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海運ニュース

2013.08.07    カテゴリ:  省エネ 

   燃費高める船舶部品

燃費高める船舶部品 神戸製鋼が新技術
強度は従来と比べ約20%向上し、約10%の軽量化に成功

出尽くし感のある舶用省エネ技術ですが最後は軽量化の方向ですね
強度と軽量化の相反する事を、最新技術と材料でカバー

ナカシマプロペラ 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を使ったプロペラ

来年、内航船初の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)プロペラ船が登場するようです
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2012.06.01    カテゴリ:  省エネ 

   舛宝山丸 ホールド投光器 LED化

今回、伊吹工業株式会社のご協力により
舛宝山丸のホールド投光器500wライト×4が新型LED投光器に変わりました
LED フラッドライト FLD-300W-WT
500W相当までの白熱灯と同等以上の明るさを有し、
消費電力は、なんと1/10以下の省エネ性能(35w)!
4万時間の高寿命(1日8時間使用で14年)

完全防水型(IP56)で船舶の暴露部設置も可能
IMG_0690_20111128195646.jpg

DSC_0372.jpg

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船尾側は、移動隔壁(セパレート)がある為、サイドからの投光
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竣工当時の仕様

中デッキ ホールド通気口兼ホールドライト
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普段は通気口もしくは水密状態
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大ちゃんが実演
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ライト用ハッチを付けて
IMG_2412_20111128183047.jpg
水密状態で点灯可能
ホールド4ヶ所 (500w×4)
荷役が終わって日が暮れて出港しながらホールドの清掃もあります。
点検口にクランプ式でも良いのですがそれでは、ホコリが中デッキに侵入してしまいます。
バラ積みのノウハウを持った船だからこそ細かなとこまで考えられています
IMG_3385_20111128182909.jpg

さて、肝心の明るさはどうでしょう?

こちらは、白熱灯500wでの投光
P1050134.jpg
こちらがLED フラッドライト FLD-300W-WT
P1050161.jpg
どうですか?明るさが全然違うでしょう?それで消費電力が1/10!
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これならハッチ閉めてのホールド清掃もバッチリですね。
我々、バラ積み船団は、ホールドの清掃が命です。
これを疎かにするとコンタミなど会社や荷主に迷惑かけることになります
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私が思うに、この投光器は、鋼材船のホールド投光器としては最適ではないでしょうか?
航海中の貨物状態の目視での確認
夜荷役での投光
熱がほとんど出ないので、長時間の投光でも安全かつ省エネです!

こちらは、舛宝山丸が鋼材を積んだ時のホールド状態
P1050139.jpg

P1050141.jpg

【舛宝山丸 木村船長の声】
大平洋沿岸の航海が多い本船はどうしても波やうねりの影響を受けやすく
安全上ハッチを閉めてのホールド清掃や水洗いを行う機会が多く投光器の明かりが頼りです。
伊吹工業さんのLED投光器はコンパクトで従来の投光器に比べても一目瞭然、
とても明るくストレスを感じる事なく行えるようになりました。
乗組員の安全を考え採用しました。

安全と省エネ、我々海上従事者には重要なキーワードですね

お問い合わせはこちらをクリック⇒伊吹工業株式会社


本船のLED投光器記事

2012.03.10    カテゴリ:  省エネ 

   ハイブリッド自動車船「EMERALD ACE」進水

船舶からのCO2削減技術開発支援事業に採択された「停泊中ゼロエミッション」を目指したハイブリッド自動車船が進水
三菱重工業神戸造船所EMERALD ACE(エメラルド エース)と命名された後、進水



素晴らしき進水工程です。
ベルマウスの位置が特徴的ですね

約160kWの太陽光発電システムと、実力値で約2.2MWhの電力量のリチウムイオン電池を組み合わせた
ハイブリッド給電システムを搭載
2.2MWhは時間あたり2200KWの発電量です
ディーゼルエンジン馬力で換算しらた3000psクラスのエンジンと同等

自動車も電気自動車。技術で言ったら潜水艦だってバッテリー推進。
そう言う意味では潜水艦も造っている三菱重工神戸ではお家芸?

EMERALD ACE(エメラルド エース) 停泊中にディーゼル発電機を完全停止して「停泊中ゼロエミッション」を実現

船体にはSOLAR HYBRIDと表記

こんな次世代の素晴らしい船が登場と同時に三菱重工神戸工場としては最後の商船となりました。
業界再編、これからの造船・海運を象徴するとすれば、最後にふさわしい船だと言えます

進水前日のEMERALD ACE(エメラルド エース)
オモテに旗を設置中
IMG_5050_20120310210140.jpg



内航業界にまかり通っている、省エネイコール時間消費。
もちろん時間消費は大切ですよ。
だけどもそこを、最重要課題とするなら、馬力カットの1000PSエンジン入れて
エンジンには悪影響だけど半速運航しまーす!(エンジン不調になったら誰がコスト見るの?)
満船したら、おそいですよー!時化たら、まともにつきませんよー!
瀬戸内~北海道6~12時間遅れ(荷役は諦めてください)も覚悟しておいてくださいねー!
となるわけです。それでは、プロの物流会社・海運会社とは言えないですよね
いかに物流効率とトンマイルあたりの燃料消費・CO2削減を考えるかが物流企業使命です。

それができてこそ海運会社としての価値ではないでしょうか?
天候・潮・船の性能・船長のタイプ・船員の雰囲気
机上論・学歴だけはダメなのが海運マンです

無駄かもしれませんが配船担当者は綱取り(可能ならば)・訪船(可能ならば)からスタートしないと
為替ディーラーの如く、右から左へ荷物は回せません。
緊急対応・無理なお願い、そんな時こそ、日頃の信頼関係づくりが大切になってくるのではないでしょうか?

それこそ損を取って得を取る精神の人じゃないと自分が思っているように船はスケジューリングできません
船は人が動かしているのです。
ましてや、船長含め乗組員の命担保にイケイケ営業とイヤイヤ安全担当との狭間でだれがリスク背負ますか?

輸送効率・省エネ性能をコンセプトに考えた船主の船が、机上計算と言う背景無視の
時間消費に設備投資が相殺されている現実があります

このEMERALD ACE(エメラルド エース)に見られる停泊中にディーゼル発電機を完全停止して
「停泊中ゼロエミッション」は、まさにトータル省エネの方向性としては的を得ています

あるエンジンメーカーの技術者と話した時に、日本特有の4サイクルディーゼルエンジンの
馬力あたりの省エネ技術は、エンジン単体で言うとほぼ限界値まできているとのことでした

ヤード・バース・ロット優先で船型にもGT縛りで限界があります
ここが変えれるなら素晴らしき省エネ船と低コスト運航船はできますが・・・

時代遅れの業界ですのでそこに期待と希望はもてません

これからは内航も停泊中ゼロエミッションじゃないでしょうか?
これは今すぐ設備投資も最小限で取り組める方針です
製鉄関係は、工場自家発電などの取り組みもあり、陸電設備も充実しています

航海中の時間消費を減らすことも大切ですが、停泊中の余剰消費を減らすことが
省エネにつながるのではないでしょうか?

省エネも荷主・オペにわかるように、理解、応援されるように設備しないと
船主に取っては、負債であり、宝の持ち腐れです

そう言った、船主努力・船主設備投資のマーケティングも必要ではないかと思います

2012.01.12    カテゴリ:  省エネ 

   LEDフラッドヘッドライト FLD-300W-WT

舶用LED最大手の伊吹工業から昨年10月登場した小型のフラッドヘッドライト
白熱電球タイプの投光器500w相当の明るさです
年越し記事になってしまいましたが本船も10月末に設置しています

横にあるテレビリモコンと比べても小型と言うのがわかりますね
IMG_0689_20120112133054.jpg
白熱電球投光器に比べ1/7の小型化、1/2の軽量化
消費電力は、なんと1/10以下の省エネ性能(35w)
4万時間の高寿命(1日8時間使用で14年)
完全防水型(IP56)で船舶の暴露部設置も可能

本船のコンパスデッキのセンター投光器がちょうど500wでしたので交換
IMG_0694_20120112133054.jpg

IMG_0695.jpg
固定する真鍮のハンドルが食いついておりましたがバーナーで炙ってやると動きました
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役目を終えた、投光器は移動式投光器として再デビュー
IMG_0698_20120112133158.jpg

IMG_0699_20120112133158.jpg
いかに大きさに違いがあるかわかりますね
アイディア次第で、今まで設置不可能だった場所にも用途が広がります
IMG_0700_20120112133158.jpg
架台にそのまま設置
IMG_0702_20120112133158.jpg
硬くなった配線をなんとかねじ曲げなんとか収まりました
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真鍮の固定ハンドルは高さが合わず、SUSのナットで固定
IMG_0705_20120112133302.jpg
さて気になる明かるさですが・・・
白熱球と光の性質が違うので雰囲気は違いますが電力1/10でこの明るさなら十分です
本船の場合、投光器の位置にそのまま設置したので、設置場所は調整する必要あり
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意外にも昼間でも視認できる光
この光線みてもLEDの特徴である直線的な光と言うことがわかりますね
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小型化・省エネ・振動に強い・発熱しない遠くからも視認できるなどLEDのメリットを生かした用途として
まずは鋼材船などのホールド投光器などには最適でしょうね。
あと、コンパスデッキの投光器として、夜間の信号には相手にわかりやすい光を放ってくれ確実に相手に信号が送れます

昼間でも視認できる光ですので、汽笛と連動して光るようにしても面白いかもしれませんね

お問い合わせは、
こちらをクリック⇒伊吹工業株式会社

2010.03.10    カテゴリ:  省エネ 

   舶用LED照明灯 NAUTI LIGHT(ノーチライト)シリーズ

現在、山中造船で建造中のやまなか 室内灯(個室)・通路灯がLED化されています

伊吹工業 舶用LED照明灯 NAUTI LIGHT(ノーチライト)シリーズ
IMG_3352_20100310110007.jpg
室内灯はLED
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通路灯
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NAUTI LIGHT(ノーチライト)シリーズ  防水壁付型
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照明のLED化は、今後の流れですね
いずれ航海灯もLED化になるようです 
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ボルトもステンレス仕様
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こちらは防水吊り下げ灯タイプ
IMG_3381.jpg


続きはこちらをクリック→造船.COM


2010.02.09    カテゴリ:  省エネ 

   舶用LED

現在、次世代の内航海運について考える巨大組織 内航海運研究会(通称:内研)では
国が掲げた無謀ともいえる目標CO2 25パーセント削減チャレンジ25キャンペーンにて
産業の疲弊(特に製紙・鉄鋼・石油・電力)・国外への工場移転など海運にも大打撃を
与えかねないのでチャレンジ25宣言はしませんが
CO2削減・省エネ化などは、時代の流れとして外せないキーワードでありテーマでもあります。

そこで今回、あるルートからサンプル品があるから使ってみないかとお話をいただき

伊吹工業株式会社 NAUTILIGHT(ノーチライト)LEDフレキシブルライト (100V・220V兼用)
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伊吹工業株式会社と言えば言わずと知れた舶用汽笛・船内外音響信号装置の最大手でありますが
現在、船舶用LED照明灯NAUTILIGHT(ノーチライト)シリーズに力を入れています

LED電球は通常の電球や蛍光灯に比べて、低消費電力、長寿命、発熱が少ないと非常に優れた特性をもっています

LED電球は、もう一つの特徴であるディマー機能(調光機能)が使えるので室内・特に操舵室には
使いやすい製品です

フレキシブルライトのディマー機能
スイッチOFF状態
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徐々にダイアルを回すと
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全灯
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ディマー(調光)ダイヤル
夜間操舵室内での室内照明及びスポット照明をつけた際の眩しさと言うのは、航海安全上危険な場合もありますので
調光できるLEDの優しい光と言うのは、航海安全上においてもベストですね
IMG_2746.jpg
LEDバックライトディスプレイも登場しているので今後、レーダーやGPSなどのディスプレイも
LED化になり、より目に優しい航海計器も登場してくると思います

さて設置に関してですが、エンジンコンソールだけに使用するのももったいないと思い
夜間航海中に色々、点灯して照射範囲を調べセンターコンソールがポジション的に良いと言うことになりました。

こう言った作業に船長がいると横からあぁでもないこうでもないと口出しをしてきて
最後には、貸してみろと自分がやらないと気が済まなくなります。
将棋をしていて横からあぁでもないこうでもないと言う人と同じで一番嫌われるタイプ。
世の中には方法は無限大と言うのがわからないのでしょうね…
と言うことで鬼の居ぬ間になんとやらではないですが
船長が食料買い出しに行っている間に作業開始

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埋め込み式なのでパネルに穴をあけなければなりません
パネルには汽笛・ウインドウォッシャーの電磁弁スイッチ・ワイパー・投光器・室内電話が付いています
工程数を少なくするため室内電話の隣りに決定です
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穴のサイズが小さければ広げれば良いですが大きすぎたらどうしようもなくなるので
慎重にサイズを測りマーキン
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先に、配線用の穴あけ
パネル裏は配線なのでドリルなどが当たってショートしないよう配電盤の各スイッチを落としておきます
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そして金切りのこでと切り始めたのですが日が暮れそうな時間のかかりようでしたので
電動カッターに切り替え豪快にカット
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火花が出ますので徐々に
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受けに使っていたたタオルがカッターの火花で発火すぐに押さえて消火
徐々に溝も深くなり切断まであと少し
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切断
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あとはヤスリでサイズ調整
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ピッタリ!
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ねじ穴開け
奮発してSUSボルト仕様
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パネル裏からWAGO端子に接続
RとS2に接続すると220V仕様
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そして、完成
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フレキシブルなのでエンジンコンソール方面やスラスター操作パネル
前面の計器類まで照射可能です
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【LED電球】今お使いの電球と交換するだけ!環境にやさしい!!LED電球


東芝 LED電球 E-CORE 一般電球形6.9W 電球色相当

ようやく家庭用が普及へのスタートのLED電球市場ですが
皆さんも、船内のLED化を目指して自発的環境エコシップを目指してはいかがでしょうか?
照明類の電力は、ポンプ類の電力に比べればわずかですから劇的に燃料消費が変わるわけではないですけど
そう言った取り組む姿勢は、かならず還元されると思います

小さなことからコツコツと
どんなささいな事でもコツコツと積み上げていけば、いつか大きな力に、やがて大きな花が咲く

国交省天下り団体なのではないかと噂されている任意団体 内航海運研究会(賛助会員総勢1名)では
次世代の内航を考えつつ、良き舶用製品の紹介もしていこと思います

興味のある企業はこちらへ→ naikou0000@gmail.com


船舶用LED照明灯NAUTILIGHT(ノーチライト)シリーズのお問い合わせは、
伝統と信頼の伊吹工業株式会社までどうぞ



2010.01.18    カテゴリ:  省エネ 

   プラグイン、ハイブリッド電化船

リチウムイオン電池を使った「プラグイン船」や、電動モーターでエンジンの働きを助ける「ハイブリッド船」

2009.12.07    カテゴリ:  省エネ 

   未来型超高速抗議船「アディ・ギル(Ady Gil)」号

地球最速の高速の三胴船(トリマラン型)エコボート バイオディーゼル100%、炭素排出量ゼロ
世界周航最速新記録を達成した「アースレース(Earthrace)」をアディ・ギル(Ady Gil)号として導入

シー・シェパード、日本の調査捕鯨に「未来型抗議船」で対抗
燃料には、大豆、カノーラ油、ブドウエキス、人間の脂肪さえ使用できる



カッコ良すぎます。やってる活動も破天荒ですがここまで来ると感心しますね。


乗り心地は厳しそうですね

建造費用は約300万ドル(約3億4000万円)

2009.03.09    カテゴリ:  省エネ 

   エコ運搬船

方式は“バブル”ですがエコ運搬船、三菱重が建造へ

2008.12.20    カテゴリ:  省エネ 

   日本郵船と新日石 初の“太陽光大型船”

太陽光発電の自動車運搬船「アウリガ・リーダー」(6万1000トン)
三菱重工業神戸造船所

太陽光パネル328枚搭載 40kw

2008.11.19    カテゴリ:  省エネ 

   バウキャップ装置

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2008.09.05    カテゴリ:  省エネ 

   SEA-Arrow

LOTUS GAS 飯野海運
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LPG船などの中速船に最適な船首形状とされているSEA-ARROW船型
オモテがフレア型じゃないので波に突っ込んだ時に抵抗はないかもしれませんね
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CAPE CAMELLIA 川崎汽船
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2008.08.30    カテゴリ:  省エネ 

   世界初!マイクロバブル 燃費節減効果8.5%

パシフィックシーガル 東海運 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 
7809GT 11356DW 
2000.2 新高知重工 マキタ M-B&W 6L35MC 5280ps
IMG_1280.jpg
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究により実船実験が行われたパシフィックシーガル。
甲板上の5台のブロワーから船底へ空気を送り込みマイクロバルブを発生させ空気潤滑法により
省エネ効果の実験が行われてます。
送り込まれた空気が逃げないよう船底の両端にはキールのような端板が取り付けられました。
ブロワー3台運転で約8%の省エネ効果。ブロワー3台の消費電力を差し引いても6.4%の省エネになっています。

尚、この船舶は、排熱利用によるスターリングエンジンの排熱回収システムの実験も行われています。
【参考文献:船と海のサイエンス2008-Summer】

詳細は割愛しますが私の知っているあるオーナーさんにもマイクロバブルの省エネの話があったそうです。

よく言われるキャビテーションによる浸食とこのマイクロバブルによる浸食などに与える影響などは
どのようなもんでしょうか?

現時点では気泡注入の空気源としてセメント搬送用ブロアーを用いることができ、最小
の付加工事でマイクロバブルを搭載することができる。すなわち、セメント運搬船はマイクロ
バブルに非常に適していると言われているそうです

2008.08.30    カテゴリ:  省エネ 

   省エネ8%達成

6月に伯方造船株式会社にてブラストを施工した結果、

平均8%の省エネ効果(近年の平均値に比べ)がありました。
IMG_1207a_20080830144321.jpg

効果としては、
・燃費向上
・速力アップ
・振動の低下
・排気温度の低下
などが挙げられます。あとは、それなりに見た目も良くなり
あと数年がんばって乗ろうと意欲がわいてきました。

急ぎじゃない航海でしたらずいぶん回転落として走っても速力がある程度でますから
実燃費はもう少し良いかもしれません。

今回、ブラストをするにあたり、いろんな方に意見を伺う中で
若干、ベストタイミングな年数(一般的には10年くらいで打つのが良いとされている)を超えていることもあり
残り年数考えたらもったいないんじゃないかとか
用船されているのにそこまでやる必要はないのじゃないかとか
いろいろ意見をいただいました。

たしかにそうなんですが・・・
燃料高騰の中、なかなか運賃に価格転嫁できていない業界の状況を
考えると、まずは自分たちの中でできることはできる限りやってみて
それでダメなら・・・まぁしょうがないんですけど・・・

やる事やらずに文句だけでは、前にも進めませんし・・・

結局、海運会社に儲かってもらわないと自分たちの身に降りかかってきますから。
一生懸命やってみてそれでダメなら、やらずしてダメより諦めもつきます(諦めませんが・・・)

業界内でも省エネ航海を言われていますが・・・
むやみやたらに回転落とせでは、いけないのです。
エンジンには、効率回転・効率負荷と言うのがあります。
たしかにこのご時世、節約・省エネは最重要課題です。
しかし、エンジンに対し良くない状態での運転が続けばエンジンの寿命を縮めてしまいます。

エンジンは人間で言えば心臓みたいなものです。
人間でも食事(供給)と運動(消費)のバランス崩れたら病気になります。
糖尿なんかは、不完全燃焼みたいなものです。

船は、同じ499GTでも1600馬力の船もいれば2200馬力の船もいます。
造船所によっても船型・速力・省エネ設備(初期投資)いろいろ違います。
一律では考えたらだめなのです。

それよりも、効率配船・効率輸送で月間消費量がとんでもなく違ってきます。
省エネも大切ですが、業界として運賃値上げにもしっかりと取り組まないといけません。
この夏の情勢はどこの会社も厳しいと聞きます。
船は、オペから言われたスケジュールでできる限り忠実に(天候にも左右されますが)動くだけです。

荷物がないなら荷物(航海)を作る。運賃安いなら運賃を上げる。
そして、船は、確実安全輸送で航海する。

状況は、厳しいかもしれませんが当り前のことを、当たり前にみんながするだけです。

みんなが少しずつ前向きな努力(船の省エネ+効率配船・運賃向上)して前に進めば、
この状況をなんとか踏ん張れるのではないでしょうか?

共存共栄です。息は長いがマイナーな業界です。
特殊な業界です。ある意味競争原理の働いていない業界かもしれません。

衰退業種・就業人口分布でも極端な逆ピラミッドです。
私の友人で大手企業の社会保険業務に携わっている二人の友人から
船員保険は恵まれているなと言われます。

しかし、これだけ極端な逆三角形ピラミッド・・・
船員保険・船員年金・・・将来、期待は、まずできません。

自分の身は自分で守るしかないのです。

今回、何故かケチな本船オーナーがブラスト施工にノリノリでとんとん拍子に
話が進みました。
ドック費用の請求がいくら来るかにもよりますが(笑)
現時点での結果を見てもブラスト打って良かったと思います。

いろんな方からアドバイスいただいた
ブラストに際し気を付けること。

・清水などはすべて抜いていた方が良い
 (湿度により露がつく場合がある)
・検査ドックなどの時は避けた方が良い
 (フェリーで粉じんが混入しエンジンにダメージが出た船がいたそうです)
・粉じんがすごいので、目張りや養生をしっかりする。
・ドック後、行き足が止まらないのでドック前より用心して操船する
 (本船船長、お前たち気をつけとけよと言っておきながら言ってるそばから
  行き足止まらず本人が一番焦ってました)

原油高は一服感が出ましたが、相変わらずの燃料高です。
しかし、こう言った苦しい状況の時に新しい省エネ技術がでたり
技術革新・業界再編があったりするもんです。
未来は明るいかどうか分かりませんが、前に進んでがんばりましょう。

省エネに対し努力している人に、省エネ大賞などあっても面白いかもしれませんね。
対比や数値化がなかなか難しいかもしれませんが・・・

家計も同じですが楽しく節約する方が良いと思います。



2008.01.25    カテゴリ:  省エネ 

   ベルーガ・プロジェクト

省エネ船 ベルーガ・プロジェクト

2008.01.08    カテゴリ:  省エネ 

   省エネ船

HV Beluga Skysails

2008.01.07    カテゴリ:  省エネ 

   船の燃料、帆で節約

独メーカー実用化、年間10-35%
設置コストが結構しますね。形状的には内航に不向きでしょうか?

帆と言えば昭和55年(1980)に竣工した世界初の省エネ帆装商船
新愛徳丸が有名ですね。
JAMDA(現在は日本舶用工業会)と日本鋼管が開発した硬質のセイルを使用
建造は今村造船。

他にも数隻建造されたようです

SWIFT WINGS(うすきパイオニア改称)

最近の省エネ技術と言えば、爆発的なヒットになっている
MHIマリンエンジニアリングのフレンドフィンが有名ですね。
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