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海運ニュース
カテゴリー 《 船内設備 》   全1ページ
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2020.04.09    カテゴリ:  船内設備 

   ユニバーサルデザイン

ユニバーサルデザインとは、「特別な製品や調整なしで、最大限可能な限り、すべての人々に利用しやすい製品、サービス、環境のデザイン」を言います。

東京計器のオートパイロットPR-2000シリーズは、16,000台を超えるロングセラー商品です。
操舵機が壊れたなど、聞いたことがないくらい信頼と安定した商品であります。
DSC00433.jpg
ただ、一点このシリーズに問題点があります。
手動・自動切り替えスイッチと電源スイッチが以前まで同じ形状で並んでいました。
DSC00432.jpg
弊社、進宝丸建造時に、ここに電源があるのはヒューマンエラーを誘発するので変えてくれないかとの強い希望を出しましたがダメでした。そこで当時の担当者が精一杯頑張ってくれ、スイッチ形状を変更する事で対応しました
IMG_9066_20200409112220982.jpg
現行では、標準でスイッチ形状が変わっているようですが
IMG_9065_20200409112216657.jpg
現場からのお願いです、これを設計した方は、切り替えスイッチと電源スイッチなんて間違えるか?と思うかもしれませんが
自動から手動に切替えたつもりが電源切ってて、舵が効かないと肝を冷やした人も多くいると思います。
そして、実際にそのミスによる事故も起こっています。
操舵機の圧倒的シェアを持つ、上場企業が事故を誘発しかねないデザインと言うのは、よろしくないと思います

出港する前と入港する時にしか使わない電源スイッチです。設計変更が難しいのであれば、誤作動防止スイッチカバーを標準搭載してほしい。
DSC00434.jpg
誤作動による危険があるスイッチは、本来こうあるべきではないでしょうか?
DSC00435.jpg

そうすることで人間工学にもとづいて使いやすさ、見やすさを重視したデザインだと言えるのではないでしょうか?

もう一点、以前は70度切れていた舵も、現在60度しか切れなくなっています。
たった10度ですが、操船は随分しにくくなっています。そこも改善して欲しい点であります。

現場の小言かもしてませんが、現場の声をカタチにしていくことが良い商品作りにつながると思います。


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2019.09.20    カテゴリ:  船内設備 

   ヒューマンエラーを防ぐユニバーサルデザイン

ある新造船を見学した際に東京計器のオートパイロット PR-2000の電源スイッチ形状が変わったことに気づきました。
EEy6B0sUwAE2FrP.jpg

漁船および内航船用として16,000台を超える販売実績をもつロングセラーのこのシリーズです。
特に大きなトラブルも聞くことなく、基本的には故障しない、安心と実績のある舶用機器ですが、電源スイッチと切り替えスイッチが
同じ列に同じ形状である事には、疑問がありました。
おそらくこの機種で、かなりの人が電源スイッチと切り替えスイッチを間違えて、舵が効かないと焦ったことがあると思います。
もしかしたら事故に繋がった例もあるかもしれません。
電源は、出港したら入港して着桟終了まで触ることがありません。しかし切り替えスイッチは、狭水道や入出港、船を交わしたり変針点でさわります。
おそらく設備設計上、電源ユニットと切り替えユニットが近いことでコスト削減になるのだと思いますが、
作る側に優しい設計ではなく、使う側に優しい(ヒューマンエラーが起こりにくい)ユニバーサルデザインであるべきだと思います。

5年前の進宝丸建造時には、スイッチ場所の変更が不可能とのことでスイッチ形状を変更してもらいました。
タッパーなど利用してスイッチカバーを作っている船もありあります
IMG_2373_20190711140315091_20190920162835b84.jpg

アメリカ軍でさえ駆逐艦からタッチパネルを撤廃、旧来のスロットル操縦に戻すことをしています。

検査項目に必要な舶用機器は、船舶の堪航性及び海上における人命の安全の確保、並びに海洋等の汚染防止という観点からHK認証など検定品と言うものが使われます。
しかし、使うユーザー(船員)からしたら使い勝手の悪いものや、検定品だから、お前らが使いこなせと言うような横柄な製品も多いです。

また、ワールドワイドで使われている舶用製品なのに、HK認証がないからダメと言う舶用製品だってあります。

近年、検査品ではなく、民生品を使った舶用機器も出てきています。
電子海図表示装置(ECS)やライブカメラ、船内WIFIなど。これらは、現場ユーザーの声がカタチになっていっているので
値段も優しく、使い勝手も良い製品になりつつあります。

ルールで囲って、搭載義務にもっていき売るのも一つの商売かもしれませんが、ユーザー(船員)に喜ばれる、ヒット商品のヒントは、造船所や船主さんの意見ではなく、現場にあります。

目下のテーマは、船内WIFI環境ではないかと思います

・動画が見れる通信速度
・携帯電話と同等の電波範囲(ソフトバンク、au、ドコモのクラウドSIM)
・定額かつギガ制限がない



24時間常時接続の船内のWIFI環境整備の機器としては、以下の製品が船内で利用できます(設定など多少知識が必要ですが)





通信スピードやデータ容量については、契約するSIMに基づきます。
データ無制限プランと謳うプランでも時間帯や使い方に速度制限がかかったり、速度が全然でなかったりするので、比較サイトなどでよくお調べください。
500kbpsや200kbpsなど低速での定額使い放題も現在のサイト環境では、厳しいです。
最低1M 5Mから10M出れば、安定的に動画閲覧などできます

海上で繋がりやすいとされている3Gデータ通信も終焉が見えてきました。
AMラジオの放送終了などまた、海上がおいてけぼりの環境になりそうです

「3Gは2020年代半ばに終了」ドコモ社長が言及

5Gなどよりも、海上は繋がる電波を欲しがっています。
5Gは、速度は速いですが電波が飛ばないので陸では、信号ごとに基地局を立てるくらいの密度が必要です。

民間もしくは、業界で、日本近海を網羅する衛星インターネットを打ち上げて問題を解決するしかないですね

2010.02.05    カテゴリ:  船内設備 

   部品交換

さてこれは何の部品でしょうか?
私はもっと巨大なものが入っていると思っていましたが…
完全に耐用年数を超えた15年目に交換

2008.05.23    カテゴリ:  船内設備 

   FAX

本船、以前からFAXの調子が悪く相手方にエラー受信で迷惑をかけることが続いたので
FAXを先月新しくしました。

いろんな方に意見を伺ったところ
一番多かった意見が[ブラザー]デジタル複合機FAX-2810

だったのですが本船、船舶電話とFAXが兼用なので子機がある方が良いということで
同じブラザーのカラー液晶FAX複合機(子機2台付き)マイミーオにしました

ネットワーク接続ができる無線LANモデルFAX複合機(子機2台付き)マイミーオ
選択肢としては、あったのですが
現段階では、必要ないかと思い安い無線LANなしモデルにしました
船内LAN設備などあれば無線LANモデルもありだと思います。
IMG_9975.jpg

振動防止と荒天に備え固定金具にショック吸収材をつけて自作しました
IMG_9976.jpg

メモリー受信もできるのですこぶる順調にFAX受信できてます。
インクジェット印刷なのでFAX受信の量が多い人は、レーザー印刷の
デジタル複合機FAX-2810をお勧めします


しかしどうにかなりませんかね・・・・お役所の指導・・・
本船の所属オペに運輸局からの指導で昨年だったか一昨年から毎日動静を船からオペに向けFAXしろと・・・
会社によっては、やり方も違うのでしょうけど。
毎日08:13~08:14にかけほぼ同時刻にオペからの動静電話が来ているのですが
それだけではダメなんだそうです。
お役所指導で文書で残せと・・・


朝・・・船→オペ〔FAX〕・オペ→船〔電話〕

船とのコミュニケーションを大切にしている本船所属のオペの・オペ→船〔電話〕は
ずっと以前からの日課ですからこれは、良いのです。

問題は船→オペのFAX・・・
船舶電話高いんですよ。知ってますか?運輸局がコスト負担してくれるわけではないでしょ?
まさか・・・最近みんさんが船・陸間の連絡を携帯ばっかりを使って船舶電話料金が激減しているから
ドコモセンツウと裏で癒着・・・なんてことはないでしょうが・・・(笑)

船側は、16日分の用紙に1日づつ書けばいいのですが
会社側は、一日分〔一段〕増えたFAXが各船から毎日来るわけです。
会社側の文書管理・用紙代年間コストとしては、結構なものです。

ここ半年くらいauやドコモのデータ通信定額により船内インターネット環境が
飛躍的に進歩しました。
海上〔沿海区域〕でもほとんどつながります
自社のドメインやホームページを持ってる持ってないは別にしても
どんな会社にでもインターネットにつながったパソコンはあると思います

インターネット〔Eメール〕を使えば、ほとんどコストがかからないと思うんですが?


Eメールを運輸局がOKださないならその理由を教えてください。

デジタルデータだから?

事故など何かあったときに改ざん可能だから?

そこまで面倒なことする人はいませんよ・・・
改ざん・証拠隠滅は、お役所の方が得意な分野だと思いますが・・・

どうも、無駄なコストや無駄な仕事を増やしていくのは、お役所の得意分野としか思えてしょうがないです。
もっと海運経済発展のためにご尽力していただきたい。

おそらくお役所の中でも、危機感を持ってこうしなければ・・・と思っている方はたくさんいるんでしょうが
組織として意見は通らないのでしょうね。

もっと現場や下の意見を反映し意味のあることをするお役所であってほしいと願います。
急務な課題は、船員不足です。もう時間はありません。


インターネットFAXがどの程度のものなのか実験してみたいところですが・・・
オペ→船へはコストと手間の削減になるかもしれませんね。

ついでに船員環境の改善の為、サロンのテレビを地デジ対応にしました。〔先月〕
SHARP WIDE20V型 地デジ対応ハイビジョン液晶テレビ“AQUOS Dシリーズ”(亀山モデル)



船のテレビで一番重要なのは、チャンネル検索能力。
これはシャープが一番です。しかも早い。
既存のアンテナ設備でそのまま地デジとBSデジタルが見れます。
もちろん地デジの電波が届かないところはダメですが
港に停泊してたらほとんど地デジが見れますね

BSデータ放送で常時、天気予報も見れます
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見てください。気象予報士のおっさんの頭もクリアに光ってます。
肌の質や化粧の濃さまでよくわかりますよ。
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荒天使用の設備にしました
ビスで固定
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荒天航海用ショック吸収剤
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私は、シャープの回し者ではないですが、もしテレビを新替えするならシャープをお勧めします。

シャープ、液晶パネル堺新工場 2010年3月稼働 投資規模1兆円の「21世紀型コンビナート」
新日本製鉄が所有している127万平方メートルの敷地
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家庭用は、パナソニック【VIERA】デジタルハイビジョンプラズマテレビの評判が良いようです



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