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このページのリスト2020.10.20 カテゴリ: アルファマップ
電子海図表示装置 アルファマップ 【風向風速・漁具・沿海ライン】
9月に行った、進宝丸のドックで7年目を迎えた電子海図表示装置アルファマップのオプション追加を行いました。
個人的には、操舵機を電子海図とレーダーで挟み電話もVHFもセンターから動かず取れるカタチが航海当直においてはベストだと思います。
操船になると、考え方が分かれると思いますが、進宝丸では主機リモコンを右舷側の窓センターにもっていき、スラスター操作盤を右手側、舵のリモコンをその下に配置しそこで操船するようにしています。
この配置は、使ってみても正解だったと個人的には思います。
一点失敗だったのが電動リモコンサーチライトのリモコンがセンター天井にあるので操船しながら照らすと言うのが難しい点です。
電動リモコンサーチライトは、手動に比べスタート位置がどこかわからないので急な漁船の出現に照らす際、初動が遅れます。
サーチライトのリモコン位置は操船する場所に近い方が正解だと思います。そしてお金かけてまで電動にする必要は、ないと思います。あえて電動にするなら、コンパスデッキを手動のサーチライト フォアマストに電動の小型サーチライト(漁船用)かなと思います

まず、沿海ラインの追加。
電子海図のデータ【ENC】を水路協会から購入して、電子海図が表示されるのですが沿海ラインは表示されません。
それくらい自分で作図しろって事なのかもしれませんが、船を安全に走らせるために必要な情報、海図を見ればわかります。との方針であれば、沿海ライン、限定近海ライン、A2水域ラインくらいは欲しいものです。

凪の日本海 気持ちは、わかりますがよく捕まるワンコース

凪の北海道 気持ちは、わかりますがよく捕まるワンコース

この沿海ラインは、ルートチェック機能にも引っかかります。また、オーバーしそうな時にも障害物と同じで警報がなります。
沿海ラインも多少緩和され、沖縄にも沿海船で行けるようになりました。
近海仕様の499にも乗った事ありますが、近海仕様だからと言って荒天時に近海区域走れるわけではありません。
沿海船同様、避難したり、島影など沿岸沿いを走ります。
限定近海という船も一部にありますが、逆にこちらは価値を評価されず、沿海船と同様の用船料だったりします。
世の中の限定近海船をもっと評価するか、評価しないのであれば沿海基準のまま区域を限定近海まで広げれば、船員不足や燃料費削減、国益につながるのではないかと考えます
限定近海・沿海ラインを調べようともこの程度の参考図しか出てきません


昔は、偵察機での現行犯でしたが、現在ではAISデータからさかのぼっての摘発もあります。
沿海オーバーで捕まれば、罰金50万とも70万とも言われています。
電子海図がもう1台買える値段です。
沿海ラインオプション オススメです。
沿海ラインオプションは、電子海図表示ソフト アルファマップと戸高製作所の電子海図表示ソフトにオプションとしてあります
漁具データ
内航船と漁船、漁具との戦いは、お互いの仕事上のルール、主義、主張があり永遠のテーマですがお互いが明確な表示をすれば
事故トラブルの回避につながると思います。
電子海図には作図機能もあるので、定位置網や海苔網などを入力している人もいると思いますが、初めて行くところなどは不安です。
年に1.2回は船舶による漁網被害が聞こえてくる塩釜

桃取水道

家島周辺

漁網被害は、漁具によっては、数十万で済むものから億単位になるものまであります。
突如トラップとして現れる、流し網や底引きと違って、知っていれば回避できるものです。
漁具データーもアルファマップのルートチェック機能にひっかかり、また障害物として接近すれば警報がなります。
漁具データオススメです。
漁具データは海上保安庁のデータに基づき重畳しています。
電子海図表示ソフト アルファマップのオプションです。
リアルタイム風向風速
船に乗っていて、例えば鳴門を通過して、今潮岬どれくらい吹いているんだろうと思う事もあると思います。
自社の船の位置をAISで確認して、今どれくらい吹いているんだろうと思う事もあると思います。
知り合いの船や自社船であれば電話して、聞くことはできますが、ウェザーニュースのウェザー・リポートみたいなものが船にあればなぁと思っていました。
台風時などは、ツイッターなどSNS上で活発に海況の報告があったりもするのですが、なかなか情報としては難しい面がありますし、当直にスマホ、携帯持ち込み禁止の風潮の中では、人海戦術でのデータ発信は、意に反しています
今回、電子海図上に自船のリアルタイム風向風速表示機能を追加しました。
今後、このデータがリアルタイム移動気象基地局として、情報提供できる準備段階まできています。
小さい赤丸の三角が風向 色で風の強さを表しています
大きい丸に方角と風速表示



※リアルタイム風速を表示するには、風向風速計から出力できる機器である必要があります。
進宝丸には、出力できる風向風速計はついていませんでしたが、PC表示できる風向風速センサーがついていたので、そちらから引っ張ってきてます
前船から合わせて12年くらい使ってアルファマップの良いと思うところ
・ノートPCから調光式26インチモニターまで予算に応じて機器を選択でき、既存船でも導入しやすい。
・売船時に取り外して、新造船に付け替える事も容易。
・ワイドモニター対応なので紙海図の感覚で見る事ができ表示情報も多い(四角(スクエア)や縦型は電子海図表示には不向き)
・PCベースの機器なので、マウス操作でスクロール等ができ操作性が良い(年配者でも覚えやすい)
・様々なデバイスとの親和性で1+1が3以上の効果になる。ライブカメラとのモニター共有など
・基本的に通信とセットなので、リモートにてメンテナンス等が行える。
・ユーザーの声をカタチにしていく方針なので常に進化していっている
漁具・沿海ライン・リアルタイム風向風速のお問い合わせは、こちらから→→AIS Live Japan
個人的には、操舵機を電子海図とレーダーで挟み電話もVHFもセンターから動かず取れるカタチが航海当直においてはベストだと思います。
操船になると、考え方が分かれると思いますが、進宝丸では主機リモコンを右舷側の窓センターにもっていき、スラスター操作盤を右手側、舵のリモコンをその下に配置しそこで操船するようにしています。
この配置は、使ってみても正解だったと個人的には思います。
一点失敗だったのが電動リモコンサーチライトのリモコンがセンター天井にあるので操船しながら照らすと言うのが難しい点です。
電動リモコンサーチライトは、手動に比べスタート位置がどこかわからないので急な漁船の出現に照らす際、初動が遅れます。
サーチライトのリモコン位置は操船する場所に近い方が正解だと思います。そしてお金かけてまで電動にする必要は、ないと思います。あえて電動にするなら、コンパスデッキを手動のサーチライト フォアマストに電動の小型サーチライト(漁船用)かなと思います

まず、沿海ラインの追加。
電子海図のデータ【ENC】を水路協会から購入して、電子海図が表示されるのですが沿海ラインは表示されません。
それくらい自分で作図しろって事なのかもしれませんが、船を安全に走らせるために必要な情報、海図を見ればわかります。との方針であれば、沿海ライン、限定近海ライン、A2水域ラインくらいは欲しいものです。

凪の日本海 気持ちは、わかりますがよく捕まるワンコース

凪の北海道 気持ちは、わかりますがよく捕まるワンコース

この沿海ラインは、ルートチェック機能にも引っかかります。また、オーバーしそうな時にも障害物と同じで警報がなります。
沿海ラインも多少緩和され、沖縄にも沿海船で行けるようになりました。
近海仕様の499にも乗った事ありますが、近海仕様だからと言って荒天時に近海区域走れるわけではありません。
沿海船同様、避難したり、島影など沿岸沿いを走ります。
限定近海という船も一部にありますが、逆にこちらは価値を評価されず、沿海船と同様の用船料だったりします。
世の中の限定近海船をもっと評価するか、評価しないのであれば沿海基準のまま区域を限定近海まで広げれば、船員不足や燃料費削減、国益につながるのではないかと考えます
限定近海・沿海ラインを調べようともこの程度の参考図しか出てきません


昔は、偵察機での現行犯でしたが、現在ではAISデータからさかのぼっての摘発もあります。
沿海オーバーで捕まれば、罰金50万とも70万とも言われています。
電子海図がもう1台買える値段です。
沿海ラインオプション オススメです。
沿海ラインオプションは、電子海図表示ソフト アルファマップと戸高製作所の電子海図表示ソフトにオプションとしてあります
漁具データ
内航船と漁船、漁具との戦いは、お互いの仕事上のルール、主義、主張があり永遠のテーマですがお互いが明確な表示をすれば
事故トラブルの回避につながると思います。
電子海図には作図機能もあるので、定位置網や海苔網などを入力している人もいると思いますが、初めて行くところなどは不安です。
年に1.2回は船舶による漁網被害が聞こえてくる塩釜

桃取水道

家島周辺

漁網被害は、漁具によっては、数十万で済むものから億単位になるものまであります。
突如トラップとして現れる、流し網や底引きと違って、知っていれば回避できるものです。
漁具データーもアルファマップのルートチェック機能にひっかかり、また障害物として接近すれば警報がなります。
漁具データオススメです。
漁具データは海上保安庁のデータに基づき重畳しています。
電子海図表示ソフト アルファマップのオプションです。
リアルタイム風向風速
船に乗っていて、例えば鳴門を通過して、今潮岬どれくらい吹いているんだろうと思う事もあると思います。
自社の船の位置をAISで確認して、今どれくらい吹いているんだろうと思う事もあると思います。
知り合いの船や自社船であれば電話して、聞くことはできますが、ウェザーニュースのウェザー・リポートみたいなものが船にあればなぁと思っていました。
台風時などは、ツイッターなどSNS上で活発に海況の報告があったりもするのですが、なかなか情報としては難しい面がありますし、当直にスマホ、携帯持ち込み禁止の風潮の中では、人海戦術でのデータ発信は、意に反しています
今回、電子海図上に自船のリアルタイム風向風速表示機能を追加しました。
今後、このデータがリアルタイム移動気象基地局として、情報提供できる準備段階まできています。
小さい赤丸の三角が風向 色で風の強さを表しています
大きい丸に方角と風速表示



※リアルタイム風速を表示するには、風向風速計から出力できる機器である必要があります。
進宝丸には、出力できる風向風速計はついていませんでしたが、PC表示できる風向風速センサーがついていたので、そちらから引っ張ってきてます
前船から合わせて12年くらい使ってアルファマップの良いと思うところ
・ノートPCから調光式26インチモニターまで予算に応じて機器を選択でき、既存船でも導入しやすい。
・売船時に取り外して、新造船に付け替える事も容易。
・ワイドモニター対応なので紙海図の感覚で見る事ができ表示情報も多い(四角(スクエア)や縦型は電子海図表示には不向き)
・PCベースの機器なので、マウス操作でスクロール等ができ操作性が良い(年配者でも覚えやすい)
・様々なデバイスとの親和性で1+1が3以上の効果になる。ライブカメラとのモニター共有など
・基本的に通信とセットなので、リモートにてメンテナンス等が行える。
・ユーザーの声をカタチにしていく方針なので常に進化していっている
漁具・沿海ライン・リアルタイム風向風速のお問い合わせは、こちらから→→AIS Live Japan
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2008.07.11 カテゴリ: アルファマップ
電子海図 アルファマップ
本船の船長も基本操作くらいはでき始めた、アルファマップ
夜間は遮光フィルターと夜間モードで視界は良好です。
ウインドウズのバーが明るいのでプラスチックのL型アングル〔3cm角〕を
乗せるとジャストフィット

チャート台からFAX前の棚に移動したらジャストイン

電源投入後は、このように閉じて、コンソールのメインモニター(20インチ)を利用します
FAXとUSB接続してプリンターとしても利用しています

宇部沖を航行中のアルファマップ画面
緑色の三角がAIS捕捉船
右上の窓に捕捉された船名が表示されていきます

宮崎沖で南王丸のAIS情報を表示した画面

水深が書かれているので初めての場所や当直初心者でも安心して航行できます
戸崎沖

アルファマップのカタログ請求・見積もりお問い合わせは
昌宝汽船有限会社
Tel (0820)62-0174 Fax (0820)62-0635
e-mail kenji_kogawa@ais-live.jp
へどうぞ。
夜間は遮光フィルターと夜間モードで視界は良好です。
ウインドウズのバーが明るいのでプラスチックのL型アングル〔3cm角〕を
乗せるとジャストフィット

チャート台からFAX前の棚に移動したらジャストイン

電源投入後は、このように閉じて、コンソールのメインモニター(20インチ)を利用します
FAXとUSB接続してプリンターとしても利用しています

宇部沖を航行中のアルファマップ画面
緑色の三角がAIS捕捉船
右上の窓に捕捉された船名が表示されていきます

宮崎沖で南王丸のAIS情報を表示した画面

水深が書かれているので初めての場所や当直初心者でも安心して航行できます
戸崎沖

アルファマップのカタログ請求・見積もりお問い合わせは
昌宝汽船有限会社
Tel (0820)62-0174 Fax (0820)62-0635
e-mail kenji_kogawa@ais-live.jp
へどうぞ。