2010.09.03 カテゴリ: 新造船
祝 竣工 第二金洋丸
5000KL黒油ダブルハルタンカー 第二金洋丸 竣工
第二金洋丸【kinyo Maru No2】金力汽船 JRTT 鶴見サンマリン 3566GT 5599.8㎥
2010.9 伯方造船 ダイハツディーゼル 6DCM-32F 2942kw
LOA 104.24m B 16.0m D 8.2m マルチ乾舷採用

左は6000kl白油タンカー 第八十二英山丸

デッキに色が入ると雰囲気変わりましたね
デッキはNKMのウレタン塗装(今回のペンキはオールNKM)
業界初の半埋没型デッキストレーナー

ファンネルは、内航タンカー最大手 メガコモンキャリアの鶴見サンマリン

ホワイトベース型セミウイングブリッジ(NKMウレタン塗装)

海運メディア風に紹介すると、暴露部の一部に“鉄”を採用
後々、メンテが困るような場所・錆の出やすい場所にはSUSを多数採用

JRTTとの共有船です

オモテ ウインドラスはエスケエ鉄工 別注SUS仕様

チェーン止めのターンバックルもSUS

デッキを広く取るのが伯方造船のタンカーの特徴ですね

最大揚荷容量 3600㎥/h
最大積込容量 1840㎥/h

SUSスカッパー 水たまりができても濡れないようSUSステップ付き

大きな荷物を持って揚がれる幅広階段

ポンプ室


吹き抜け型

トモ ウインチ

船尾から

SUS被膜付きファイヤーワイヤー

オーバーフロー


ナビゲーションデッキ




操舵室 冬季は、床暖房が入ります

視界良好です

センター型両開きチャート台


船舶電話の交換機が新しくなるようです

機関長室
クッションフロアを張って高級感が増しました
室内は土足禁止・禁煙 全室2ドア冷蔵庫・個別暖房・ハイブリッド式加湿機完備

廊下

船長さん自作の一般配置
各フロアに喫煙ルームが設置された完全分煙仕様

一般配置

24時間対応展望浴場 船員さんの要望でカーテン取り付け
左舷付け仮バースや浦賀水道などの反航船と近い時によく相手側から見えるそうです

2F 一等機関士部屋とお風呂の間にストア

1F 結構広いセカンドエンジニア室

オーナズルーム兼多目的予備室

ジャンパーロッカー

食堂サロンはミーティングしやすいように縦型配置


壁は、通達物などが磁石で貼れます

荷役事務室

1F一般配置(船長さん自作)

オーナーさん提供のデリバリー写真



進水式はこちら→第二金洋丸 進水式
海上試運転はこちら→第二金洋丸 海上試運転
オーナーさんのコンセプトは、
あったら良いなと思うモノは、なくても良いモノだから付けない【シンプル化】
結構、あったら良いなと思うモノたくさん付いています(笑)
10年後・15年後にメンテコストのかかるものは出来るだけ付けない【脱・ハイテク化】
カーゴから比べればため息が出るほどのハイテク設備です(笑)
10年後15年後にメンテ困難な場所には初期投資【出来るだけSUS化・二重底GRP配管など…】
私は、オペ社船に見られる赤字垂れ流しのハイテク船を否定はしません。
ハイテク技術も進んでもらわないと、海運技術に進歩がありません
しかしながら、船主側は傭船料収入の中から長期運航計画・経営計画を立てなければ
海運経営は成り立ちません。
逆に船価重視の安かろう悪かろうな船では、長期安定安全輸送は望めません。
色んなコンセプト・バックグラウンドがあって各船が出来あがっている事を知れば
海運業界にまかり通っている『平等という名の下の不平等』を少しは改善できるのではないかと考えます
第二金洋に見られるこだわりや、設備投資に対する付加価値。オーナーさんのコンセプト
それを、形にした、伯方造船も、内航タンカー建造のパイオニアと言える所以だと思います
今回、起工から竣工までそんなに、回数としては見学できませんでしたが
たまたま、スケジュールが合い進水式も見れましたし、たまたま、私の抜糸翌日が試運転で
ついでに乗船できましたし
(試運転前日に抜糸をする為に逆算して手術日を決めたそんな計算高い人間ではないですよ(笑))
竣工前日にたまたま4時間ほど時間ができて見学できましたし、運が良かったと言えるのではないでしょうか
関係者の皆様、ありがとうございました
以上、簡単ではございますが第二金洋丸の紹介を終わります
第二金洋丸の安全航海と金力汽船の今後のご活躍を期待します。
金力汽船のホームページはこちら→金力汽船株式会社
第二金洋丸【kinyo Maru No2】金力汽船 JRTT 鶴見サンマリン 3566GT 5599.8㎥
2010.9 伯方造船 ダイハツディーゼル 6DCM-32F 2942kw
LOA 104.24m B 16.0m D 8.2m マルチ乾舷採用

左は6000kl白油タンカー 第八十二英山丸

デッキに色が入ると雰囲気変わりましたね
デッキはNKMのウレタン塗装(今回のペンキはオールNKM)
業界初の半埋没型デッキストレーナー

ファンネルは、内航タンカー最大手 メガコモンキャリアの鶴見サンマリン

ホワイトベース型セミウイングブリッジ(NKMウレタン塗装)

海運メディア風に紹介すると、暴露部の一部に“鉄”を採用
後々、メンテが困るような場所・錆の出やすい場所にはSUSを多数採用

JRTTとの共有船です

オモテ ウインドラスはエスケエ鉄工 別注SUS仕様

チェーン止めのターンバックルもSUS

デッキを広く取るのが伯方造船のタンカーの特徴ですね

最大揚荷容量 3600㎥/h
最大積込容量 1840㎥/h

SUSスカッパー 水たまりができても濡れないようSUSステップ付き

大きな荷物を持って揚がれる幅広階段

ポンプ室


吹き抜け型

トモ ウインチ

船尾から

SUS被膜付きファイヤーワイヤー

オーバーフロー


ナビゲーションデッキ




操舵室 冬季は、床暖房が入ります

視界良好です

センター型両開きチャート台


船舶電話の交換機が新しくなるようです

機関長室
クッションフロアを張って高級感が増しました
室内は土足禁止・禁煙 全室2ドア冷蔵庫・個別暖房・ハイブリッド式加湿機完備

廊下

船長さん自作の一般配置
各フロアに喫煙ルームが設置された完全分煙仕様

一般配置

24時間対応展望浴場 船員さんの要望でカーテン取り付け
左舷付け仮バースや浦賀水道などの反航船と近い時によく相手側から見えるそうです

2F 一等機関士部屋とお風呂の間にストア

1F 結構広いセカンドエンジニア室

オーナズルーム兼多目的予備室

ジャンパーロッカー

食堂サロンはミーティングしやすいように縦型配置


壁は、通達物などが磁石で貼れます

荷役事務室

1F一般配置(船長さん自作)

オーナーさん提供のデリバリー写真



進水式はこちら→第二金洋丸 進水式
海上試運転はこちら→第二金洋丸 海上試運転
オーナーさんのコンセプトは、
あったら良いなと思うモノは、なくても良いモノだから付けない【シンプル化】
結構、あったら良いなと思うモノたくさん付いています(笑)
10年後・15年後にメンテコストのかかるものは出来るだけ付けない【脱・ハイテク化】
カーゴから比べればため息が出るほどのハイテク設備です(笑)
10年後15年後にメンテ困難な場所には初期投資【出来るだけSUS化・二重底GRP配管など…】
私は、オペ社船に見られる赤字垂れ流しのハイテク船を否定はしません。
ハイテク技術も進んでもらわないと、海運技術に進歩がありません
しかしながら、船主側は傭船料収入の中から長期運航計画・経営計画を立てなければ
海運経営は成り立ちません。
逆に船価重視の安かろう悪かろうな船では、長期安定安全輸送は望めません。
色んなコンセプト・バックグラウンドがあって各船が出来あがっている事を知れば
海運業界にまかり通っている『平等という名の下の不平等』を少しは改善できるのではないかと考えます
第二金洋に見られるこだわりや、設備投資に対する付加価値。オーナーさんのコンセプト
それを、形にした、伯方造船も、内航タンカー建造のパイオニアと言える所以だと思います
今回、起工から竣工までそんなに、回数としては見学できませんでしたが
たまたま、スケジュールが合い進水式も見れましたし、たまたま、私の抜糸翌日が試運転で
ついでに乗船できましたし
(試運転前日に抜糸をする為に逆算して手術日を決めたそんな計算高い人間ではないですよ(笑))
竣工前日にたまたま4時間ほど時間ができて見学できましたし、運が良かったと言えるのではないでしょうか
関係者の皆様、ありがとうございました
以上、簡単ではございますが第二金洋丸の紹介を終わります
第二金洋丸の安全航海と金力汽船の今後のご活躍を期待します。
金力汽船のホームページはこちら→金力汽船株式会社
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199乗りからは夢のまた夢ような船ですね。
管理人さんも色々夢見て新造頑張ってください。
貴殿ブログでお答えしましたが正解です
小船乗り 様
夢と思うのか現実の目標とするのかそれは本人次第ではないでしょうか?
どうせ自分は…どうせ我が社は…どうせ本船はと思っているより
もちろん仕様も設備も小船とは違ってきますけど
自分に何ができるだろうか?我が社に何ができるだろうか?本船のセールスポイントは?
と思ったら仕様レベルの高い大型内航船とも土俵は違えど何か勝負はできるのではないでしょうか?
第二金洋丸見てよし自分もこの船に負けないくらいの船を造ろうと思う方が
プラスになるのではないのではないかと思います
Hやん 様
タグの仕事頑張ってください。撮影にはベストポイントなので
いつか撮影に伺います
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