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このページのリスト2021.02.25 カテゴリ: 船乗りが考える家づくり
【LIVE配信】 第5回 再生可能エネルギー等に関する規制等の総点検タスクフォース
河野太郎規制改革担当大臣が、2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする政府目標に向け、
再生可能エネルギーの規制を総点検するタスクフォースを設置していますが、昨日行ったWEB会議で国交省が完膚なきまでに打ち砕かれる状況でした。
なぜ国交省は「できない言い訳」を並べるばかりで、省エネを熱心に進めないのか?
驚くほど新しい家造りを勉強しない「キリの作り手」を国交省は守ろうとしているのでは? (前真之 准教授)
※キリの作り手とは、ピンキリのキリ(ダメな方)
それでは、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 前真之 准教授 のスピーチをご覧ください(37分30秒あたりから)
資料
①https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/conference/energy/20210224/210224energy5-1.pdf
②https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/conference/energy/20210224/210224energy5-2.pdf
③https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/conference/energy/20210224/210224energy5-3.pdf
④https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/conference/energy/20210224/210224energy5-4.pdf
河野大臣の最後の言葉を聞くと、今後国交省、エネルギー施策を含め住宅業界が大きく変わる事に期待が持てます(1:56あたり~)
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、性能も値段も質(レベル)もピンキリの状態で、よく調べ抜かないと
良い家づくりにたどり着かないのが住宅業界です。
日本の窓に関しては、世界基準から大きく遅れているアルミサッシ、ペアガラスが主流です。
私が以前住んでたマンションは2008年竣工のマンションでしたが
アルミサッシの単板ガラスで冬は結露とコールドドラフトがすごかったです。
持ち家か賃貸かの議論(正解はない)は置いといて、家を持つ(作る、買う)のは家族形態の変化(結婚や出産)などをきっかけに
比較的突然訪れ、よくわからないけど、こんなものかなと数千万の契約をしてしまう人が多いと思います。
これから作る人は、よく調べて家づくりしてください。私は、マンション暮らしも別に問題ないと思ってた時期に
急に妻から「この土地どう思う?」と言われ、家づくりがスタート約2年9社目でようやく出会えました。
最初は、性能や耐震なんて今時のHM、工務店なら大丈夫だろうと思い。気にもせず
間取り重視だった記憶です。途中で住宅の省エネ(性能)の重要性に気づき今では、即決しなくてよかったと思っています。
最近では、住宅性能についてYouTubeや住宅系ブログ、インスタ、ツイッターなどたくさんの有益な情報もあります。
あまり調べすぎると住宅迷子になりますが、調べると面白い世界だと思います。
どこまで目指すかは、各家庭の事情、地域(気候、立地)にもよると思いますので最適な性能を目指したら良いと思います。
必ずどの地域にも高性能住宅を建てれるスーパー工務店と言われている工務店があります。
ハウスメーカーで建てる予算があれば高性能住宅が建てれます。
どうしても大手ハウスメーカーじゃないと安心できない人は、一条工務店に行ってください。
住宅性能は担保されています。外観や内装は、好み分かれると思いますが・・・
性能についてよくわからない人は、校区や立地の良いマンションの中層階中部屋を選んでください。
上下左右の部屋が断熱材となります。
角部屋、最上階は、コンクリートの蓄熱で夏暑く冬寒いです(中層階中部屋に比べ)
インナーサッシ、ハニカムブラインドなどで窓の性能上げれば尚ヨシです。
また、家族形態の変化(子供が大きくなる)によって転売しやすいのもマンションのメリットです。
もう既に家を建ててしまっている人は、将来的に断熱改修と言う方法があります。
家全体を断熱改修しなくても、寝室~トイレ~浴室さえしておけば、コストも安上がりに老後のヒートショック対策は安心です。
我が家のこの冬は、連続24時間暖房 設定温度19度で全部屋21-22度を保ち
オール電化で電気代1万円いくかいかないかくらいです。
21度だと寒いイメージですが足元も頭付近もすべて同じ温度なので暑くもなく寒くもない心地良い室温。
これが断熱性能悪い家だと24時間連続暖房すると、電気代が大変な事になり、また19度の暖房じゃ暖房が効かないとなります。
変な表現ですが 夏 暑くなく 冬 寒くない家です。
【 性能 】
実測C値:0.2 Q値:0.8 Ua値:0.227 年間暖房需要:12.08kWh/㎡a(ドイツのパッシブ認定基準)
【 断熱仕様 】
屋根:ロックウール60K 300mm
壁:ロックウール60K 100mm (充填)、EPS特号相当 100mm(付加)
基礎または床:EPS特号 75mm 基礎立上り:EPS特号 100mm
窓:トリプルガラス木製 UNILUX トリプルガラス樹脂 UNILUX
玄関ドア:高性能木製玄関ドア
【 設備仕様 】
冷・暖房:アメニティビルドイン型エアコン(10畳用1台)
給湯:エコキュート
換気:第一種熱交換型換気システム(スティーベル)
外気清浄機(トルネックス)
オール電化
その他再生可能エネルギーなど:太陽光発電 5.88kw、外付ブラインド
これを住宅関係者に見せたら、愛媛でそれは、やりすぎでしょう。北海道じゃあるまいし・・・と言われます
でも、うちを建てた工務店社長に言わせると、この仕様まで性能上げればドイツのパッシブ認定取れる地域なのに
何で皆やらないの?と言います。
そして、松山でクラブ活動中にウクライナの女の子が言ってました。
「愛媛のおうちは、寒いです」と・・・
そうなんです。温暖な四国愛媛の冬は、当たり前に寒いのです。
だから、ヒートショックで死ぬ人が多いのが西日本なんです。
北海道は、そもそも断熱強化してないと普通に凍死します。
お医者さんに三井ホームで建てる人が多いのは、高級住宅を建てれると言う事よりも全館空調があるからなんです。
お医者さんは知っているんです。ヒートショックがヤバイ事を
そして、最近は、そのお医者さんが高気密高断熱の高性能住宅を建てれるスーパー工務店にシフトし始めているのも一つの流れです。
禁酒生活3日目
再生可能エネルギーの規制を総点検するタスクフォースを設置していますが、昨日行ったWEB会議で国交省が完膚なきまでに打ち砕かれる状況でした。
なぜ国交省は「できない言い訳」を並べるばかりで、省エネを熱心に進めないのか?
驚くほど新しい家造りを勉強しない「キリの作り手」を国交省は守ろうとしているのでは? (前真之 准教授)
※キリの作り手とは、ピンキリのキリ(ダメな方)
それでは、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻 前真之 准教授 のスピーチをご覧ください(37分30秒あたりから)
資料
①https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/conference/energy/20210224/210224energy5-1.pdf
②https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/conference/energy/20210224/210224energy5-2.pdf
③https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/conference/energy/20210224/210224energy5-3.pdf
④https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/conference/energy/20210224/210224energy5-4.pdf
河野大臣の最後の言葉を聞くと、今後国交省、エネルギー施策を含め住宅業界が大きく変わる事に期待が持てます(1:56あたり~)
大手ハウスメーカーから地場の工務店まで、性能も値段も質(レベル)もピンキリの状態で、よく調べ抜かないと
良い家づくりにたどり着かないのが住宅業界です。
日本の窓に関しては、世界基準から大きく遅れているアルミサッシ、ペアガラスが主流です。
私が以前住んでたマンションは2008年竣工のマンションでしたが
アルミサッシの単板ガラスで冬は結露とコールドドラフトがすごかったです。
持ち家か賃貸かの議論(正解はない)は置いといて、家を持つ(作る、買う)のは家族形態の変化(結婚や出産)などをきっかけに
比較的突然訪れ、よくわからないけど、こんなものかなと数千万の契約をしてしまう人が多いと思います。
これから作る人は、よく調べて家づくりしてください。私は、マンション暮らしも別に問題ないと思ってた時期に
急に妻から「この土地どう思う?」と言われ、家づくりがスタート約2年9社目でようやく出会えました。
最初は、性能や耐震なんて今時のHM、工務店なら大丈夫だろうと思い。気にもせず
間取り重視だった記憶です。途中で住宅の省エネ(性能)の重要性に気づき今では、即決しなくてよかったと思っています。
最近では、住宅性能についてYouTubeや住宅系ブログ、インスタ、ツイッターなどたくさんの有益な情報もあります。
あまり調べすぎると住宅迷子になりますが、調べると面白い世界だと思います。
どこまで目指すかは、各家庭の事情、地域(気候、立地)にもよると思いますので最適な性能を目指したら良いと思います。
必ずどの地域にも高性能住宅を建てれるスーパー工務店と言われている工務店があります。
ハウスメーカーで建てる予算があれば高性能住宅が建てれます。
どうしても大手ハウスメーカーじゃないと安心できない人は、一条工務店に行ってください。
住宅性能は担保されています。外観や内装は、好み分かれると思いますが・・・
性能についてよくわからない人は、校区や立地の良いマンションの中層階中部屋を選んでください。
上下左右の部屋が断熱材となります。
角部屋、最上階は、コンクリートの蓄熱で夏暑く冬寒いです(中層階中部屋に比べ)
インナーサッシ、ハニカムブラインドなどで窓の性能上げれば尚ヨシです。
また、家族形態の変化(子供が大きくなる)によって転売しやすいのもマンションのメリットです。
もう既に家を建ててしまっている人は、将来的に断熱改修と言う方法があります。
家全体を断熱改修しなくても、寝室~トイレ~浴室さえしておけば、コストも安上がりに老後のヒートショック対策は安心です。
我が家のこの冬は、連続24時間暖房 設定温度19度で全部屋21-22度を保ち
オール電化で電気代1万円いくかいかないかくらいです。
21度だと寒いイメージですが足元も頭付近もすべて同じ温度なので暑くもなく寒くもない心地良い室温。
これが断熱性能悪い家だと24時間連続暖房すると、電気代が大変な事になり、また19度の暖房じゃ暖房が効かないとなります。
変な表現ですが 夏 暑くなく 冬 寒くない家です。
【 性能 】
実測C値:0.2 Q値:0.8 Ua値:0.227 年間暖房需要:12.08kWh/㎡a(ドイツのパッシブ認定基準)
【 断熱仕様 】
屋根:ロックウール60K 300mm
壁:ロックウール60K 100mm (充填)、EPS特号相当 100mm(付加)
基礎または床:EPS特号 75mm 基礎立上り:EPS特号 100mm
窓:トリプルガラス木製 UNILUX トリプルガラス樹脂 UNILUX
玄関ドア:高性能木製玄関ドア
【 設備仕様 】
冷・暖房:アメニティビルドイン型エアコン(10畳用1台)
給湯:エコキュート
換気:第一種熱交換型換気システム(スティーベル)
外気清浄機(トルネックス)
オール電化
その他再生可能エネルギーなど:太陽光発電 5.88kw、外付ブラインド
これを住宅関係者に見せたら、愛媛でそれは、やりすぎでしょう。北海道じゃあるまいし・・・と言われます
でも、うちを建てた工務店社長に言わせると、この仕様まで性能上げればドイツのパッシブ認定取れる地域なのに
何で皆やらないの?と言います。
そして、松山でクラブ活動中にウクライナの女の子が言ってました。
「愛媛のおうちは、寒いです」と・・・
そうなんです。温暖な四国愛媛の冬は、当たり前に寒いのです。
だから、ヒートショックで死ぬ人が多いのが西日本なんです。
北海道は、そもそも断熱強化してないと普通に凍死します。
お医者さんに三井ホームで建てる人が多いのは、高級住宅を建てれると言う事よりも全館空調があるからなんです。
お医者さんは知っているんです。ヒートショックがヤバイ事を
そして、最近は、そのお医者さんが高気密高断熱の高性能住宅を建てれるスーパー工務店にシフトし始めているのも一つの流れです。
禁酒生活3日目
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2021.02.15 カテゴリ: 船乗りが考える家づくり
舶用エアコンについての一考察
先日、7年目に入った進宝丸の各居室エアコンを換装しました。
ボートデッキハウス側に二段置きに室外機6台設置しているうちの中段3台を交換しました。
この3台は居室6部屋分のマルチエアコン 室外機1台で2台の室内機。


壊れてはいないのですが、室外機底板がボロボロで底抜けが時間の問題。
底抜け三兄弟



この船は、バラ積み船なので積み荷、揚げ荷後は、ほぼ毎航海、高圧清水洗い(ハウス周り)をしています。
ですので除塩は、比較的行っている方だと思いますが、中段だけ、ボロボロです。
下段と操舵室用エアコンの底板は、まだキレイ。
操舵室背面の室外機

まだまだキレイです

ボートデッキは、潮風を巻きます。中段に置くことで常に潮風に当たっている状態だったと推察できます。
室外機室を作る船もいますが、私個人の考えでは、そのスペースを居室にして育成の事を考えた方が良いのではと考えます。
また熱原理からいっても空冷の室外機を室内に置いて強制ファンで空冷することは効率が悪いのではないかと考えます。
当初、室外機の底板を交換できる話を聞き、メーカーに見てもらったところ、技術的には可能だが
これだけ錆びていると、交換の手間を考えたら換装くらいの費用がかかるとの事でした。
次に、室外機だけの交換を問い合わせたところ、モデルチェンジが2-3年サイクルで行われており、同じタイプが残ってないとの事
また、新機種と旧機種の互換ができないとの事で昨年9月のドックでの修理は諦め、この冬を迎える事となりました。
そして、そこへ、今治エールプロジェクト内航船員労働環境対策事業費補助金が使えるとわかり
船員の居住環境改善に資する設備の導入等に係る経費・各部屋で温度調整が可能な空調機の設置又は取替えに要する経費
今回、換装となりました。


旧室外機とサイズが変わっています

耐重塩害仕様です

塩害仕様には「耐塩害仕様」と「耐重塩害仕様」がありますが室外機の塗装だけでなく、基盤等も塩害対策になっているとの事ですが
金額は、通常品にくらべ倍くらい違います。
ただ、陸の海風とちがい、海上なので何らかの対策をしないと製品寿命が縮みます。
潮風の直風(巻き込み風も含め)があたりにくい地べたに設置する。
可能な限り、再塗装して防錆するなど対策が必要です。
底板を制するものがエアコンを制すると言っても過言ではありません

ここで舶用エアコンについて考えてみましょう
まず、舶用エアコンには、海水冷却を使ったパッケージ型エアコン(全館空調)、各居室で温度調整ができる空冷式のビルエアコン、家庭用エアコン(マルチ)を利用した各居室エアコンがあります。
それぞれ、メリットデメリットがあり総合的に選択するのが賢明だと思います。
パッケージ型エアコン
〇メリット
・基本的には標準仕様
・空気も強制的に循環される
・ガス抜けなど中長期での故障はあるが、基本的には壊れにくい
・トイレ、廊下、脱衣所なども冷暖房が効く
■デメリット
・夏寒く(冷えすぎ)冬暑い(効きすぎ)
・各部屋で調整できず、ダクトの距離、階数によって温度差がある
・換装の際には大規模な修繕費がかかる
・海水冷却なので定期的な掃除が必要
・強制循環なので匂いも循環する
ビルエアコン
〇メリット
・室外機1台で各居室など温度調整ができる
・200Vが使え、合計消費電力を抑えられる(停泊時の電力負荷)
■デメリット
・室外機が壊れると、全部使えない
・室外機の塩害リスク
・個別交換ができるモデルなら良いが換装となると多額な費用がかかる
・換気計画(経路)がないと空気が循環しない(CO2濃度上昇)
家庭用エアコン(マルチ)
〇メリット
・マルチだと200Vが使え、合計消費電力を抑えられる(停泊時の電力負荷)
・各居室で温度調整ができる
・ビルエアコンに比べ費用が抑えられる
■デメリット
・家電なので5-10年で交換・故障リスクがある
・1:1エアコンにすると停泊時の電力が足りない可能性がある
・壊れる前に室外機の塩害リスクがある(底板抜け)
・廊下、トイレ、脱衣所などに温度死角ができる
・換気計画(経路)をしないと空気が循環しない(CO2濃度上昇)
私が考えるハイブリッド舶用エアコン
空調室に家庭用エアコン&ファンをインバーター制御

〇メリット
・春や秋など冷房を付けると寒い時期 ただ送風だと暑い時期に緩やかな冷房ができる
・パッケージエアコンの故障と言えば、ガス抜けで、ファンが壊れる事は、ほとんどない。ガス抜けでエアコンが効かない時にバックアップとなる。
■デメリット
・冷房1台分追加費用がかかる
※注意点
・空調室壁面の断熱は強化する
・室外給気にはフィルターを付ける(第八三鳳丸 三鳳汽船 参考)

市販のエアフィルター

住宅関係は、最近進化していて、床下エアコンや階間エアコン、小屋裏エアコン、アメニティエアコンなど
普通の家庭用エアコンを利用した全館空調の世界になっています。
我が家も10畳用のアメニティエアコン1台 24時間運転で冬場は暖房19度設定で室温21-23度くらいを保っています。
夏場は冷房28度で全館冷房。 電気代はオール電化で真冬で1万いくかいかないか
住宅の話をすると長くなるのでここまで
もし、これから家を作る人がいましたら、住宅の勉強は必須です。
そして温暖な西日本ほど、ヒートショックが多いのが現実。
愛媛の冬は(家の中)寒いですと、ウクライナ人の女の子が言ってました。
日本の家で「交通事故の4倍以上」人が亡くなる恐ろしい理由
ボートデッキハウス側に二段置きに室外機6台設置しているうちの中段3台を交換しました。
この3台は居室6部屋分のマルチエアコン 室外機1台で2台の室内機。


壊れてはいないのですが、室外機底板がボロボロで底抜けが時間の問題。
底抜け三兄弟



この船は、バラ積み船なので積み荷、揚げ荷後は、ほぼ毎航海、高圧清水洗い(ハウス周り)をしています。
ですので除塩は、比較的行っている方だと思いますが、中段だけ、ボロボロです。
下段と操舵室用エアコンの底板は、まだキレイ。
操舵室背面の室外機

まだまだキレイです

ボートデッキは、潮風を巻きます。中段に置くことで常に潮風に当たっている状態だったと推察できます。
室外機室を作る船もいますが、私個人の考えでは、そのスペースを居室にして育成の事を考えた方が良いのではと考えます。
また熱原理からいっても空冷の室外機を室内に置いて強制ファンで空冷することは効率が悪いのではないかと考えます。
当初、室外機の底板を交換できる話を聞き、メーカーに見てもらったところ、技術的には可能だが
これだけ錆びていると、交換の手間を考えたら換装くらいの費用がかかるとの事でした。
次に、室外機だけの交換を問い合わせたところ、モデルチェンジが2-3年サイクルで行われており、同じタイプが残ってないとの事
また、新機種と旧機種の互換ができないとの事で昨年9月のドックでの修理は諦め、この冬を迎える事となりました。
そして、そこへ、今治エールプロジェクト内航船員労働環境対策事業費補助金が使えるとわかり
船員の居住環境改善に資する設備の導入等に係る経費・各部屋で温度調整が可能な空調機の設置又は取替えに要する経費
今回、換装となりました。


旧室外機とサイズが変わっています

耐重塩害仕様です

塩害仕様には「耐塩害仕様」と「耐重塩害仕様」がありますが室外機の塗装だけでなく、基盤等も塩害対策になっているとの事ですが
金額は、通常品にくらべ倍くらい違います。
ただ、陸の海風とちがい、海上なので何らかの対策をしないと製品寿命が縮みます。
潮風の直風(巻き込み風も含め)があたりにくい地べたに設置する。
可能な限り、再塗装して防錆するなど対策が必要です。
底板を制するものがエアコンを制すると言っても過言ではありません

ここで舶用エアコンについて考えてみましょう
まず、舶用エアコンには、海水冷却を使ったパッケージ型エアコン(全館空調)、各居室で温度調整ができる空冷式のビルエアコン、家庭用エアコン(マルチ)を利用した各居室エアコンがあります。
それぞれ、メリットデメリットがあり総合的に選択するのが賢明だと思います。
パッケージ型エアコン
〇メリット
・基本的には標準仕様
・空気も強制的に循環される
・ガス抜けなど中長期での故障はあるが、基本的には壊れにくい
・トイレ、廊下、脱衣所なども冷暖房が効く
■デメリット
・夏寒く(冷えすぎ)冬暑い(効きすぎ)
・各部屋で調整できず、ダクトの距離、階数によって温度差がある
・換装の際には大規模な修繕費がかかる
・海水冷却なので定期的な掃除が必要
・強制循環なので匂いも循環する
ビルエアコン
〇メリット
・室外機1台で各居室など温度調整ができる
・200Vが使え、合計消費電力を抑えられる(停泊時の電力負荷)
■デメリット
・室外機が壊れると、全部使えない
・室外機の塩害リスク
・個別交換ができるモデルなら良いが換装となると多額な費用がかかる
・換気計画(経路)がないと空気が循環しない(CO2濃度上昇)
家庭用エアコン(マルチ)
〇メリット
・マルチだと200Vが使え、合計消費電力を抑えられる(停泊時の電力負荷)
・各居室で温度調整ができる
・ビルエアコンに比べ費用が抑えられる
■デメリット
・家電なので5-10年で交換・故障リスクがある
・1:1エアコンにすると停泊時の電力が足りない可能性がある
・壊れる前に室外機の塩害リスクがある(底板抜け)
・廊下、トイレ、脱衣所などに温度死角ができる
・換気計画(経路)をしないと空気が循環しない(CO2濃度上昇)
私が考えるハイブリッド舶用エアコン
空調室に家庭用エアコン&ファンをインバーター制御

〇メリット
・春や秋など冷房を付けると寒い時期 ただ送風だと暑い時期に緩やかな冷房ができる
・パッケージエアコンの故障と言えば、ガス抜けで、ファンが壊れる事は、ほとんどない。ガス抜けでエアコンが効かない時にバックアップとなる。
■デメリット
・冷房1台分追加費用がかかる
※注意点
・空調室壁面の断熱は強化する
・室外給気にはフィルターを付ける(第八三鳳丸 三鳳汽船 参考)

市販のエアフィルター

住宅関係は、最近進化していて、床下エアコンや階間エアコン、小屋裏エアコン、アメニティエアコンなど
普通の家庭用エアコンを利用した全館空調の世界になっています。
我が家も10畳用のアメニティエアコン1台 24時間運転で冬場は暖房19度設定で室温21-23度くらいを保っています。
夏場は冷房28度で全館冷房。 電気代はオール電化で真冬で1万いくかいかないか
住宅の話をすると長くなるのでここまで
もし、これから家を作る人がいましたら、住宅の勉強は必須です。
そして温暖な西日本ほど、ヒートショックが多いのが現実。
愛媛の冬は(家の中)寒いですと、ウクライナ人の女の子が言ってました。
日本の家で「交通事故の4倍以上」人が亡くなる恐ろしい理由
2019.03.13 カテゴリ: 船乗りが考える家づくり
パッシブハウス・ジャパン エコハウス・アワード2019
パッシブハウス・ジャパン主催のエコハウスアワード「パッシブハウス部門」に快適で最適な我が家がノミネートされました(3月20日発表)
賞を目指して作ったわけではなく、快適で最適な自分が住みたい家を作っただけですが、このクラスの作品に肩を並べている事自体が自分にとって勲章であり、この家に関わった、アーキテクト工房Pure、設計のプラン・リーブルはじめ大工の高田さん親子、施工に関わった多くの業者さんの腕と施工能力の高さ故のノミネートだと思っております。
快適で最適な間取りは、どこにも負けてない自負(自己満足)がありますが、強敵は同じ四国の屋島の家になるのではないかと思っています。ただ、6作品のうち5作品は、パッシブ認定申請中で我が家だけ申請してないのがマイナスポイントかも・・・
(パッシブ認定を取得するのには、パッシブ基準をクリアする性能ももちろんですが、70万ほど申請料がかかります)
エコハウスアワード2019 ノミネート作品

滝の宮町の家

日本はいつまで"寒い家"を押し付けるのか
~健康への悪影響が分かっているのに~
----------------------------
子ども達の未来に豊かな暮らしを
健康に過ごせる、豊かな感性を育む、自然の恵みを生かしてエコに暮らす。
アーキテクト工房Pure
----------------------------
賞を目指して作ったわけではなく、快適で最適な自分が住みたい家を作っただけですが、このクラスの作品に肩を並べている事自体が自分にとって勲章であり、この家に関わった、アーキテクト工房Pure、設計のプラン・リーブルはじめ大工の高田さん親子、施工に関わった多くの業者さんの腕と施工能力の高さ故のノミネートだと思っております。
快適で最適な間取りは、どこにも負けてない自負(自己満足)がありますが、強敵は同じ四国の屋島の家になるのではないかと思っています。ただ、6作品のうち5作品は、パッシブ認定申請中で我が家だけ申請してないのがマイナスポイントかも・・・
(パッシブ認定を取得するのには、パッシブ基準をクリアする性能ももちろんですが、70万ほど申請料がかかります)
エコハウスアワード2019 ノミネート作品

滝の宮町の家

日本はいつまで"寒い家"を押し付けるのか
~健康への悪影響が分かっているのに~
----------------------------
子ども達の未来に豊かな暮らしを
健康に過ごせる、豊かな感性を育む、自然の恵みを生かしてエコに暮らす。
アーキテクト工房Pure
----------------------------
2018.10.24 カテゴリ: 船乗りが考える家づくり
温熱バリアフリー しあわせなエコハウス
2016年前厄の年明けと伴に、始まった新築計画。大手ハウスメーカーからスタートし、
9社目でたどり着いたスーパー工務店 アーキテクト工房ピュア
昨年11/28に土を耕して(起工)から318日目の10/11にようやく我が家が完成しました。

温熱設計・施工:アーキテクト工房ピュア 設計:プラン・リーブル 高岡氏
★仕様★
超高気密超高断熱 パッシブ認定クラス 耐震等級3
屋根断熱 ロックウール300mm 外壁付加断熱 200mm 基礎断熱 立上り100mm 基礎床 75mm
Q値 0.8 Ua値 0.227 C値 0.21
年間暖房負荷 14.16kWh/㎡(パッシブ基準 15以下) 年間冷房負荷 13.12kWh/㎡(パッシブ基準 15以下)
窓 UNILUX トリプル木製アルミクラッド(リビング) トリプル樹脂サッシ(その他窓)
高断熱木製断熱玄関ドア ガデリウス
床材 無垢 ナラ材・パイン材
壁紙 紙クロス・フェザーフィール塗り(ドイツ漆喰)
ヴァレーマ外付けブラインド
食洗機 ミーレ60cmタイプ
造作II型キッチン IH AEG
Federica(フェデリカ )同時給排換気扇
ダイキン アメニティエアコン 10畳用1台
トルネックス 外気清浄器
スティーベル 顕熱交換式24時間換気
リビング学習スペース・室内物干しスペース・ペットスペース・ファミリークローゼット
日本エコハウス大賞2017を受賞したアーキテクト工房の社長 高岡氏の自邸が表紙になっている建築知識ビルダーズNo31

リビング窓は、UNILUX トリプル木製アルミクラッドサッシ 外には、ドイツ・ヴァレーマ社製 外付けブラインド 「ヴァレーマ」

2Fは子供部屋 ロフト付き

キッチンはⅡ型造作キッチン IH AEG(アーエーゲー)ELECTROLUX IHクッキング AEG AHI635CA

食洗機はmiele ミーレ G 6620 600mm幅 【旧:G6100SCU】

洗面台 造作

室内物干し


土間収納 手洗いの上に見えるのが第一種換気システム スティーベル
トルネックス外気清浄機で浄化された外気と室内の汚れた空気が熱交換されながらダイキンアメニティエアコン 10畳用
に送られ、各部屋へダクトで送られる仕組みです

パナソニック(Panasonic)スマートHEMS
太陽光は、ゼロエネになる程度の5.8kw



室内どこでも、どの時間帯でもほとんど温度湿度変化のない温熱バリアフリーです。
今は、住み始めなので室温コントロールイロイロ試していますが、基本的には24時間エアコンつけっぱなし 夏場設定27-28度 冬場 20度設定で快適な温熱環境になるそうです。通常の夏冬逆設定ですね。
エアコン暖房、つけっぱなしとこまめに入り切りはどっちが得か~ダイキンが検証
タニタ グラフ付きデジタル温湿度計 TT-580 ホワイト

外気の状況もわかるようにシチズン コードレス温湿度計 THD501 THD501

この2年くらいで、住宅業界の勉強はよくできました。そして、日本のハウスメーカーが世界から、いかに遅れているかわかりました

日本では年間1万7000人もの人がヒートショック、つまり冬場のお風呂場やトイレで亡くなっていると言われています。
交通事故で亡くなる人より、ずっとずっと多いのです。しかも、北海道など寒い地域より、温暖な西日本の方がヒートショック率が高いと言う結果が出ています。

年中、頭の中が新居浜太鼓祭りの息子も新居で太鼓祭りを迎える事ができました

機動隊もズラリ勢揃いの工場前



西原と新須賀の太鼓台鉢合わせ

昭和通りで西町と東町の激しい鉢合わせ

一宮神社での西原と新須賀の鉢合わせ

豪邸は、お金を出せばできますが高性能な家は、温熱設計までできる設計と良い施工業者・ビルダーと出会わなければできません。
温暖な愛媛にオーバースペックな家との見方もできますが、アーキテクト工房高岡社長の考えは、「なんでこんなに作りやすいところに高断熱の家を作らないの?」と思っています。少し断熱を入れるだけで、こんなにも素晴らしい家ができる。
壁などは北国の1/2で充分にパッシブハウスの基準に達することができるんです。だそうです。
2年前、突如始まった新築計画。当初は、ハウスメーカーで作れば問題ないだろうと思っておりました。
動線と間取りさえしっかりしていれば、どこのハウスメーカーでも同じように作れるとも思っていました。
最初の大手ハウスメーカーのファーストプランがイマイチでこちらの要望を言えば言うほど、図面へ落とし込んで行ってくれるのですが、回り回って、これ使い勝手どうなんだろう?と言う図面になってしまいました。
そこから、ある程度仕様固めをしていって、仕様書を出して、ハウスメーカー・工務店にプランを書いてもらう。
見学会など何社か回るうちに、家にも燃費と言う考えがある事を知り、温熱性能重視の方へシフトしていきました。
そこにしようかと、だいぶ傾きかけましたが、着手金30万だったか50万だったか入れないとプランは書けないとの事で諦め
高気密高断熱な家を作れる県内工務店・ハウスメーカーを探しました。
最後に2社にしぼり、あとはプランと仕様内容でのやり取りがしばらく続き、高気密高断熱で数値も出しているが設計提案力が少し劣るO社と若い会社だけど設計提案力と勢いのあるC社のどちらかで選択を迫られていました。
C社で一緒にチャレンジしたい気持ちもありましたが、断熱が発泡ウレタンと言うのが自分の中で納得行かず、C社温熱担当者から
そこまでやりたいのでしたら、アーキテクト工房ピュアに行かれてみては、どうですか?と言う一言がきっかけでこの家になりました。
どの業界でもそうですが、業界人が認める会社がホンモノだったりします。
最後の2社の時に仕様書も確定していたので、あとはスムーズに打ち合わせ。設計士のプラン・リーブル 高岡氏ファーストプランで
仕様書に書いてた事が落とし込まれ、非の付け所のない良い図面で即決。
あとは、設備や部材などお金をかける部分、減額する部分など選択していきました。
この家で一番、お金がかかったのは、UNILUXの窓です。
国内メーカーでもAPW430など高性能なトリプルサッシも登場してきていますが、ハウスメーカーは、ペアガラスが主流
しかもペアガラス&アルミサッシと言うのが大半です。日本の最低基準も世界から大きく遅れています。
低い断熱性なぜ放置、世界に遅れる「窓」後進国ニッポン
日本の窓と世界各国の窓事情 国の基準値の違い
国内の窓の性能や断熱性能を上げてあげれば日本の電力消費も減り、ヒートショックによる死者も減る
しかしながら、そうなると困る業界団体の勢力(政治力)が強いから、なかなか進まないのだと思います
現在、日本の家は、資産ではなく消耗品と言われています。30年の長期ローンを組んで30年後には、無価値
ヨーロッパの先進諸国では戸建て、マンションともに築年数が古くなっても価値が下がらない(あるいは上がるときもある)物件が多い。だから資産価値を有し、買う価値がある。
高度経済成長期には、日本でも資産価値は上がったがこれは、建物の価値と言うより、土地の価値
もうすでに、家を建ててしまっている人でも、リフォームの際には断熱改修と言う方法もあります。
オーニング
で日射遮蔽、ハニカムスクリーン
で窓断熱するだけでも快適さは増します。
これから、家を建てる人は、仕様決め(各部屋の広さも)をしっかりして、ハウスメーカー・工務店を選定された方が良いと思います。
新築計画は、突如やってきて、あっという間に決まってしまうパターンが多いそうです。
特にハウスメーカーの営業マンはプロですので、まだイロイロ決まってないのに、そろそろ決めないとと言うように誘導がうまいです。
良きハウスメーカーの担当者に出会っても、建てるのは、そのメーカー下請け業者です。
唯一、ハウスメーカーで実測数値、性能ともに高気密高断熱と言って過言ではないのは、一条工務店です。
住宅は性能と謳ってるだけの性能、数値は出しています。窓もハウスメーカーで唯一、トリプルサッシが標準。
外観や内装には、好みが分かれるとこだと思いますが・・・
ハウスメーカーは、膨大な数をこなしているだけあって設計提案力は、素晴らしいものがあります。
しかしながら、住宅展示場のコスト、営業マン費用などが建築費に乗っかってきて割高感はあります。
賃貸・分譲マンション・建売・注文住宅、それぞれの価値があり、メリットデメリットあります。
損得よりも、自分のライフスタイルに合った暮らしが大切だと思います。
家づくりを通して思ったのが、良い家を作れば、施主が喜んでくれ、しあわせを与える事ができる。
海事従事者として、我々の仕事は、物流にはなくてはならない存在なのに、時化の中、必死に荷物を運んでも、「ありがとう」と言われる事は、少ない。
サステナブルな社会を目指すには、内航輸送が不可欠だと言うことが大規模災害の際によくわかります。
内航海運とずいぶんかけ離れた、家づくりの話題になってしまいましたが、私自身、内航の為に勉強になったコトがたくさんありました。
これから、家を計画している人は、消費増税の駆け込みに踊らされてつくるのではなく、じっくり勉強して計画されて納得いく家づくりをしてください。
業界では西の横綱と言われているスーパー工務店 アーキテクト工房Pure
9社目でたどり着いたスーパー工務店 アーキテクト工房ピュア
昨年11/28に土を耕して(起工)から318日目の10/11にようやく我が家が完成しました。

温熱設計・施工:アーキテクト工房ピュア 設計:プラン・リーブル 高岡氏
★仕様★
超高気密超高断熱 パッシブ認定クラス 耐震等級3
屋根断熱 ロックウール300mm 外壁付加断熱 200mm 基礎断熱 立上り100mm 基礎床 75mm
Q値 0.8 Ua値 0.227 C値 0.21
年間暖房負荷 14.16kWh/㎡(パッシブ基準 15以下) 年間冷房負荷 13.12kWh/㎡(パッシブ基準 15以下)
窓 UNILUX トリプル木製アルミクラッド(リビング) トリプル樹脂サッシ(その他窓)
高断熱木製断熱玄関ドア ガデリウス
床材 無垢 ナラ材・パイン材
壁紙 紙クロス・フェザーフィール塗り(ドイツ漆喰)
ヴァレーマ外付けブラインド
食洗機 ミーレ60cmタイプ
造作II型キッチン IH AEG
Federica(フェデリカ )同時給排換気扇
ダイキン アメニティエアコン 10畳用1台
トルネックス 外気清浄器
スティーベル 顕熱交換式24時間換気
リビング学習スペース・室内物干しスペース・ペットスペース・ファミリークローゼット
日本エコハウス大賞2017を受賞したアーキテクト工房の社長 高岡氏の自邸が表紙になっている建築知識ビルダーズNo31

リビング窓は、UNILUX トリプル木製アルミクラッドサッシ 外には、ドイツ・ヴァレーマ社製 外付けブラインド 「ヴァレーマ」

2Fは子供部屋 ロフト付き

キッチンはⅡ型造作キッチン IH AEG(アーエーゲー)ELECTROLUX IHクッキング AEG AHI635CA

食洗機はmiele ミーレ G 6620 600mm幅 【旧:G6100SCU】

洗面台 造作

室内物干し


土間収納 手洗いの上に見えるのが第一種換気システム スティーベル
トルネックス外気清浄機で浄化された外気と室内の汚れた空気が熱交換されながらダイキンアメニティエアコン 10畳用

パナソニック(Panasonic)スマートHEMS



室内どこでも、どの時間帯でもほとんど温度湿度変化のない温熱バリアフリーです。
今は、住み始めなので室温コントロールイロイロ試していますが、基本的には24時間エアコンつけっぱなし 夏場設定27-28度 冬場 20度設定で快適な温熱環境になるそうです。通常の夏冬逆設定ですね。
エアコン暖房、つけっぱなしとこまめに入り切りはどっちが得か~ダイキンが検証
タニタ グラフ付きデジタル温湿度計 TT-580 ホワイト

外気の状況もわかるようにシチズン コードレス温湿度計 THD501 THD501

この2年くらいで、住宅業界の勉強はよくできました。そして、日本のハウスメーカーが世界から、いかに遅れているかわかりました

日本では年間1万7000人もの人がヒートショック、つまり冬場のお風呂場やトイレで亡くなっていると言われています。
交通事故で亡くなる人より、ずっとずっと多いのです。しかも、北海道など寒い地域より、温暖な西日本の方がヒートショック率が高いと言う結果が出ています。

年中、頭の中が新居浜太鼓祭りの息子も新居で太鼓祭りを迎える事ができました

機動隊もズラリ勢揃いの工場前



西原と新須賀の太鼓台鉢合わせ

昭和通りで西町と東町の激しい鉢合わせ

一宮神社での西原と新須賀の鉢合わせ

豪邸は、お金を出せばできますが高性能な家は、温熱設計までできる設計と良い施工業者・ビルダーと出会わなければできません。
温暖な愛媛にオーバースペックな家との見方もできますが、アーキテクト工房高岡社長の考えは、「なんでこんなに作りやすいところに高断熱の家を作らないの?」と思っています。少し断熱を入れるだけで、こんなにも素晴らしい家ができる。
壁などは北国の1/2で充分にパッシブハウスの基準に達することができるんです。だそうです。
2年前、突如始まった新築計画。当初は、ハウスメーカーで作れば問題ないだろうと思っておりました。
動線と間取りさえしっかりしていれば、どこのハウスメーカーでも同じように作れるとも思っていました。
最初の大手ハウスメーカーのファーストプランがイマイチでこちらの要望を言えば言うほど、図面へ落とし込んで行ってくれるのですが、回り回って、これ使い勝手どうなんだろう?と言う図面になってしまいました。
そこから、ある程度仕様固めをしていって、仕様書を出して、ハウスメーカー・工務店にプランを書いてもらう。
見学会など何社か回るうちに、家にも燃費と言う考えがある事を知り、温熱性能重視の方へシフトしていきました。
そこにしようかと、だいぶ傾きかけましたが、着手金30万だったか50万だったか入れないとプランは書けないとの事で諦め
高気密高断熱な家を作れる県内工務店・ハウスメーカーを探しました。
最後に2社にしぼり、あとはプランと仕様内容でのやり取りがしばらく続き、高気密高断熱で数値も出しているが設計提案力が少し劣るO社と若い会社だけど設計提案力と勢いのあるC社のどちらかで選択を迫られていました。
C社で一緒にチャレンジしたい気持ちもありましたが、断熱が発泡ウレタンと言うのが自分の中で納得行かず、C社温熱担当者から
そこまでやりたいのでしたら、アーキテクト工房ピュアに行かれてみては、どうですか?と言う一言がきっかけでこの家になりました。
どの業界でもそうですが、業界人が認める会社がホンモノだったりします。
最後の2社の時に仕様書も確定していたので、あとはスムーズに打ち合わせ。設計士のプラン・リーブル 高岡氏ファーストプランで
仕様書に書いてた事が落とし込まれ、非の付け所のない良い図面で即決。
あとは、設備や部材などお金をかける部分、減額する部分など選択していきました。
この家で一番、お金がかかったのは、UNILUXの窓です。
国内メーカーでもAPW430など高性能なトリプルサッシも登場してきていますが、ハウスメーカーは、ペアガラスが主流
しかもペアガラス&アルミサッシと言うのが大半です。日本の最低基準も世界から大きく遅れています。
低い断熱性なぜ放置、世界に遅れる「窓」後進国ニッポン
日本の窓と世界各国の窓事情 国の基準値の違い
国内の窓の性能や断熱性能を上げてあげれば日本の電力消費も減り、ヒートショックによる死者も減る
しかしながら、そうなると困る業界団体の勢力(政治力)が強いから、なかなか進まないのだと思います
現在、日本の家は、資産ではなく消耗品と言われています。30年の長期ローンを組んで30年後には、無価値
ヨーロッパの先進諸国では戸建て、マンションともに築年数が古くなっても価値が下がらない(あるいは上がるときもある)物件が多い。だから資産価値を有し、買う価値がある。
高度経済成長期には、日本でも資産価値は上がったがこれは、建物の価値と言うより、土地の価値
もうすでに、家を建ててしまっている人でも、リフォームの際には断熱改修と言う方法もあります。
オーニング
これから、家を建てる人は、仕様決め(各部屋の広さも)をしっかりして、ハウスメーカー・工務店を選定された方が良いと思います。
新築計画は、突如やってきて、あっという間に決まってしまうパターンが多いそうです。
特にハウスメーカーの営業マンはプロですので、まだイロイロ決まってないのに、そろそろ決めないとと言うように誘導がうまいです。
良きハウスメーカーの担当者に出会っても、建てるのは、そのメーカー下請け業者です。
唯一、ハウスメーカーで実測数値、性能ともに高気密高断熱と言って過言ではないのは、一条工務店です。
住宅は性能と謳ってるだけの性能、数値は出しています。窓もハウスメーカーで唯一、トリプルサッシが標準。
外観や内装には、好みが分かれるとこだと思いますが・・・
ハウスメーカーは、膨大な数をこなしているだけあって設計提案力は、素晴らしいものがあります。
しかしながら、住宅展示場のコスト、営業マン費用などが建築費に乗っかってきて割高感はあります。
賃貸・分譲マンション・建売・注文住宅、それぞれの価値があり、メリットデメリットあります。
損得よりも、自分のライフスタイルに合った暮らしが大切だと思います。
家づくりを通して思ったのが、良い家を作れば、施主が喜んでくれ、しあわせを与える事ができる。
海事従事者として、我々の仕事は、物流にはなくてはならない存在なのに、時化の中、必死に荷物を運んでも、「ありがとう」と言われる事は、少ない。
サステナブルな社会を目指すには、内航輸送が不可欠だと言うことが大規模災害の際によくわかります。
内航海運とずいぶんかけ離れた、家づくりの話題になってしまいましたが、私自身、内航の為に勉強になったコトがたくさんありました。
これから、家を計画している人は、消費増税の駆け込みに踊らされてつくるのではなく、じっくり勉強して計画されて納得いく家づくりをしてください。
業界では西の横綱と言われているスーパー工務店 アーキテクト工房Pure
2018.05.28 カテゴリ: 船乗りが考える家づくり
断熱美と気密測定
アスリートの筋肉が美しいように性能が良いものには美しさがあります

断熱美です JFEロックファイバー株式会社の ロクセラムボード ( ロックウール)60K
壁をつけてしまえば、わからない裏方な部分ですが家の性能を決める最も需要な部分
大工さんに苦労かけた屋根断熱300mm施工

おそらく完成まで一度も見なくても完璧な施工をしてくれるスーパ工務店と思っていますが、だからこそ、
その途中経過を可能な限り見に行ってます。完成だけ見れば途中の苦労もわかりませんから。
よく見ると端材も有効利用して、きっちり収めてます。
透湿防水シート ウートップ トリオ施工


先日、気密測定がありました

気密測定とは住宅の隙間の量を計測する検査のことです。
この気密測定により、住宅の隙間相当面積が分かります。
減圧法にて室内を負圧にしていきます
同時に漏気ヶ所がないかチェックです

そして出た数字がC値 0.23 隙間相当面積47㎠/201.77m² (基礎断熱の為、基礎面積も含む)
家全体の隙間合計が名刺サイズくらいと言うサイズです

100mで言うところの9秒台に相当するC値0.1台は出ませんでしたが
C値が出やすい間取りではなかったので、納得の結果。さらに負圧状態で漏気ヶ所を埋めていき
今度は、加圧方式にて測定
出た数字がC値0.21 隙間相当面積43㎠/201.77m² (基礎断熱の為、基礎面積も含む)

パッシブハウスジャパンの松尾さんが出したハウスメーカーの断熱性、機密性、耐震等級比較です

ハウスメーカーでは、一条工務店の性能が群を抜いており注文住宅販売戸数が、ハウスメーカーで長年単独首位を走り続けてきた積水ハウスを抜く勢いです。Instagramや住宅系ブログでは、一条信者を多く見ます

トルネックスの外気清浄器で取り入れた空気と日本スティーベルの第一種換気方式(セントラル換気)で24時間換気を行い、10畳用のアメニティエアコン(ダクト式)で家全体の冷暖房を賄う仕組みです。
トルネックス 外気清浄器


ダイキン アメニティエアコン10畳用

断熱ダクト

小屋裏エアコンと床下エアコンもバックアップで考えましたが、アメニティエアコンが壊れたとしても、全館空調ほど高額でもないのでバックアップは却下。”あったらいいなは、なくても良い”方式にしました
土日は、息子も現場監督

業界では西の横綱と言われているスーパー工務店 アーキテクト工房Pure
★参考図書★

断熱美です JFEロックファイバー株式会社の ロクセラムボード ( ロックウール)60K
壁をつけてしまえば、わからない裏方な部分ですが家の性能を決める最も需要な部分
大工さんに苦労かけた屋根断熱300mm施工

おそらく完成まで一度も見なくても完璧な施工をしてくれるスーパ工務店と思っていますが、だからこそ、
その途中経過を可能な限り見に行ってます。完成だけ見れば途中の苦労もわかりませんから。
よく見ると端材も有効利用して、きっちり収めてます。
透湿防水シート ウートップ トリオ施工


先日、気密測定がありました

気密測定とは住宅の隙間の量を計測する検査のことです。
この気密測定により、住宅の隙間相当面積が分かります。
減圧法にて室内を負圧にしていきます
同時に漏気ヶ所がないかチェックです

そして出た数字がC値 0.23 隙間相当面積47㎠/201.77m² (基礎断熱の為、基礎面積も含む)
家全体の隙間合計が名刺サイズくらいと言うサイズです

100mで言うところの9秒台に相当するC値0.1台は出ませんでしたが
C値が出やすい間取りではなかったので、納得の結果。さらに負圧状態で漏気ヶ所を埋めていき
今度は、加圧方式にて測定
出た数字がC値0.21 隙間相当面積43㎠/201.77m² (基礎断熱の為、基礎面積も含む)

パッシブハウスジャパンの松尾さんが出したハウスメーカーの断熱性、機密性、耐震等級比較です

ハウスメーカーでは、一条工務店の性能が群を抜いており注文住宅販売戸数が、ハウスメーカーで長年単独首位を走り続けてきた積水ハウスを抜く勢いです。Instagramや住宅系ブログでは、一条信者を多く見ます

トルネックスの外気清浄器で取り入れた空気と日本スティーベルの第一種換気方式(セントラル換気)で24時間換気を行い、10畳用のアメニティエアコン(ダクト式)で家全体の冷暖房を賄う仕組みです。
トルネックス 外気清浄器


ダイキン アメニティエアコン10畳用

断熱ダクト

小屋裏エアコンと床下エアコンもバックアップで考えましたが、アメニティエアコンが壊れたとしても、全館空調ほど高額でもないのでバックアップは却下。”あったらいいなは、なくても良い”方式にしました
土日は、息子も現場監督

業界では西の横綱と言われているスーパー工務店 アーキテクト工房Pure
★参考図書★