2009.04.22 カテゴリ: ワッチサポート
居眠り予防装置 ワッチサポート
今回のドックで(株)ASKA製の操船支援装置[居眠り予防] ワッチサポートを設置しました。

ワッチサポート開発者(株)ASKAの鷹野氏が自ら設置及びレクチャーしていただき
開発秘話や業界動向・また舶用電気関係にも精通している鷹野氏のお話は
聞きごたえのあるものでした。

主機関の前進信号を入力して電源が「ON」になります。
前進信号[航海中]が入れば、途中でワッチサポートの電源は切れません。
このあたりが、設置実績800隻以上。主要オペ・造船所、指定商品の所以ですね。


コントロールパネル
居眠り状態の体制[コンソールにモタれて寝る・イスで寝る]及び当直者異常[操舵室で倒れるなど]
を感知して4分後に一次警報。

その1分後に居住区通路に2次警報

もう一つの特徴が、ヒザ丈より少し下に倒れても手の届く位置に
押せば居住区の2次警報が鳴る当直者異常ボタンがあります。

最悪、体調異常などまだ意識のある状況ならこれを押せば船内に異常を知らせることが
できます。船内電話などもありますが倒れて起き上がれない状況なら
コンソールには届きません。そう言った意味でも意識があれば最後のライフラインになります。

第一に商品ありきの製品ではなく、船員の高齢化による当直者の異常
(脳溢血、脳梗塞、心筋梗塞等など)の検知と船内への異常の場合の周知の観点から考え
同時に居眠り防止としての効果も兼ね備えた装置であること。
実際にASKAのワッチサポートにより当直者異常[心筋梗塞]を検知し
当直者本人の命と船舶及び乗組員の安全が守られた例も数件あったそうです。
私の耳にも接岸中に心筋梗塞で倒れそのまま岸壁に衝突したなど
当直者[操船者]の突発的症状で船舶および人命に影響があった話しは
過去に聞いたことがあります。
安全に対する機器類はオペレーターの指導により義務化の場合もあります。
コスト云々もありますが、義務だから付けるのではなく
安全をお金で買うじゃないですが、わずかな投資で海難事故を
防ぐ環境を作っておくと言うことは、大切なことであり、オペレーターやオーナーの
安全義務とも言えると思います。
今後、数年内にSOLAS条約においても150GT~5000GTの船に搭載義務が有力視されています。
搭載義務になって設置も一つの考えかもしれません。
しかしそれでは、あの時付けておけば・・・となる可能性期間は発生します。
現状を言うと海難事故=首切りにもつながります。
以前、私の知り合いのオーナーさんに不稼働保険には入っていた方がいいよと
助言したところ、うちは、まだ新造だし、もう少し古くなってからとの返答
その後、港内で外船と接触、約2週間の修繕となり
あの時、入っておけばと言っていました。
これでは、機会損失ですね。
■機会損失とは
ある決定または行動が最善でない場合に、最善の決定、行動をした場合との差をいう。
これを踏まえ、安全を機会損失の観点から考えると
設置を単なる義務だからと言う考えはなくなると思います。
オーナーやオペレーターは、現場の船員が、安心して仕事のできる環境を
用意してあげると言うのは、必要であり義務でもます。
安全機器類のそろっていない船とそろっている船、
給料変わらないならあなたは、どちらに乗りますか?
安全機器や省エネ製品に対する補助の出ているオペレータや荷主もあります。
大変大切な取り組みですね。
安全を唱えるだけでコストや責任はオーナーに丸投げでは
優良企業とは言えません。そして、安全や省エネに対する取り組みを
評価してあげる環境づくりが人を伸ばし、また安全レベルの向上にもつながります。
もちろん、最後はマンパワーであり安全の本質は人[船員]にあります
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
【山本五十六】
現在、ドック出し3日目ですが、正常に作動しています。
操船支援装置(居眠り防止・居眠り予防)は800隻以上設置[平成21年4月現在]の信頼と実績の
(株)ASKAのワッチサポートをどうぞ


ワッチサポートのカタログダウンロードはこちらから→カタログ
お問い合せは、(株)ASKAのホームページからどうぞ

ワッチサポート開発者(株)ASKAの鷹野氏が自ら設置及びレクチャーしていただき
開発秘話や業界動向・また舶用電気関係にも精通している鷹野氏のお話は
聞きごたえのあるものでした。

主機関の前進信号を入力して電源が「ON」になります。
前進信号[航海中]が入れば、途中でワッチサポートの電源は切れません。
このあたりが、設置実績800隻以上。主要オペ・造船所、指定商品の所以ですね。


コントロールパネル
居眠り状態の体制[コンソールにモタれて寝る・イスで寝る]及び当直者異常[操舵室で倒れるなど]
を感知して4分後に一次警報。

その1分後に居住区通路に2次警報

もう一つの特徴が、ヒザ丈より少し下に倒れても手の届く位置に
押せば居住区の2次警報が鳴る当直者異常ボタンがあります。

最悪、体調異常などまだ意識のある状況ならこれを押せば船内に異常を知らせることが
できます。船内電話などもありますが倒れて起き上がれない状況なら
コンソールには届きません。そう言った意味でも意識があれば最後のライフラインになります。

第一に商品ありきの製品ではなく、船員の高齢化による当直者の異常
(脳溢血、脳梗塞、心筋梗塞等など)の検知と船内への異常の場合の周知の観点から考え
同時に居眠り防止としての効果も兼ね備えた装置であること。
実際にASKAのワッチサポートにより当直者異常[心筋梗塞]を検知し
当直者本人の命と船舶及び乗組員の安全が守られた例も数件あったそうです。
私の耳にも接岸中に心筋梗塞で倒れそのまま岸壁に衝突したなど
当直者[操船者]の突発的症状で船舶および人命に影響があった話しは
過去に聞いたことがあります。
安全に対する機器類はオペレーターの指導により義務化の場合もあります。
コスト云々もありますが、義務だから付けるのではなく
安全をお金で買うじゃないですが、わずかな投資で海難事故を
防ぐ環境を作っておくと言うことは、大切なことであり、オペレーターやオーナーの
安全義務とも言えると思います。
今後、数年内にSOLAS条約においても150GT~5000GTの船に搭載義務が有力視されています。
搭載義務になって設置も一つの考えかもしれません。
しかしそれでは、あの時付けておけば・・・となる可能性期間は発生します。
現状を言うと海難事故=首切りにもつながります。
以前、私の知り合いのオーナーさんに不稼働保険には入っていた方がいいよと
助言したところ、うちは、まだ新造だし、もう少し古くなってからとの返答
その後、港内で外船と接触、約2週間の修繕となり
あの時、入っておけばと言っていました。
これでは、機会損失ですね。
■機会損失とは
ある決定または行動が最善でない場合に、最善の決定、行動をした場合との差をいう。
これを踏まえ、安全を機会損失の観点から考えると
設置を単なる義務だからと言う考えはなくなると思います。
オーナーやオペレーターは、現場の船員が、安心して仕事のできる環境を
用意してあげると言うのは、必要であり義務でもます。
安全機器類のそろっていない船とそろっている船、
給料変わらないならあなたは、どちらに乗りますか?
安全機器や省エネ製品に対する補助の出ているオペレータや荷主もあります。
大変大切な取り組みですね。
安全を唱えるだけでコストや責任はオーナーに丸投げでは
優良企業とは言えません。そして、安全や省エネに対する取り組みを
評価してあげる環境づくりが人を伸ばし、また安全レベルの向上にもつながります。
もちろん、最後はマンパワーであり安全の本質は人[船員]にあります
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
【山本五十六】
現在、ドック出し3日目ですが、正常に作動しています。
操船支援装置(居眠り防止・居眠り予防)は800隻以上設置[平成21年4月現在]の信頼と実績の
(株)ASKAのワッチサポートをどうぞ


ワッチサポートのカタログダウンロードはこちらから→カタログ
お問い合せは、(株)ASKAのホームページからどうぞ
- 関連記事
-
- BNWAS 船橋航海当直警報装置
- 居眠り予防装置 ワッチサポート
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)