg
一回塗りしかしていないので、サビは固めているものの、塗膜が薄いところからは、サビ汁が見られる
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以上の厳しい塗装試験から5000バリヤーは、優れた防錆と硬化性があるが扱い(塗りにくい)に難点があるのと、値段も少々高い
ノバ スーパーエコは、通常のエポキシよりも防錆効果があり、比較的塗りやすい。値段もそこまで高くはない。
通常のサビ打ちを行えば、エポキシよりも防食性防錆効果が望める。

以上を踏まえた結果、第一回重防食塗装試験におきましてノバ スーパーエコの優勝とさせていただきます。

尚、優勝祝賀会は、新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴い中止とさせていただきます。

また、塗料につきましては、お近くの中国塗料販売店、もしくは中国塗料へ直接お問い合わせください。

各メーカーからも重防食系塗料は、出ていますので各メーカー営業マンにお問い合わせください。

どんなに良いペンキを使おうが、やはり最初の生まれの下地(新造)が大事です。
そして、清水による塩分除去(水道のホースでかけたくらいじゃダメです) 高圧洗浄か水量のあるポンプを使いましょう。
私の先輩の試算だと、常時清水で洗ってもペンキ代より清水代の方がコストが安いとの考えもあります。

中国塗料株式会社

※若手船員の皆様へお知らせです。
諸先輩方のペンキ知識は、自己流が多く正しい用法用量が守られていないケースが多いです。
特に2液性の取り扱いにつきましては、取説通りの配合がベストであり最大効果を発揮いたします。
ドックの際にペンキメーカーの営業を捕まえて、正しい知識を習得することをおすすめいたします。
ただし、正しい知識を得ても、諸先輩方の自己流を否定してしまうと、船内で孤立する場合もございますので、
「そうですよね~」と立てつつ、うまくやる事をおすすめいたします。

また、2液性の主剤である一斗缶は、中で分離している事が多く、いくら力任せに振り回しても混ざりません。
一度、全開けして撹拌した後、4kg缶に小分けして、その都度撹拌、さらに使用分だけ小分けにする事をおすすめいたします。

どうせやるなら、興味をもって考えながらやった方が面白いです。

サボるのと楽するのは、違います
メンテナンスと修理は違います。









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2019.11.26    カテゴリ:  ペンキ 

   重防食塗装試験

船舶は、海水、雨、寒暖差、紫外線などの厳しい環境の為、陸上構造物よりも防錆と防食の戦いです。

また、外部環境要因だけでなく、荷物から発生するガスによる腐食などもあります。
今回、ハッチ裏のつなぎ目ボルト部分の発錆(ガス腐食と水滴巻き込みなどによる)における重防食塗装
IMG_5784_201911261002000a4.jpg
ボルトはSUS、ナットは真鍮ですがねじ込み部分からの長年の侵食と発錆
ハッチの防水、水密性には問題ないですが、サビの落下でコンタミリスクがあります。
しかし、ここのサビ落としとなると、時間も手間もかかる作業です
IMG_5783_20191126100159d48.jpg
そこで、ここに使える塗料は、ないかと思案していたところ、中国塗料の方から試験塗装させてくださいと提案があり今回、三種類の塗料の試験塗装を行いました

条件としては、低研掃(ラフ)な状態での塗装。
食いつきがよく、扱いやすい塗料(できれば一液性)

用意されたのは、
中国塗料 ノバ5000バリアー(用途:タンク内補修用無溶剤エポキシ樹脂)
中国塗料 ノバ スーパーエコ(用途:低研掃補修用エポキシ重防食塗料)
某メーカー 非売品 (用途:バラストタンク、ハッチ等 重防食塗料 一液性)


IMG_5785_20191126100202c52.jpg
ノバ5000バリアーから塗っていきます。
ペンキとシリコンコーキングの中間くらいの粘度で塗りにくいのですがたっぷりつけても上から垂れてこないので
一気に膜厚がつく感じです
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ノバ スーパーエコは、従来のエポキシと同じ程度の粘度で塗りやすい分、膜厚つけるには重ね塗りが必要かなと思います
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最後に塗った某社の塗料もエポキシと同程度の粘度で膜厚をつけるには重ね塗りが必要ですが1液性と言う事で扱い安い利点があります。
IMG_5798_201911261002050e3.jpg

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硬化して防錆効果見るまで時間は、かかりますが、今回のサビ(浮きサビ含め)を封じ込める事を考えたらノバ5000バリアーが良さそうです。某社の1液性防食塗料が同等の効果ならエアレスも使用可能なのでありだと思います
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いくら良い塗料を使おうが、用法容量間違うと効果は発揮できません。
よくベテランが我流でやるのですが、硬化剤の調整
たくさん入れたからと言って早く固まる訳ではありません。
洗剤と一緒で指定容量の2倍入れたから汚れがよく落ちるとは、限らないのと一緒です(洗剤成分が残る)
カレーも一緒ですが、ベテラン主婦の特製カレー(一般販売のルーに一手間二手間かける)よりも、裏面通りに作ったカレーの方が、旨み成分が最大効果発揮できているんです。特製カレーも不味くはないんですが、雑味であったり、好みに起因したりします

製品の使い方、用法容量は我々より遥かに頭の良い人たちが、日夜何通りもの試験を繰り返し出した、最大効果の用法容量です。

防錆、防食の基本は、新造時の生まれと下地。その後の軽度の発錆の予防。
重労働の錆打ちも大切ですが清水潮流ししてあげるほうが、防錆効果は高いです。

肝心な部分は予算が許すならSUS仕様。

そして、可動、駆動に問題なければ、諦めも肝心です。
ただ、錆うちしていたら見つかる漏れや破口などもあるので定期的なメンテナンスの意味では波及効果があります。

しかし、ペン塗り禁止のバースも多く、仮バースが少ない船も多い(タンカーなど)、船には、検船で最上級のメンテナンスを求められ・・・いつ、どこでやるんだと言う現場の意見もチラホラ聞こえてきます。

ボロボロの老朽船もメンテナンスできている船も、口頭評価に優劣ついても用船料は一緒だったりします。

出光のVLCCが30年乗る為の1年目のメンテナンスと言う記事を見たときに、これは最小限のコストで長く乗る大事な事だと思いました。
内航船でも現在の鉄板と塗料の質考えると、そこそこやりっぱなしでも償却年数の14年はなんとかなるかもしれませんが、15年から20年までに堪航性に問題が発生し大きなお金がかかります。
そのまま20年超を迎えると、ここからは博打の世界で、もしかしたら、やりきって外売ゴール。運が悪けりゃ船が止まる。

世間では、SDGs(持続可能な開発目標)が言われている中、内航海運は大きく遅れているような気がします


CMP 中国塗料株式会社

2017.09.06    カテゴリ:  ペンキ 

   甲板(後半)は、サビとの戦い

現代の鉄鋼技術と塗料の技術により鉄板も錆びにくくなっています。
しかしながら、切断面や溶接・曲げなどの部分は、錆びやすく建造時の下地処理が重要になってきます。
造船所の評価は、性能や価格はもちろんですが、塗装仕上げが船主評価の重要な部分でもあります。

珍しく錆止めの事がニュースになっていたので調べてみました。
一液性の水性サビ転換剤は、船乗りをしていたらホントか?と?マークが付きそうですが一部では効果ありとの報告があります
ガードセプター101Pに関しては、値段も良いですが結果も良いようです。

このニュースが出る前にサビキラーと類似品のラストチェンジ(錆転換塗料) モノタロウの二種類を購入して船で実験をしようとしたところでした


染めQテクノロジィ 防さび剤工場、東南アジア進出









サビ止め効果はありませんが、サビを封じる(防水・空気遮断)意味では、FRP樹脂も効果的
また、パイプの補修や溶接が難しい部分への補修に使えます。マホウタイなどよりも割安

使用方法を簡単に書くと樹脂はノンパラを使用 硬化剤との比率は100(樹脂):1(硬化剤)
タッチアップで使うなら夏場100ccづつ 冬場で200cc程度 (一気に作ると後半固まる)
刷毛は、基本使い捨て。再利用するならアセトンで洗うと良い
用法はネットで調べれば詳しく載ってます


サビ取り剤




さんさんさんさん酸が効くもらい錆にはサンポール

サンダー掛けで白ペンに飛んだもらいサビなど簡単に落ちます


どんなに、いい塗料使うよりも、入港後の清水による塩分除去が一番防錆効果があり安上がり(清水代<ペンキ代)との考え方もあります(労力は金額に含まず)

真剣だと、知恵が出る。
中途半端だと、愚痴が出る。
いい加減だと、言い訳が出る。
~武田信玄~


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