2011.04.26 カテゴリ: ワッチサポート
BNWAS 船橋航海当直警報装置
BNWAS 船橋航海当直警報装置
(Bridge Navigational Watch Alarm System) 通称:居眠り防止装置
IMO第86回海上安全委員会で、2009年6月、1974年海上人命安全条約第V章19規則「航海装置及び航海機器の搭載要件」の改正を採択し、BNWASの装備を2011年より順次義務化が決定
対象船舶:全ての旅客船及び150GT以上の旅客船以外の船舶
適用時期:新造船 2011年7月1日~全ての新造旅客船・旅客船以外の新造船(150GT以上)
:既存船 2011 年7 月1 日以前の建造の船舶
・旅客船及び3000GT以上の船 :2012 年7 月1 日以降の最初の検査時
・500~3000GTの船 :2013 年7 月1 日以降の最初の検査時
・150~500GTの船 :2014 年7 月1 日以降の最初の検査時
■搭載する装置の種類■
・性能要件がSOLAS 条約で定めた要件を全て満足する装置を第一種BNWAS
・第一種BNWAS に比べ性能要件を緩和した装置を第二種BNWAS
■特別規定■
・2011 年7 月1日以前に建造された船舶については、主管庁の判断により、
BNWASの性能要件に完全に適合させることを免除することができる。
・BNWAS と類似の機器(注:IMO 決議による性能要件に完全には適合していないシステム)を
既に搭載している現存船に対する特別規定
(ワッチサポート等の居眠り防止装置を既に搭載している船についての特別規定)
・主管庁の判断によりと言うのが微妙なとこで、どのメーカーがOKでどのメーカーがダメとも未だに発表がありません。
・主管庁の判断が難しいのも解ります。既存の居眠り防止装置と言うのは、メーカーによって
スイッチ操作できるものできない物・性能・機能にバラつきがあり、どこで線引きをするのか?
特別規定免除条件。特別規定になる商品.メーカーの発表は未だにありません
(4/27現在)
その判断により大きくコストが違ってくるのが2011年7月1日前に建造された船舶であって、
2011年7月1日以降にBNWASを搭載する場合の船舶で
国際航海に従事する150GT以上の船舶・国際航海に従事しない500GT以上の船舶(500GT以上の内航船)
これらの船舶は現在居眠り防止等の装置を未設置で
2011年7月1日以降にBNWASを搭載する場合 第1種BNWASを搭載しなければなりません
ようするに既存船で500GT以上の居眠り防止装置を搭載していない船舶
第1種BNWASとはこちらをクリック→ASKAワッチサポートATK-1【第一種船橋航海当直警報装置】(参考:鶴洋商事)
第二種BNWASとは、一種BNWASに比べて性能要件を緩和した装置
二種も型式承認試験を受けた商品でなければなりません
と言う事で、わからない事は、プロに聞けと居眠り防止装置国内最大手、株式会社ASKAを訪問してみました

下関に本社がある株式会社ASKA 居眠り予防装置(ワッチサポート)販売取り付け実績NO1企業です(約900隻)
本船にも搭載されているASKA社製ワッチサポート(居眠り予防装置)

ASKA社内にあるワッチサポート 出荷前テスト室
ここで出荷前にセンサー角度や精度のチェックなどがされます。

チェック項目の中には、センサーにドライヤーを当て風で動作感知しないか確認もします
(他社製品で空調の風を動作感知した例があり)
センサー角度も重要でASKA社独自のノウハウと技術で当直中に急病で倒れた場合、センサーが作動します

ASKA社製品の居眠り防止装置には、電源は付いておりません。
エンジンの前進信号でスイッチオンになります。
7/1~義務化適用にも関わらず、未だ指針すら出ていない現状
法律を決める担当官は現場を一度見たら良いと思います。
安全の為の義務化と言うことをもう一度お考えください

まだ、主管庁の判断による、 BNWASの性能要件の免除基準が決まっていませんが、
二種BNWASの性能要件に「自動・手動を有する」とありますので、
発航前検査用にテストスイッチを付けなければいけないと言うことで本船に付けてもらいました
テキパキ作業で1時間もかからない設置でした
自動と言うのは、今までのように前進信号でスイッチオンです
手動と言うのは、発航前検査や検査官が動作しているか確認する為に
エンジン停止状態でも手動でワッチサポートの電源オンにできます。
どう操作しようとも航海中に電源OFFにはできません

ワッチサポートセンサーにも封印しました。
中には、マニアックな人がいるそうで、中身を見たい症候群にかられる人がいるそうです。
電源改造や不正な使用は事故の元です。
居眠り防止装置業界全体を見ると実際に電源改造や不適切な使用によるにそのような事故がありました。
警報音がうっとうしいと言う人もいますが、手を振りかざせばリセットです。
命と船舶・荷物の安全を天秤にかければうっとうしいと思いますか?
不正改造を思いつくことすらしません。

居眠り防止装置・予防装置との通称が先行していますが、当直者異常と言うのは居眠りに限りません。
ASKAのワッチサポートは船員の高齢化による当直者の異常(脳溢血、脳梗塞、心筋梗塞等など)の検知と
船内への異常の場合の周知の観点から考え
同時に居眠り防止としての効果も兼ね備えた装置であることも重要な点です。
実際にASKAのワッチサポートにより当直者異常[心筋梗塞]を検知し
当直者本人の命と船舶及び乗組員の安全が守られた例も数件あったそうです。
ヒザ丈より少し下に倒れても手の届く位置に
押せば居住区の2次警報が鳴る当直者異常ボタンがあります。
最悪、体調異常などまだ意識のある状況ならこれを押せば船内に異常を知らせることが
できます。船内電話などもありますが倒れて起き上がれない状況なら
コンソールには届きません。そう言った意味でも意識があれば最後のライフラインになります。

私の耳にも接岸中に心筋梗塞で倒れそのまま岸壁に衝突したなど
当直者[操船者]の突発的症状で船舶および人命に影響があった話しは
過去に聞いたことがあります。
当直者に病気や居眠り状態で警報解除できない場合
センサーが反応して4分後に操舵室の一次可視可聴警報
それでも警報解除しない場合、センサー反応5分後(1次警報の1分後)に居住区可聴警報が鳴ります

航海中、当直者以外の乗組員は、当直者に命を預けて休息をとります。
BNWAS 船橋航海当直警報装置の義務化に向けもちろん一人当直の実態調査は、国交省としてお済みですよね?
え?していない・・・
通常、行なわれている当直時間は
0時→4時(12→16)ゼロヨン 二等航海士【一等航海士】
4時→8時(16→20)ヨンパー 一等航海士【船長】
8時→12時(20→24)パーゼロ 三等航海士【二等航海士】【】は一人当直船の場合
内航船約5500隻のうち一人当直の船は約4000隻
499GT以下においては船長も入直するのがほとんどです。
これくらいは、知っていますよね?
え?知らない・・・
聞くは一時の恥じ聞かぬは一生の恥ですよ。
え?お前には聞きたくない・・・
わかりました。プライドもあるでしょうし私のような現場の低賃金労働者には聞きたくありませんよね。
それでは、運輸安全委員会に行ってしっかりと勉強してきてください
以上のように、2011年7月1日~義務化にも関わらず既に各メーカーの居眠り防止装置等を設置している船舶に
対する対応が決まっていない現状
これまで、海難事故を減らそうと、オペレーターや船主が主導となり自ら安全の為にコストを負担し設置してきた
居眠り防止装置に法律があとから追いついてきて、今までの装置は無効ね
では許されることではありません。
もしそうなれば各社オペ安全担当者が怒り狂って黙ってないですよ
各メーカーの性能・機能にばらつきがあり特別規定を決める側の難しさもあるかと思いますが
既存設置船にかんしては、ある程度平均的なとこでラインを引き
その規定に満たないメーカー商品でも例えば、足りない機能をプラスすることにより認めると
するべきではないでしょうか
それでも難しいなら既存設置船はオールOK ノープロブレムにすれば考える必要もありません
2011年7月1日まで時間がありません。早急に特別規定の規定・管海官庁が適当と認めるものを発表してください
遅れれば遅れるほど、船主もメーカーも振り回されコストアップにつながります。
私の口から今言えるのは、
500GT以上の居眠り防止装置を未搭載の内航船は、
7月1日までに第二種BNWASを設置してください。
適用猶予期間あるし、急がなくていいんじゃないの?と思われる方はそれでも構いませんが
7/1過ぎれば第一種BNWASを設置しなければならないことをお忘れなく(500GT以上の非搭載内航船)
型式承認試験がまだ通ってない第二種BNWAS相当品をこれから設置する際は、
各メーカーとご相談の元設置ください。
詳しいことは、
操船支援装置(居眠り防止・居眠り予防)ワッチサポート 約900隻設置
信頼と実績の(株)ASKAへお問い合わせください
また2011年5月19日(木)~21日(土)に開催される
バリシップ 2011 BARI-SHIP IMABARI MARITIME FAIRにも
鶴洋商事のブースにて、ワッチサポート(BNWAS)の型式承認版ATK-1,2のデモ機を展示するそうです
居眠り予防装置 ワッチサポートのASKAとのイメージを持たれる方がほとんどだと思いますが
実は、舶用電機、設置、修繕のプロフェッショナルでもあるんです
1Fの工場には、修繕で来ている舶用電機部品がずらりと並んでいました

今では、大手メーカーも嫌がるACB(エアーサーキットブレーカー)の修理
老朽船が増え、耐用年数を向かえ故障する船が増えているようで修理依頼が多いそうです

本船でもあったウインドラスモーターのマグネットスイッチの故障これも増えているそうです
(毎月のように修繕依頼があるようです)
スイッチ一つですが下手をすれば船を止めなければならなくなります。
そして本船もまた、恒例行事である故障
今度は雑用コンプレッサーの電源が入らないと言う事態
本船バラ積みなので雑用コンプレッサーがないと掃除になりません

5.5馬力 400L/分 100Lタンク メイドインチャイナ
5.6年前にヤフオクで新品を6万くらいで購入
激安で不安でしたが一応、まともにこれまで問題なく使えました
日本製の5馬力コンプレッサーだと30万以上はしますから激安です
コンプレッサー日立 コンプレッサー ベビコン 5馬力
やはり、マグネットスイッチ(中国製)かなと思い、日本製と交換しようと
開放して取り外しASKAの鷹野社長に見てもらうと、マグネットスイッチには異常がないとのこと

それでは、圧力スイッチだろうと言う事で社長自ら船に来て見てくれました

圧力スイッチを開放してみるとやはり、ストッパー部分が欠損してスイッチが飛んでいる状態
一分の圧力スイッチと交換すれば良いよと助言を頂き、有津船用品を通して探してもらっても
三分の圧力スイッチしかなく、どうしたものかと考えているうちに・・・
この欠損部分をどうにかしようとマイクロクランプを買ってきて挟んでみると
うまく稼働!しかし振動とスイッチの繰り返しですぐに外れる感じ
そこで、SUS針金でスイッチ養成ギブスを作ってみました
←ストッパー部分欠損の場所

意外にも問題なく動いています

舶用電機の修理も信頼と技術の(株)ASKAへどうぞ
(Bridge Navigational Watch Alarm System) 通称:居眠り防止装置
IMO第86回海上安全委員会で、2009年6月、1974年海上人命安全条約第V章19規則「航海装置及び航海機器の搭載要件」の改正を採択し、BNWASの装備を2011年より順次義務化が決定
対象船舶:全ての旅客船及び150GT以上の旅客船以外の船舶
適用時期:新造船 2011年7月1日~全ての新造旅客船・旅客船以外の新造船(150GT以上)
:既存船 2011 年7 月1 日以前の建造の船舶
・旅客船及び3000GT以上の船 :2012 年7 月1 日以降の最初の検査時
・500~3000GTの船 :2013 年7 月1 日以降の最初の検査時
・150~500GTの船 :2014 年7 月1 日以降の最初の検査時
■搭載する装置の種類■
・性能要件がSOLAS 条約で定めた要件を全て満足する装置を第一種BNWAS
・第一種BNWAS に比べ性能要件を緩和した装置を第二種BNWAS
■特別規定■
・2011 年7 月1日以前に建造された船舶については、主管庁の判断により、
BNWASの性能要件に完全に適合させることを免除することができる。
・BNWAS と類似の機器(注:IMO 決議による性能要件に完全には適合していないシステム)を
既に搭載している現存船に対する特別規定
(ワッチサポート等の居眠り防止装置を既に搭載している船についての特別規定)
・主管庁の判断によりと言うのが微妙なとこで、どのメーカーがOKでどのメーカーがダメとも未だに発表がありません。
・主管庁の判断が難しいのも解ります。既存の居眠り防止装置と言うのは、メーカーによって
スイッチ操作できるものできない物・性能・機能にバラつきがあり、どこで線引きをするのか?
特別規定免除条件。特別規定になる商品.メーカーの発表は未だにありません
(4/27現在)
その判断により大きくコストが違ってくるのが2011年7月1日前に建造された船舶であって、
2011年7月1日以降にBNWASを搭載する場合の船舶で
国際航海に従事する150GT以上の船舶・国際航海に従事しない500GT以上の船舶(500GT以上の内航船)
これらの船舶は現在居眠り防止等の装置を未設置で
2011年7月1日以降にBNWASを搭載する場合 第1種BNWASを搭載しなければなりません
ようするに既存船で500GT以上の居眠り防止装置を搭載していない船舶
第1種BNWASとはこちらをクリック→ASKAワッチサポートATK-1【第一種船橋航海当直警報装置】(参考:鶴洋商事)
第二種BNWASとは、一種BNWASに比べて性能要件を緩和した装置
二種も型式承認試験を受けた商品でなければなりません
と言う事で、わからない事は、プロに聞けと居眠り防止装置国内最大手、株式会社ASKAを訪問してみました

下関に本社がある株式会社ASKA 居眠り予防装置(ワッチサポート)販売取り付け実績NO1企業です(約900隻)
本船にも搭載されているASKA社製ワッチサポート(居眠り予防装置)

ASKA社内にあるワッチサポート 出荷前テスト室
ここで出荷前にセンサー角度や精度のチェックなどがされます。

チェック項目の中には、センサーにドライヤーを当て風で動作感知しないか確認もします
(他社製品で空調の風を動作感知した例があり)
センサー角度も重要でASKA社独自のノウハウと技術で当直中に急病で倒れた場合、センサーが作動します

ASKA社製品の居眠り防止装置には、電源は付いておりません。
エンジンの前進信号でスイッチオンになります。
7/1~義務化適用にも関わらず、未だ指針すら出ていない現状
法律を決める担当官は現場を一度見たら良いと思います。
安全の為の義務化と言うことをもう一度お考えください

まだ、主管庁の判断による、 BNWASの性能要件の免除基準が決まっていませんが、
二種BNWASの性能要件に「自動・手動を有する」とありますので、
発航前検査用にテストスイッチを付けなければいけないと言うことで本船に付けてもらいました
テキパキ作業で1時間もかからない設置でした
自動と言うのは、今までのように前進信号でスイッチオンです
手動と言うのは、発航前検査や検査官が動作しているか確認する為に
エンジン停止状態でも手動でワッチサポートの電源オンにできます。
どう操作しようとも航海中に電源OFFにはできません

ワッチサポートセンサーにも封印しました。
中には、マニアックな人がいるそうで、中身を見たい症候群にかられる人がいるそうです。
電源改造や不正な使用は事故の元です。
居眠り防止装置業界全体を見ると実際に電源改造や不適切な使用によるにそのような事故がありました。
警報音がうっとうしいと言う人もいますが、手を振りかざせばリセットです。
命と船舶・荷物の安全を天秤にかければうっとうしいと思いますか?
不正改造を思いつくことすらしません。

居眠り防止装置・予防装置との通称が先行していますが、当直者異常と言うのは居眠りに限りません。
ASKAのワッチサポートは船員の高齢化による当直者の異常(脳溢血、脳梗塞、心筋梗塞等など)の検知と
船内への異常の場合の周知の観点から考え
同時に居眠り防止としての効果も兼ね備えた装置であることも重要な点です。
実際にASKAのワッチサポートにより当直者異常[心筋梗塞]を検知し
当直者本人の命と船舶及び乗組員の安全が守られた例も数件あったそうです。
ヒザ丈より少し下に倒れても手の届く位置に
押せば居住区の2次警報が鳴る当直者異常ボタンがあります。
最悪、体調異常などまだ意識のある状況ならこれを押せば船内に異常を知らせることが
できます。船内電話などもありますが倒れて起き上がれない状況なら
コンソールには届きません。そう言った意味でも意識があれば最後のライフラインになります。

私の耳にも接岸中に心筋梗塞で倒れそのまま岸壁に衝突したなど
当直者[操船者]の突発的症状で船舶および人命に影響があった話しは
過去に聞いたことがあります。
当直者に病気や居眠り状態で警報解除できない場合
センサーが反応して4分後に操舵室の一次可視可聴警報
それでも警報解除しない場合、センサー反応5分後(1次警報の1分後)に居住区可聴警報が鳴ります

航海中、当直者以外の乗組員は、当直者に命を預けて休息をとります。
BNWAS 船橋航海当直警報装置の義務化に向けもちろん一人当直の実態調査は、国交省としてお済みですよね?
え?していない・・・
通常、行なわれている当直時間は
0時→4時(12→16)ゼロヨン 二等航海士【一等航海士】
4時→8時(16→20)ヨンパー 一等航海士【船長】
8時→12時(20→24)パーゼロ 三等航海士【二等航海士】【】は一人当直船の場合
内航船約5500隻のうち一人当直の船は約4000隻
499GT以下においては船長も入直するのがほとんどです。
これくらいは、知っていますよね?
え?知らない・・・
聞くは一時の恥じ聞かぬは一生の恥ですよ。
え?お前には聞きたくない・・・
わかりました。プライドもあるでしょうし私のような現場の低賃金労働者には聞きたくありませんよね。
それでは、運輸安全委員会に行ってしっかりと勉強してきてください
以上のように、2011年7月1日~義務化にも関わらず既に各メーカーの居眠り防止装置等を設置している船舶に
対する対応が決まっていない現状
これまで、海難事故を減らそうと、オペレーターや船主が主導となり自ら安全の為にコストを負担し設置してきた
居眠り防止装置に法律があとから追いついてきて、今までの装置は無効ね

もしそうなれば各社オペ安全担当者が怒り狂って黙ってないですよ
各メーカーの性能・機能にばらつきがあり特別規定を決める側の難しさもあるかと思いますが
既存設置船にかんしては、ある程度平均的なとこでラインを引き
その規定に満たないメーカー商品でも例えば、足りない機能をプラスすることにより認めると
するべきではないでしょうか
それでも難しいなら既存設置船はオールOK ノープロブレムにすれば考える必要もありません
2011年7月1日まで時間がありません。早急に特別規定の規定・管海官庁が適当と認めるものを発表してください
遅れれば遅れるほど、船主もメーカーも振り回されコストアップにつながります。
私の口から今言えるのは、
500GT以上の居眠り防止装置を未搭載の内航船は、
7月1日までに第二種BNWASを設置してください。
適用猶予期間あるし、急がなくていいんじゃないの?と思われる方はそれでも構いませんが
7/1過ぎれば第一種BNWASを設置しなければならないことをお忘れなく(500GT以上の非搭載内航船)
型式承認試験がまだ通ってない第二種BNWAS相当品をこれから設置する際は、
各メーカーとご相談の元設置ください。
詳しいことは、
操船支援装置(居眠り防止・居眠り予防)ワッチサポート 約900隻設置
信頼と実績の(株)ASKAへお問い合わせください
また2011年5月19日(木)~21日(土)に開催される
バリシップ 2011 BARI-SHIP IMABARI MARITIME FAIRにも
鶴洋商事のブースにて、ワッチサポート(BNWAS)の型式承認版ATK-1,2のデモ機を展示するそうです
居眠り予防装置 ワッチサポートのASKAとのイメージを持たれる方がほとんどだと思いますが
実は、舶用電機、設置、修繕のプロフェッショナルでもあるんです
1Fの工場には、修繕で来ている舶用電機部品がずらりと並んでいました

今では、大手メーカーも嫌がるACB(エアーサーキットブレーカー)の修理
老朽船が増え、耐用年数を向かえ故障する船が増えているようで修理依頼が多いそうです

本船でもあったウインドラスモーターのマグネットスイッチの故障これも増えているそうです
(毎月のように修繕依頼があるようです)
スイッチ一つですが下手をすれば船を止めなければならなくなります。
そして本船もまた、恒例行事である故障
今度は雑用コンプレッサーの電源が入らないと言う事態
本船バラ積みなので雑用コンプレッサーがないと掃除になりません

5.5馬力 400L/分 100Lタンク メイドインチャイナ
5.6年前にヤフオクで新品を6万くらいで購入
激安で不安でしたが一応、まともにこれまで問題なく使えました
日本製の5馬力コンプレッサーだと30万以上はしますから激安です
コンプレッサー日立 コンプレッサー ベビコン 5馬力
やはり、マグネットスイッチ(中国製)かなと思い、日本製と交換しようと
開放して取り外しASKAの鷹野社長に見てもらうと、マグネットスイッチには異常がないとのこと

それでは、圧力スイッチだろうと言う事で社長自ら船に来て見てくれました

圧力スイッチを開放してみるとやはり、ストッパー部分が欠損してスイッチが飛んでいる状態
一分の圧力スイッチと交換すれば良いよと助言を頂き、有津船用品を通して探してもらっても
三分の圧力スイッチしかなく、どうしたものかと考えているうちに・・・
この欠損部分をどうにかしようとマイクロクランプを買ってきて挟んでみると
うまく稼働!しかし振動とスイッチの繰り返しですぐに外れる感じ
そこで、SUS針金でスイッチ養成ギブスを作ってみました
←ストッパー部分欠損の場所

意外にも問題なく動いています

舶用電機の修理も信頼と技術の(株)ASKAへどうぞ
スポンサーサイト
2009.04.22 カテゴリ: ワッチサポート
居眠り予防装置 ワッチサポート
今回のドックで(株)ASKA製の操船支援装置[居眠り予防] ワッチサポートを設置しました。

ワッチサポート開発者(株)ASKAの鷹野氏が自ら設置及びレクチャーしていただき
開発秘話や業界動向・また舶用電気関係にも精通している鷹野氏のお話は
聞きごたえのあるものでした。

主機関の前進信号を入力して電源が「ON」になります。
前進信号[航海中]が入れば、途中でワッチサポートの電源は切れません。
このあたりが、設置実績800隻以上。主要オペ・造船所、指定商品の所以ですね。


コントロールパネル
居眠り状態の体制[コンソールにモタれて寝る・イスで寝る]及び当直者異常[操舵室で倒れるなど]
を感知して4分後に一次警報。

その1分後に居住区通路に2次警報

もう一つの特徴が、ヒザ丈より少し下に倒れても手の届く位置に
押せば居住区の2次警報が鳴る当直者異常ボタンがあります。

最悪、体調異常などまだ意識のある状況ならこれを押せば船内に異常を知らせることが
できます。船内電話などもありますが倒れて起き上がれない状況なら
コンソールには届きません。そう言った意味でも意識があれば最後のライフラインになります。

第一に商品ありきの製品ではなく、船員の高齢化による当直者の異常
(脳溢血、脳梗塞、心筋梗塞等など)の検知と船内への異常の場合の周知の観点から考え
同時に居眠り防止としての効果も兼ね備えた装置であること。
実際にASKAのワッチサポートにより当直者異常[心筋梗塞]を検知し
当直者本人の命と船舶及び乗組員の安全が守られた例も数件あったそうです。
私の耳にも接岸中に心筋梗塞で倒れそのまま岸壁に衝突したなど
当直者[操船者]の突発的症状で船舶および人命に影響があった話しは
過去に聞いたことがあります。
安全に対する機器類はオペレーターの指導により義務化の場合もあります。
コスト云々もありますが、義務だから付けるのではなく
安全をお金で買うじゃないですが、わずかな投資で海難事故を
防ぐ環境を作っておくと言うことは、大切なことであり、オペレーターやオーナーの
安全義務とも言えると思います。
今後、数年内にSOLAS条約においても150GT~5000GTの船に搭載義務が有力視されています。
搭載義務になって設置も一つの考えかもしれません。
しかしそれでは、あの時付けておけば・・・となる可能性期間は発生します。
現状を言うと海難事故=首切りにもつながります。
以前、私の知り合いのオーナーさんに不稼働保険には入っていた方がいいよと
助言したところ、うちは、まだ新造だし、もう少し古くなってからとの返答
その後、港内で外船と接触、約2週間の修繕となり
あの時、入っておけばと言っていました。
これでは、機会損失ですね。
■機会損失とは
ある決定または行動が最善でない場合に、最善の決定、行動をした場合との差をいう。
これを踏まえ、安全を機会損失の観点から考えると
設置を単なる義務だからと言う考えはなくなると思います。
オーナーやオペレーターは、現場の船員が、安心して仕事のできる環境を
用意してあげると言うのは、必要であり義務でもます。
安全機器類のそろっていない船とそろっている船、
給料変わらないならあなたは、どちらに乗りますか?
安全機器や省エネ製品に対する補助の出ているオペレータや荷主もあります。
大変大切な取り組みですね。
安全を唱えるだけでコストや責任はオーナーに丸投げでは
優良企業とは言えません。そして、安全や省エネに対する取り組みを
評価してあげる環境づくりが人を伸ばし、また安全レベルの向上にもつながります。
もちろん、最後はマンパワーであり安全の本質は人[船員]にあります
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
【山本五十六】
現在、ドック出し3日目ですが、正常に作動しています。
操船支援装置(居眠り防止・居眠り予防)は800隻以上設置[平成21年4月現在]の信頼と実績の
(株)ASKAのワッチサポートをどうぞ


ワッチサポートのカタログダウンロードはこちらから→カタログ
お問い合せは、(株)ASKAのホームページからどうぞ

ワッチサポート開発者(株)ASKAの鷹野氏が自ら設置及びレクチャーしていただき
開発秘話や業界動向・また舶用電気関係にも精通している鷹野氏のお話は
聞きごたえのあるものでした。

主機関の前進信号を入力して電源が「ON」になります。
前進信号[航海中]が入れば、途中でワッチサポートの電源は切れません。
このあたりが、設置実績800隻以上。主要オペ・造船所、指定商品の所以ですね。


コントロールパネル
居眠り状態の体制[コンソールにモタれて寝る・イスで寝る]及び当直者異常[操舵室で倒れるなど]
を感知して4分後に一次警報。

その1分後に居住区通路に2次警報

もう一つの特徴が、ヒザ丈より少し下に倒れても手の届く位置に
押せば居住区の2次警報が鳴る当直者異常ボタンがあります。

最悪、体調異常などまだ意識のある状況ならこれを押せば船内に異常を知らせることが
できます。船内電話などもありますが倒れて起き上がれない状況なら
コンソールには届きません。そう言った意味でも意識があれば最後のライフラインになります。

第一に商品ありきの製品ではなく、船員の高齢化による当直者の異常
(脳溢血、脳梗塞、心筋梗塞等など)の検知と船内への異常の場合の周知の観点から考え
同時に居眠り防止としての効果も兼ね備えた装置であること。
実際にASKAのワッチサポートにより当直者異常[心筋梗塞]を検知し
当直者本人の命と船舶及び乗組員の安全が守られた例も数件あったそうです。
私の耳にも接岸中に心筋梗塞で倒れそのまま岸壁に衝突したなど
当直者[操船者]の突発的症状で船舶および人命に影響があった話しは
過去に聞いたことがあります。
安全に対する機器類はオペレーターの指導により義務化の場合もあります。
コスト云々もありますが、義務だから付けるのではなく
安全をお金で買うじゃないですが、わずかな投資で海難事故を
防ぐ環境を作っておくと言うことは、大切なことであり、オペレーターやオーナーの
安全義務とも言えると思います。
今後、数年内にSOLAS条約においても150GT~5000GTの船に搭載義務が有力視されています。
搭載義務になって設置も一つの考えかもしれません。
しかしそれでは、あの時付けておけば・・・となる可能性期間は発生します。
現状を言うと海難事故=首切りにもつながります。
以前、私の知り合いのオーナーさんに不稼働保険には入っていた方がいいよと
助言したところ、うちは、まだ新造だし、もう少し古くなってからとの返答
その後、港内で外船と接触、約2週間の修繕となり
あの時、入っておけばと言っていました。
これでは、機会損失ですね。
■機会損失とは
ある決定または行動が最善でない場合に、最善の決定、行動をした場合との差をいう。
これを踏まえ、安全を機会損失の観点から考えると
設置を単なる義務だからと言う考えはなくなると思います。
オーナーやオペレーターは、現場の船員が、安心して仕事のできる環境を
用意してあげると言うのは、必要であり義務でもます。
安全機器類のそろっていない船とそろっている船、
給料変わらないならあなたは、どちらに乗りますか?
安全機器や省エネ製品に対する補助の出ているオペレータや荷主もあります。
大変大切な取り組みですね。
安全を唱えるだけでコストや責任はオーナーに丸投げでは
優良企業とは言えません。そして、安全や省エネに対する取り組みを
評価してあげる環境づくりが人を伸ばし、また安全レベルの向上にもつながります。
もちろん、最後はマンパワーであり安全の本質は人[船員]にあります
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
【山本五十六】
現在、ドック出し3日目ですが、正常に作動しています。
操船支援装置(居眠り防止・居眠り予防)は800隻以上設置[平成21年4月現在]の信頼と実績の
(株)ASKAのワッチサポートをどうぞ


ワッチサポートのカタログダウンロードはこちらから→カタログ
お問い合せは、(株)ASKAのホームページからどうぞ