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海運ニュース

2009.10.29    カテゴリ:  海難事故 

   関門海峡衝突炎上事故

昨日から原因は、関門マーチスかと騒がれています。
保安庁も必死の弁明。マスコミが叩けば一斉方向に
国民の目が向き人の噂も七十五日までバッシングの嵐

しかし、この事故の原因は、橋下で追い越し状態になる可能性にもかかわらず
CARINA STARが減速しなかったことが最大の要因だと個人的には思います。

第二要因としてCARINA STARが追い越そうとした船の針路とマーチスへの返答及び避航動作
CARINA STARはこの航跡にあるように当初、右寄り航行で速力約14ノット
で前方にいた貨物船「QUEEN ORCHID」がやや中央航路寄りに東向け航行中

貨物船「QUEEN ORCHID」
img_458247_5654409_5.jpg

img_458247_5654409_6.jpg
【写真提供:素人造船(株) 船舶模型課  様】

10月27日の関門海峡潮流は
16:55 西流れ最強5.1ノット
20:49 転流
23:48 東流れ最強3.7ノット

QUEEN ORCHIDの速力は不明ですが
【時間】
19:52.51 CARINA STAR 速力14ノット 前方のQUEEN ORCHIDと船間距離が詰まり始める
19:53.11 CARINA STAR 速力13.8ノット QUEEN ORCHIDは、ほぼ中央航行で橋に接近

おそらくこの前後で関門マーチスからQUEEN ORCHIDへ後ろからCARINA STARが来ているので
注意するようにと通達
QUEEN ORCHIDからの返答は、左側から追い越してくれとの返答(マスコミ発表)
CARINA STAR はまだ右側航行の針路
どのタイミングかわかりませんが CARINA STARへ左側を追い越すよう通達(マスコミ発表)

19:54.08 CARINA STAR 速力12.4ノット QUEEN ORCHID橋中央を通過しながら太刀の浦方向へ右転開始
CARINA STAR の針路はまだQUEEN ORCHIDより右
19:54.28 CARINA STAR 速力11.9ノット 右転したQUEEN ORCHIDとほぼ交差状態で船尾へ接近
19:55.13 CARINA STAR 速力9.8ノット 急減速で左転開始 橋を通過直後QUEEN ORCHIDとの衝突を避けるため大舵を切ったと思われる(あくまでも推測)
19:55.34 CARINA STAR 速力9.2ノット 中央ライン上
19:55.53 CARINA STAR 速力8.2ノット 中央ラインオーバー
針路復旧へ右転するも既に護衛艦「くらま」が目の前
航路を斜め横断状態

護衛艦「くらま」は橋手前でいきなり横切り状態の船に出くわすと言う予想だにもしない出来事で
おそらくクラッシュアスタン すでに遅し・・・

護衛艦「くらま」はAISが付いていないですが、CARINA STAR がレーダーでくらまを見落としている可能性は?

ある船長の見解では、艦船の舷灯は細い船体に付いているので舷灯からは船舶の大きさが
把握できず小型内航と見間違えた可能性は?

QUEEN ORCHIDとの目測を誤り、予想以上の接近に慌てて大舵を切った可能性は?

しかし・・・
19:56 護衛艦「くらま」とCARINA STAR が衝突爆発炎上

その後、CARINA STAR下関側の浅瀬に乗揚げそうになりながらも、炎上しながら西へ漂流

関門航路閉鎖

10/28 0100頃封鎖解除

やはり、事故は複数要因で起こるもので『たら・れば』で話せばきりがないですが
マスコミ報道をはじめ、一方的に関門マーチスを責めるのは良くないことです。

船舶の損傷は酷いようですが、人的被害が最小限のケガで済んだのは不幸中の幸いと思うしかないですね。
CARINA STARがタンカーやケミカル船ならば、大惨事になっていたかもしれません。

橋の下で追いつかないように減速していれば、今回のような海難事故にはなっていなかったのです。
待っても到着時間は5分と違いません。
その5分と今回の海難事故・・・代償は大きいですね

航海計器やAISなどの情報網が発達しても最後は、人間の判断・マンパワーです。
そして、海難事故を起こさないような設備投資をするのがオーナーの仕事であって
事故を起こしにくいヒューマニズムの管理体制が必要ではないでしょうか?

看守と囚人のようになってきている現在の安全教育も大部分は必要なのかもしれませんが
罪と罰を増やしても、方向を間違えると行きつくところはJR福知山線脱線事故です

普通のことを普通にするのは、案外凄いことです

無事是名馬なり

CO2削減・安全第一・安定輸送 THE 内航海運!

今回、時系列に並べた文章は、次世代型船舶監視システムAi Shipにおけるデータ提供サービスの航跡動画を文章にして並べたものです。

動画では、衝突に向う航跡再現を克明に再現しています。
実際に動画を見るとかなりインパクトありますよ。

あってはならないことですがAi Shipにおけるデータ提供サービスでは、
事故が起こった際の、生ログデータ・航跡・Aiship上の事故発生リアルタイム動画などを販売しています。
購入条件は、事故当事者及び事故関係者

海難事故・生ログデータ(Aiship会員15750円~Aiship非会員31500円~)
※特定船舶監視サービス5契約・港湾船舶監視サービス1エリアにつき1データ無償提供

事故発生時の当事者間のログデータがあることにより、
誤差のない事故検証。解析。また正しい証拠になり、より円滑に事故処理が行え、
特に対外国船の事故には威力を発揮すると思います

参考までにこちらは、海難事故ではなくて転覆していた作業船を
内航タンカーが救助した時の内航タンカーの航跡動画(コースアップ)

※もちろんノースアップもできます

内航.comでは、次世代船舶監視システム AiShipの販売代理店を行っています。

尚、販売手数料は内航.com運営費に全額投入されます。
実際の導入説明・サービスに関しては有限責任事業組合エーアイエス・ライブ・ジャパンに帰属します
趣旨をご理解いた上で、ご協力いただける方のご連絡・お問い合わせをお待ちしております
連絡先はこちら→naikou0000@gmail.com

住所・氏名・連絡先などは、メール返信にてお伝えします。
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  • マスコミの報道の仕方
  •  なべ 
  • 2009.10.29 15:21  
  •  [ 編集 ]
前回のあたごの件でも思いましたが、マスコミの報道の仕方は、事故の原因究明よりも、とにかく自衛隊を叩きたくてしょうがない、そんな印象を受けました。

さらに言えば、解説にでたらめの多い事。この分だと、他に専門知識のいるような事故に関する報道でもだいぶでたらめがあるのではないか?と勘ぐるほどです。

とにかく報道するときは、冷静に事実だけを報道して欲しいと感じます。
矛先がくらまから外れたとたんに報道量が減った感触を受けます。

まあ報道は置いておくとしても、このクラスの船がよりによって最狭部で追い越しをかけるというのはいかがなものなんでしょうね?
  • 管理人のみ閲覧できます
  •  - 
  • 2009.10.29 18:37  
  •  [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • 管理人のみ閲覧できます
  •  - 
  • 2009.10.29 18:38  
  •  [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
なべさんや陸上社員さんの仰る通りです、くらまはとんだとばっちりを食った感じですね。最大の原因はCARINA STAR船長の判断ミスですよね、能力の無い奴はすぐ他人の所為にしようとする。自分も船長時代何度か通った事ありますが、首を傾げたくなる報道や解説があります。
朝鮮コンテナ船側の明らかな違反と無茶な言い訳が出て来たので、
カズゴミはそろそろ「報道しない自由」に入りますね。
東海大学の山田教授のBLOG
関門海峡の事故-海賊日誌
ttp://blog.canpan.info/yamakichi/archive/192
によると
「また、事故の翌日、コンテナ船と自衛艦の衝突位置を特定した。自衛艦が中央によりすぎていることは他船の航跡から判断できる。しかも4分前にはコンテナ船の変針が確認できたはずである。」

だそうで内航.comさんの上げられた情報と比べるとだいぶ異なっているようなのですが、なぜ異なっているのでしょうか
なぜ異なっているのでしょうか
漂流者 様
山田教授に直接聞くか以下のサイトを見るとわかりやすいかもしれません。
週刊オブイェクトえ検索していただくとわかりやすいかもしれません。







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