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  月刊修繕ドットコム 臨時増刊号
2010.12.03   カテゴリ:《 荷役 》
  全国的に大荒れ
2010.12.03   カテゴリ:《 内航船〔カーゴ〕 》
  松星丸 ギャランティドックin向島ドック
2010.12.04   カテゴリ:《 航海中 》
  週末航海
2010.12.07   カテゴリ:《 航海中 》
  東京~清水
2010.12.09   カテゴリ:《 新造船 》
  日本初 電気推進鋼材船 はいぱーえこ 本日就航
2010.12.11   カテゴリ:《 風景 》
  王子製紙(株) 富岡工場
2010.12.14   カテゴリ:《 新造船 》
  祝 竣工 第五隆昌丸
2010.12.16   カテゴリ:《 内航船〔カーゴ〕 》
  コイル専用船 伯運丸
2010.12.17   カテゴリ:《 荷役 》
  超近代化荷役   10000TEU NYK ARCADIA
2010.12.20   カテゴリ:《 航海中 》
  鬼の洗濯板で浚渫・・・
2010.12.22   カテゴリ:《 海難事故 》
  貨物船が座礁
2010.12.23   カテゴリ:《 海運ニュース 》
  西日本内航フィーダー合同会社設立   船上のメリークリスマス
2010.12.25   カテゴリ:《 航海中 》
  ホワイトクリスマス
2010.12.27   カテゴリ:《 内航〔電気推進〕 》
  電気推進巻き網漁船 第十六大師丸
2010.12.28   カテゴリ:《 荷役 》
  日ごろの行い・・・
2010.12.30   カテゴリ:《 仕事 》
  2010年荷役終了
2010.12.31   カテゴリ:《 その他 》
  2010年も終わり

2010.12.01    カテゴリ:  月刊修繕ドットコム 

   月刊修繕ドットコム 臨時増刊号

先週、ハッチのリフト曲損の後、次港荷物キャンセルで波止浜に向かいました
矢野造船、艤装岸壁にてJ-SHIPの修繕
本船のコーミングは68cmですがそれでも狭く難工事です
最近の499 18型はさらに狭くサンダーも入るか入らないかの高さです
IMG_0604.jpg
油圧シリンダーの根元ごと切り取り、あらかじめL字型に溶接していた補強用鉄板を
裏側に当てジャッキで固定
IMG_0605.jpg

IMG_0606.jpg
コの字型に溶接していき最後に手前を溶接して角パイプの補強終了
IMG_0607.jpg
リフトの位置調整して、シリンダーを付ける
ざっと磨いて、ジンクスプレー
IMG_0608.jpg
溶接面はその上からFRP樹脂塗装
IMG_0609.jpg
半日工事予定でしたが、ついでに他の補強や調整などで結局1日工事
年末の痛い出費でございます。
これくらいの仕事を自分たちで出来るようになれば良いのですが…
道具全部そろえても、船1日止めて修繕するよりは安いです
IMG_0610.jpg
新造船台では、12月2隻進水に向け急ピッチで建造中
左:藤岡汽船 JFE物流 199GT 730DW 新潟原動機 6M28BGT 1000ps
右:岡田海運 JFE物流 499GT 1650DW 阪神内燃機工業 LA28G 1800ps
IMG_9910.jpg
藤岡汽船 JFE物流 199GT 730DW 新潟原動機 6M28BGT 1000ps
今回、ビックリしたのがオーナーさん自ら二重底タンク内に入って
溶接面のバフがけ・タッチアップや下地処理をしていました。
ペンキ塗る前は、掃除機かけて埃を取る入念な作業を黙々としていました
私も、タンクに入って厳しいチェックをする監督さんやオーナーさんは何人も
知っていますが、自ら下地処理からペン塗りまでしているオーナーさんは初めてです。
聞けば、前の船で二重底には泣かされたそうで今のうちにやっておきたいとの話しでした。
顔は化粧で誤魔化せても、首に年齢が出るのと同じで
二重底タンクは、造船所の善し悪しを決める一つの指標ですね。
途中で延命の為、タンク内ブラストの船もいますが手間と費用は莫大ですね
IMG_9908.jpg
岡田海運のウインドラス・ウインチはウインチメーカーのトップブランドエスケエ鉄工
IMG_9906.jpg
ブレーキハンドルはSUS仕様 フルオーダーメイドのSKウインチです
IMG_9907.jpg
ホールド 16タイプです
IMG_9911.jpg
ブロック
IMG_9912.jpg

IMG_9916.jpg
岡田海運のヘッドアップ型バルバス搭載
IMG_9918.jpg

【撮影は11/25 給料日】
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2010.12.03    カテゴリ:  荷役 

   全国的に大荒れ

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2010.12.03    カテゴリ:  内航船〔カーゴ〕 

   松星丸 ギャランティドックin向島ドック

松星丸【Syousei Maru】 松田海運 三星海運 499GT 1830DW
松浦造船所 赤阪鐵工所 AX33 2000ps
全長 73.00m Lpp  68.00m 型幅 12.00m 型深  7.35m
Sno.571 補償ドック 001
早いもので昨年末に竣工して1年が経ち、向島ドックのフローティングに入渠です
私は、残念ながら副業の船員業務の都合で訪船できませんでしたが
松浦造船 松浦専務にお願いして撮影してきてもらいました
Sno.571 補償ドック 004
省エネコンセプトのエンジン関係設備 赤阪鐵工所AX33 2000psも良好な状態のようです
Sno.571 補償ドック 011
エンジン開放も、給排気弁異常なし・シリンダー異常なし
マグ馬力効果なのか海水ラインも良好だったようです
Sno.571 補償ドック 008
海水ラインのマグ馬力
IMG_1282.jpg
これは最近、注目され採用船が増えているアメロイド日本サービス社の海洋生物の付着を防止装置 マグ馬力
1.既存船でも取り付け簡単!
2.メンテナンスは一切不要!
3.取付後の効果は半永久的!
4.毒性は一切ありません!
IMG_1290.jpg
導入メリット
エンジンのL.O.クーラ前配管などの海水管に設置すると、貝殻付着やスケール・錆の発生が抑制され、ドック時のメンテナンス費用を低減します。更にエンジンの燃費向上や運転効率UPが期待できます。
使用効果の声はこちら→導入者の声
IMG_1277.jpg
副産物的効果として船尾管注水管への採用が効果的との声が多いようです
IMG_1278.jpg
私の方へ入っている情報としては某フェリー会社が約一年の試験運用の後、
機関長から効果ありとの話しで今月のドックでそのまま本格採用となるそうです。
舶用品の効果については海域・時間など効果を確かめる指標がなかなか難しい部分もありますが
フェリーは、同型船・同エンジン・同航路・同海域・同じ運転時間と差を確かめるには
かなり高精度な指標になりますので実証効果があったと言えるのではないでしょうか

詳しい問い合わせはこちら→株式会アメロイド日本サービス社 担当:吉野さんへよろしくお願いします

燃料節約装置 節約くん 株式会社エスエスティ―
Sno.571 補償ドック 012

Sno.571 補償ドック 051
外板もまだ新造の輝きです。
塗らなくてもこのまま出渠できるくらいですね
Sno.571 補償ドック 041
船底状態も良好です。どこのペイントでしょうか?
Sno.571 補償ドック 024
使用している船底塗料は、NKMコーティング 新スリーエル
さすがNO1船底塗料の呼び声が高いNKM製品です
Sno.571 補償ドック 039

Sno.571 補償ドック 027
少し外板より出したユニバーサルローラー
少し出すことにより外板とロープが擦れるのを防げます
Sno.571 補償ドック 036
セミハンドレール型の船尾周り
フェアリーダーをかさ上げすることによりロープ角度を緩めることができます
Sno.571 補償ドック 028
三星海運のファンネル
ここ数年で船団の新造整備ずいぶん進みましたが、残すところ社船くらいでしょうか?
Sno.571 補償ドック 015
Sバンド空中線と大型センター窓が目立つブリッジ
ハウスはウレタン塗装です
Sno.571 補償ドック 023
フォアマスト ピストンフォーン
Sno.571 補償ドック 021

松星丸の船内は、こちら→松星丸 船内探訪


赤阪鐵工所 AX33 2000ps


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2010.12.04    カテゴリ:  航海中 

   週末航海

昨日は、高松で27mの強風を記録 台風直撃でない限り珍しい数字です
備讃瀬戸も波が立っておりました

月曜揚げで時間もあるので徳島今切沖で2100アンカー
翌0400 本船船長の起床ラッパと共に「総員起こーし・吊床おさめ
セッカチ船長の朝は早くて困ります

昨日の暴風が嘘のような紀伊水道
IMG_0007_20101204182742.jpg
第十二海福丸【Kaifuku Maru No.12】布川海運 JRTT 杤木汽船 499GT 1780DW
2007.6 三浦造船所佐伯 新潟原動機 6M34BGT 1000ps
IMG_0019_20101204182743.jpg
海豊丸 豊益海漕 月星海運 499G 1845DW
2007 山中造船
IMG_0023_20101204182743.jpg
日和丸【Nichiwa Maru】朝日海運 日本マリン 497GT 1620DW
2006.3 山中造船 阪神内燃機工業 LH34LA 2000ps
IMG_0030_20101204182743.jpg
太平洋セメント 有明
IMG_0035_20101204182743.jpg
潮岬付近はベタ凪ぎ
IMG_0036_20101204182744.jpg
大王沖で落日
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2010.12.07    カテゴリ:  航海中 

   東京~清水

日曜午前中の浦賀水道と言う事で東京湾出航船も少なめ
WAN HAI 265
IMG_0044_20101207091009.jpg
米海軍の揚陸指揮艦 ブルーリッジ BLUE RIDGE LCC‐19
満載排水量 19648トン 全長 193.2メートル 幅 32.9メートル 喫水 7.6メートル
蒸気タービン 一基一軸 22000PS 速力 23ノット
陸海空軍で展開される作戦を 一元的に指揮するため 指揮通信能力に特化した艦船。
フラットな上甲板は電波障害を考慮してのものだそうです。
【資料提供:艦船に詳しいE丸船長】
IMG_0049-1.jpg
第二豊春丸と富士山
第二豊春丸【Hoshun Maru No.2】大誠興産 日鐵物流 199GT 700DW
1993.6 矢野造船 新潟鉄工所 1000ps
IMG_0050-1.jpg
第二十八共勝丸【Kyosho Maru No.28】㈱共勝丸 317GT 747DW
1993.11 ヤマニシ 阪神内燃機工業 LH34LG 2000ps
東京~小笠原航路 旅客定員:9名の雑貨船です
IMG_0051-1.jpg
緑隆丸【Rokuryu Maru】あすか汽船 JFE物流 5199GT 2780DW
1997.1 西造船 阪神内燃機工業 B&W 8L35MC 6080ps
IMG_0058_20101207091011.jpg
緑隆丸と富士山
主機の排気管は2本ありますね
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君津丸と緑隆丸
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工事中の第二海堡
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東京ゲートブリッジとスカイツリー
東京ゲートブリッジには、マリコンBIG3のエース3隻が協力して架設しています
寄神建設の海翔(4,100t吊り)深田サルベージ建設の武蔵(3,700t吊り)吉田組の第50吉田号(3,700t吊り)
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最近は、ランニングブームのようですね。かなりの数のランナーが公園を走っています
昔は、人気のないスポーツでしたが…
IMG_0069_20101207091240.jpg
東京西航路
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屋形船とスカイツリー
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日曜午後は、フリーだったので横浜へ
しばらく見ないうちに電車から見る景色は、ずいぶんと変わっていました
13:30 昼のピークを過ぎたにも関わらず相変わらずの行列 吉村家
DVC00213.jpg
横浜 家系ラーメンの総本山 吉村家

夜は、おっさんの街、新橋で内航.COM東京支店2名と合流して接待
魚金
値段もリーズナブルで鮮度も良い店でした
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芝浦埠頭 二番船揚げ
昨夜は、ゆりかもめも終わってた時間なので、
山手線で田町で降りて徒歩で帰ったかすかな記憶が残っています…
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16:40 芝浦出航
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同じ海でも、また違った風景です
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2010.12.09    カテゴリ:  新造船 

   日本初 電気推進鋼材船 はいぱーえこ 本日就航

498GT型電気推進鋼材運搬船 はいぱーえこ 
航走写真3-1
はいぱーえこ【Hyper Eco】向島ドック JFE物流 498GT 1800DW
2010.12 向島ドック 建造:青島造船所有限公司(中国山東省)
船舶管理:株式会社イコーズ
推進電動機 374kw×2インバーター制御 満載速力 11.50ノット
LOA 77.08m LPP 71.20m B 11.50m D 7.43m
viewer-1-1.jpg
NK船級 省エネバトックフロー船型
大口径4翼固定ピッチ 2基2軸2枚舵 (ナカシマプロペラ)
減速機 杭洲減速機(中国)
ポッド式やラインシャフトCRP方式に比べ
設置コストとメンテナンスコストの面で優れるツインスケグ 2軸2枚舵
大径プロペラ2基と2枚舵
発電用原動機を船首部に持って行った画期的なエンジン配置により居住区の静粛性と居住性の確保

発電用原動機 ダイハツ 6DC-17A 570kw×2 A重油専焼
発電機 西芝電機 650KVA×2
電動機 ウェスティングハウス(米国)全閉空冷型三相誘導電動機 374kw×2
主電動機出力 374kw×2(748kw)に抑える事により機関部1名を実現
コンパクトな船首発電機室2
インバーター制御 VACON(フィンランド)
コンパクトな船首発電機室1
特徴的な色の船底塗料は防汚性能に優れ水の抵抗を低減し
船舶の燃費を向上させる働きがあるシリコン塗料 インターナショナルペイント
スラスター 電動FPP 3.6トン ナカシマプロペラ
ツインスケグ 2基2軸バトックフローによる航跡
良い流れをしています
航走写真4
ハッチ コンベックスタイプ ヤナセ鉄工
ウインドラス インバーター制御 電動式 ヤナセ鉄工
s-ブリッジからのハッチ2
操舵室は、FURUNO Xバンドレーダーに加え東京計器ECDIS搭載の499クラス最高クラスの仕様
ASKAの居眠り防止 荷役監視カメラ 
ブリッジ2
1Fはランドリースペース・2Fはトイレと女性専用にもなるシャワー室・トイレ
B1居住区中央部にある開放的なサロン・ギャレー
在来船のエンジン場セカンドデッキあたりが居住区スペースです
船員室中央部の開放的な食堂と台所
船長室
居住区は静粛性に優れ内航船でも最高クラスのクリアハイト2.5m 6部屋
天井高さ2.5mの広々とした船長室1

2002年に内航船初の電気推進船が登場し、これまで10数隻就航していますが
鋼材運搬船としては、日本初となる電気推進船(スーパーエコシップ・SES)はいぱーえこ
本日向島ドックにて就航しました。

従来船に比べて電気推進船はCO2やNOXの排出量が少なく環境に優しいく低燃費・
機関配置の自由度により省エネ船型の実現などのメリットの半面、
従来船に比べ約2億と言われている設備コスト(船価の差)が参入の障害になっていました。

そこで、向島ドックでは、海外の造船所で同型船の連続建造を基本とすることで建造コストの削減。
推進用電動機 ウェスティングハウス(米国)・インバーター制御 VACON(フィンランド)と言った
日本では聞きなれない企業ですが世界から見れば電気推進分野でも実績豊富な世界企業製品を採用することで
電気推進船でボトルネックになっていた船価の部分を従来船並みに実現可能と考えているそうです

発電エンジンは、ユニット化されたダイハツ 6DC-17A 570kw(A重油専焼)を採用することにより
若手船員など機関員の早期育成が考えられます。

現在、内航船は平成4年あたりから比べると約半減しました。
その半減で残っている船もほとんどが15年~20年の老朽船です。
既存船が代替していったと試算すると年間300隻ほどの需要が出るとされています。
内航船の減少と共に内航建造造船所もここ10数年でかなり減りました。
現在、国内で内航建造できるキャパは100隻/年とされています。

内航船が減っていると言うことは、当然のことながら修繕ドックである向島ドックの
入渠船数にも近い将来、比例をしてくる話です。

向島ドックの杉原社長は、我々は外科医(修繕)や内科医(エンジンメンテナンス)だけをしていてもダメだ
産科医になって子供を増やさなければ、修繕ドックの未来はないと言っておりました。

業界構造の改革

船舶所有者(保守も含む)と運航管理会社がそれぞれの分野を徹底分担し
同型船によるフリート運航による保守点検の軽減・陸上監視システムによる故障の未然防止やバックアップ
船員のネットワーク化による4勤3休などと言った大胆な休暇改革も視野にいれたビジネスモデルだそうです

変革のリーダーと言われる向島ドックの杉原社長の目線は
10年後、20年後の先を見た「あるべき姿」の目標に基づいた次の変革だと私は思います

『チャレンジして失敗することを恐れるよりも何もしないことを恐れろ』 本田宗一郎著『私の手が語る

私は、何もしないで茹でガエルになりつつある内航海運に新しいかたちを投入してくれる
向島ドックのフリート事業に敬意を表したいと思います

はいぱーえこの安全航海と向島ドック株式会社の今後のご活躍を期待しています

【写真・資料提供:向島ドックフリート事業部 様】


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2010.12.11    カテゴリ:  風景 

   王子製紙(株) 富岡工場

0400アンカー

富岡チップ揚げ 1240出航
IMG_0111_20101211215827.jpg
1730神戸着 1930荷役開始
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日付が変わる前には出航できるかな・・・
IMG_0118_20101211215828.jpg
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2010.12.14    カテゴリ:  新造船 

   祝 竣工 第五隆昌丸

小型タンカークラスでは日本初のダブルハル黒油タンカー第五隆昌丸
DSC_0129-1.jpg
船籍港である上関へ凱旋帰港
上関では、10数年ぶりの新造船 地元お披露目だそうです
DSC_0298-1.jpg
第五隆昌丸【Ryusyo Maru No5】 隆昌汽船 鶴見サンマリン 299GT 599DWダブルハル黒油タンカー
2010.12 太陽造船 阪神内燃機工業 1000ps
LOA 54.70m B 8.8m D 3.7m
DSC_0133-1.jpg

DSC_0148.jpg
餅まきです。
DSC_0237.jpg
操舵室
安全を考慮した、前向きの海図台。
小型内航はスペース上、厳しいモノがありますが工夫次第で予知予防としての0次安全が可能ですね
DSC_0065.jpg
バラストコントロール
DSC_0066.jpg
海図台を前面配置にする為に東京計器別注仕様のスタンド型コンソール
操舵器を挟む様にFURUNOレーダーと電子海図表示装置アルファマップを配置
一人当直船としては理想の配置だと思います。
舵を持ったまま、動かないでレーダーと電子海図が確認できます
DSC_0159.jpg
第五隆昌丸の電子海図表示装置 アルファマップ
DSC_0030.jpg
【仕様】
アルファマップ2・プロ(Ver:AM217)(ENC専用版/シングルライセンス)
デスクトップ仕様(Dell)+UPS(無停電装置)
【アルファマップ接続機器 】
サテライトコンパス 自動衝突予防装置(ARPA) AIS CLASS A

電子海図を全室(船員室、サロンなど)テレビ(ビデオ入力)表示
DSC_0041.jpg
船室にいながら現在地の確認や他船との動向がわかりたくさんの目で航海の安全が守れます
また、TV表示にすることによりモニターなど設置コストの低減です
DSC_0043.jpg
第五隆昌丸のその他、先進設備として海上インターネット・船内LANはもちろんのこと 
アルファマップリモートサポート機能(陸上からネットを通じてアルファマップの操作サポート)
異常やトラブルの際に陸上から即座に支援・サポートできます
AIS Live Japan AIS移動受信局
海上ネット環境の発達により、内航船自体が移動基地局になる事が可能になりました
これにより、今後AIS基地局ロスト海域などより高度なAIS情報が
Aiship(エーアイシップ)ユーザーに提供可能となります
第五隆昌丸 船内ネット環境 FOMAデータ端末+モバイルルーター

DSC_0069.jpg
今回、第五隆昌丸では、アルファマップ2・プロがバージョンアップ(AM217)されています。
AISの目的地入力LOコードへ完全対応及び相手船のLOコード日本語表示
これまで、AISの行き先はTOKYOやNAGOYA OFFなど比較的誰にでもわかりやすいローマ字表記でしたが
LOコードが義務付けられた為に、入力の煩わしさ、表示もパッと見ただけではどこの港だろうと
LOコード表で調べないといけないような不便な状態
本来、安全の為の機器であるはずが非常に使いにくいモノになっています。
しかも、AISトランスポンダはテンキーの為、非常に入力しにくいとの声が多数あります
そこでアルファマップでは、パソコンベースの表示装置の為、従来の舶用機器にはなかった概念
バージョンアップと言う形で対応しています
アルファマップからAISトランスポンダへ簡単に入力が可能になりました
【AIS LOコード簡単入力】
自船を右クリック→属性の表示と編集(P)をクリック 
IMG_0094-1.jpg
【AISのタグをクリック】
IMG_0095-1.jpg
航行状態を選択して、行き先の右端 赤丸をクリック
IMG_0096-1.jpg
目的地設定画面になります
【港名で入力】【履歴から選択】【LOコード入力】とあります
IMG_0097_20101215090359.jpg
【LOコード入力】
従来のLOコード入力と同じですがキーボード入力なので簡単です
IMG_0099_20101215090359.jpg
【港名で入力】
検索窓の国コードにJPと入力したら国内の港がズラズラと出てきます。
もちろん都道府県でも港名の一部でも検索可能です
IMG_0100.jpg
ここでは、JP 神奈川 京浜横浜区 YOKを選択してみます
すると変更後の設定が>JP YOKとなります
変更して終了をクリック
IMG_0101_20101215090514.jpg
そうするとAIS設定画面の行き先が>JP YOKとなり
航行の状態・予定到着日時・現在の最大喫水・船舶種別を入力してOKを押すと
なんと!!
そのまま、AISトランスポンダに入力されているのです!!
どうです?画期的でしょ
IMG_0102_20101215090515.jpg
今まで、出航前の慌ただしい時にコード表見ながらテンキー入力で煩わしさを感じていた人も多いと思います
また入力ミスでマーチスや保安庁から注意を受けた船も多いと思います。
アルファマップ上には、相手船の行き先情報が日本語表記されます
それにより来島や明石での交差部において即座に回避動作ができます。
これがLOコードだと、あの船どちらへ行くのだろうと見てからLOコード表で確認とかしてたら
それこそ危ないです。安全の為の機器であるのに本末転倒です

これは正しい行き先表記です
相手船のLOコードが正しく入力されていたらこのように表記されます
20101104001-1.jpg
この船は>JPのJが抜けているLOコード入力ミスです
20101104002-1.jpg
外国船に多い、未だにローマ字での港名入力
20101104003-1.jpg

バージョンアップ希望のアルファマップユーザーや
アルファマップについてのお問い合わせはこちらをクリック→昌宝汽船有限会社


第五隆昌丸の安全航海と隆昌汽船さんのご活躍を期待しています

【写真提供:K氏】
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2010.12.16    カテゴリ:  内航船〔カーゴ〕 

   コイル専用船 伯運丸

伯方造船にてドック中の伯運丸

伯運丸【Hakuun Maru】 伯運汽船 住友金属物流 698GT 2100DW
1997.1山中造船 阪神内燃機工業 LH34LG
鹿島→名古屋のコイル専用船
約200tの専用架台付きです
IMG_5102.jpg
修繕ドックも私が立っている撮影位置まで延びます
IMG_5090.jpg
伯運丸には、かつて800mを1分52秒台で走っていた異色の経歴を持った新人船員さんが乗っていました。
私と同じチーム池田の門下生ですね。
IMG_5086.jpg
新造船台は、これだけ伸びます。
新造船台には、内海汽船の6000キロ白油タンカー
艤装岸壁には、第一宮丸 宮川海運 鶴見サンマリン 3850GT 6260㎥
木浦港沖には、第八十二英山丸 愛媛商船 旭タンカー 3815GT 6200㎥
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内海汽船 鶴見サンマリン 3852GT 6500㎥
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6000キロ3隻連続建造なのにどれも、造りが違うんですよね。
そこはさすが、細かい要望にもできるだけ対応する一隻入魂の伯方造船ですね。
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2010.12.17    カテゴリ:  荷役 

   超近代化荷役

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2010.12.17    カテゴリ:  外航〔コンテナ船〕 

   10000TEU NYK ARCADIA

豊後水道を南下していると空船コンテナ船が前からきました
駿河湾で試運転・撮影でしょうか?
フレア型のオモテ、ケープサイズバルカーを彷彿させるスリム型ブリッジ
IHIシリーズだとすぐにわかりますね
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空気抵抗を考えたブリッジなのでしょうか?
アンカーも船体の中に収納させるようになっています
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もちろんコンテナ船は、フルコンテナ状態が一番美しい姿ですが空船なので美しい船型がよくわかります
垂線下、まっすぐのところがほとんどありません
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NYK ARCADIA  日本郵船 98800GT 106000DW 10000TEU
IHI Corporation SUL 11RT-flex96C 68644kw
LOA 332.2m B 45.2m D14.0m
20ノットで走ってましたが半速くらいでしょうね
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ファンネルは、ブリッジと一体型なのでものすごく小さいですね。
排気管はサンタクロースもビックリの巨大管です
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豊後水道を北上中のNYK ARCADIA

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2010.12.20    カテゴリ:  航海中 

   鬼の洗濯板で浚渫・・・

・・・ではないですね。

2010年10月24日、宮崎市沖の日向灘 鬼の洗濯板に、浚渫船「豊栄」が座礁
シエラレオネ船籍のタグボートにえい航され、山口県から中国に向かっていたところ24日未明、
日向灘でタグボートとつないでいたワイヤロープが切れて、約8時間漂流。
当時の海域の風速は12メートル、波の高さは約4メートルで強風と波浪注意
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以前も、鬼の洗濯板に流れ着いた曳航物件がありました

都井岬と第五福吉丸
第五福吉丸【Fukuyoshi Maru No.5】 個人船主:薮田さん 加藤海運 199GT 700DW
1996.3 太陽造船 阪神内燃機工業 LH26G 1000ps
この船はいつ見てもきれいにしていますね
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クリスマス寒波到来だそうですがそんなクリスマスプレゼントは要りませんね・・・
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今年もあと少し、安全運航・安全航海で頑張りましょう。
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2010.12.22    カテゴリ:  海難事故 

   貨物船が座礁

パナマ船籍の貨物船SEA ACE「シーエース」(2976トン)から、福島県いわき市小名浜の海岸近くで座礁
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2010.12.23    カテゴリ:  海運ニュース 

   西日本内航フィーダー合同会社設立

国際コンテナ戦略港湾に選定された阪神港(神戸、大阪港)への瀬戸内のコンテナ貨物を集荷 
上組・三菱倉庫・住友倉庫・三井倉庫・日本通運・山九など7社の合同会社
2011年5月には5,300DWT、320TEU(実入)積みの第1船の運航開始を予定
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2010.12.25    カテゴリ:  月刊修繕ドットコム 

   船上のメリークリスマス

正月前にいらないクリスマス寒波が勝手にやってきました。
本日、四日市にてパーツセンターからクリスマスプレゼントが届きました
荷役会社のご協力の下、荷役レッカーを部品搬入に使用してくれました
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一応修理品ですが見た感じ新しいですよね。
実際、交換してまだ2年くらいしか経過していない新品に近いシリンダーカバーです
それを本船のボスがやらかしてしまったのです。
それは12月某日、宮崎県日向港にての出来事でした。
何事も感覚でやられる本船ボスがエアランのリズムが悪いと
朝一から始動弁をオーバーホール品と交換していたようです。
赤丸に始動弁が入ります
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⇒のあたりに銅パッキンがあるのですがこれが割と取りにくいのです。
本船では耳かきのような道具を作って取るようにしていますが
始動弁に銅パッキンは付いた状態で抜けた本船のボスは何を勘違いしたのか
あるはずもない銅パッキンと格闘しはじめたそうです。
いくらやっても取れませんよね。ないのですから。
そこでボスは、強攻策にでました。
銅パッキンを割って出そうと・・・また後先考えない強引なやり方で・・・
もう一度言いますが、すでに銅パッキンはないのですよ

ゴリゴリ・・・ゴリゴリ・・・ん? 銅の色でなくシルバー系の粉が??

しまったーしかし後の祭りです。

銅パッキン二枚重ねで入れてみるもエア漏れ

私はその当日、はいぱーえこのプレス発表解禁がAM11:00と決まってた日に
事前に作成していた記事を間違いがないか点検していた最中でしたが、
ボスからエンジン場に来いと怒鳴り込んできて、こちらは何事かと行ってみると…
シリンダーカバー外せとの指示0930に開放作業開始
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昼飯も食べないでぶっ通し作業予備品を組み終わったのが14:00
舶用部品販売・修繕大手の三栄工業で修繕した予備品があったものの、
これが予備品なかったら交通の便から考えて
二日は船が止まっているところでした
やれやれ、これでようやく昼飯が食べれると思いつつ…組み終わり
清水のバルブを開けると…
は??勢いよく清水ザーザー漏れ
オーマイゴッドです

シリンダーカバーは修繕されていますがジャケット部分のカバーのパッキンが
劣化状態で一部欠損していました。しかもヘッドとヘッドの隙間部分
まさかパッキンが・・・念の為パッキンも交換しておくかとの余裕もない
シリンダーカバー交換優先でしたので
まさかの落とし穴でした。
みなさん予備品と交換する場合、一応全てのチェックを!
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ボスは、なんとか漏れを止めようと隙間に入る自作工具を作り
必死にボルトを締めてましたがパッキン欠損なので意味ナッシングです

今組み終わったエンジンを開放するほど虚しいモノはありません。
そこで私は考えました・・・
短時間で二回もシリンダーカバーを組めるなんて良い勉強じゃないかと
モノは考えようです。そう考えれば腹も立ちません。
やらかした当の本人はイライラしておりましたが(笑)
イライラしようがどうしようが組み直さなければなりません。

黙々と開放・パッキン交換・組み立て・・・
昼飯も食べないで1600終了。荷役も1600終了

今日のボスの一言

『調子の良いエンジンは触らん方が良い』

本船のエンジン割と調子よく回っています。

これ、ボスがやらかしてますが我々、下っ端がやらかしてたら
ボスの脳みそ沸騰しながらピロリ菌マックス状態でしょうね

他人の失敗は、烈火のごとく怒り・自分の失敗は笑って済ませる優秀なリーダーです

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2010.12.25    カテゴリ:  航海中 

   ホワイトクリスマス

強風警報の中、清水積み切り
富士山がこれだけ綺麗に見えると言うことは・・・
そうです。沖に出れば海上は白波で真っ白です
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MOL PROGRESSと富士山
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Mt.FUJI
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WAN HAI 265
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第五十一光輝丸【Koki Maru No.51】ワークスネット 青野海運 749GT 1306㎥
2002.9 内海造船向島 赤阪鐵工所 A31R 1799ps
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今年の汚れを全て波で洗い流してもらえそうで良かったです

さて、今日は楽しいクリスマス航海になりそうですね

GO!南九州GO!
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2010.12.27    カテゴリ:  内航〔電気推進〕 

   電気推進巻き網漁船 第十六大師丸

JD3103 第十六大師丸 
長崎の井筒造船建造

電気推進船は漁船の分野でも既に遠洋マグロはえ縄漁船第八勝栄丸を始め
多くの電力を必要とする漁船分野にも広がりつつあります
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2010.12.28    カテゴリ:  荷役 

   日ごろの行い・・・

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2010.12.30    カテゴリ:  仕事 

   2010年荷役終了

2010年もいろいろありましたが、無事最後の積み荷役終了
30日からは大荒れの天気です。
雨の中の正月準備になりそうです。


良い年越しをお過ごしください。
取り急ぎご挨拶まで
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2010.12.31    カテゴリ:  その他 

   2010年も終わり

あと数時間で2010年も終了です。

意外にも呑んだくれてはおりません。

我が家の輪転機フル稼働で、年賀状作成に追いやられています。

遡ること一日前。12/30は本船の仕事納めでした。
私は、夜明けと同時にデッキの高圧洗浄を開始し
雨の中、昼までかかって一年分の汚れ落とし終了。

雨の日は良く船体の汚れが落ちますよ。

一週間前にオーダーを受けた、年賀状デザインが何回もやり直しをくらい、
ようやく工務監督からOが出て意気揚々と印刷開始。

裏面を無事、オーダー枚数印刷し、宛名印刷に入るも
ヘッドは動いているのに、全く印字されず・・・

はて?インク残量はあるようだがなぜだろうと試行錯誤するも全く印字されず
ヘッドが動いているだけ・・・

違うPCと接続して試したりあらゆる方策を考えやっても見るもダメ

赤文字と黒文字と青文字に分けた同一単語を印刷してみると
黒文字だ表示されず・・・

これで黒に問題ありと分かり、そこから調べるとようやく夜明け前に印刷できました。

以下の方法で成功
http://cweb.canon.jp/e-support/qa/1055/app/servlet/qadoc?qa=039601

結局、無駄なオールのまま、我が家の麻薬探知犬の散歩


しかし、窓を開けるとそこは雪国・・・

犬のトイレと散歩には正月休みはありません。
年中無休早朝から業務開始


そして12時までに年賀状をだして、さあそれからです。内航.COM年賀状は・・・

それもなんとか今日中には終わりそうです

そんな、バタバタな年末。

皆さんにとって2010年はどんな年でしたか?

私にとってはのいろいろありましたがあっという間の一年でした。

飛び込み営業でコテンパンに断られ、内航.COMの知名度もまだまだヒヨコだなと
奮起を誓った年でもありました

また多くの人と人の・つながりを感じた年でもありました。

この一年の内航.COMを運営することができたのも
多くの船主さん・造船所さん・メーカーさん船乗りのおかげでごす。

そして内航.COMを仕事中の暇つぶしに見てくれた多くの海運関係者の皆様、ありがとうございました

来年は、もっと皆様の暇つぶしになるよう(笑)頑張る次第であります

以上、簡単ではございますが、年末の挨拶とさせていただきます

では良いお年を
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