8月2日に太陽造船にて竣工された平本海運(株)の新造船 第八利栄丸

第八利栄丸【Toshiei Maru No8】平本海運 岡山海運 199GT 725DW
2010.8 太陽造船 阪神内燃機工業 LH26G 735kw ジェットスラスター付き

船主さんから頂いた太陽造船撮影の竣工写真と8月中旬に坂出港で見学した際の写真です
積み荷は、スクラップがメインです

2Fが両サイドまでありますので199以上に見えます

太陽造船のゴールドプレート

ファンネルは岡山海運 積み荷は電炉向けスクラップ
排気管はSUS仕様

ホールドは30m×7.5m 鉄板ボックス仕様 二重底タンクトップ22mm厚の強度仕様
ハッチとウインドラスは上原鉄工

オモテから
ワイヤレスリモコン仕様

ホースパイプ囲いは、最近いろんなところで見るようになりましたね



ハッチ収納レールはSUS丸棒 使っていくうちに楕円に落ち着きます
角棒だと上が段々と潰れて耳ができます

ハッチは、収納した時に当たる部分には、SUSピース当て太陽造船別注仕様
走行ローラー・収納ローラーはSUS
コーミングトップはステンレス一枚板 このあたりは太陽造船では当たり前の設備です
チェーンは、スタッドレスの強化チェーンのようですね

ハンドレールは分割型
スクラップがボトボト落ちてきますのでハンドレールはめちゃくちゃになります
法律上必要な部分は残して後は取り外し可能なワイヤー型

そしてこの船はノンバラスト着桟・離岸が可能なポンプジェットスラスター【ナカシマプロペラ】搭載
360度前後左右自在な推進です。

実際、船主さんの話では瀬戸内船なので余程のことが限り1番以外は張るつもりはないそうです

いすゞマリン UM6HE1TCG 276kw(JCI出力)
ポンプジェットを動かすには高馬力のエンジンが必要です

ロープシフトも可能な停泊用パッケージ発電機 デンヨー 70KVA

前船から引き継がれたマイブルドーザー

操舵室
太陽造船仕様はコンソール前を開けるタイプが多いです

エンジンコンソール ジェットスラスター操作盤

バラストコントーロールは、バラスト張ることもほぼないので必要ないとの船主要望
その分の予算はジェットスラスターへ

船長室

199GTなので部屋の広さは取れませんがその中でも家具の色合いには高級感をだし
空間最大利用で収納もバッチリです

機関長室

空調は各部屋個別です

阪神内燃機 機関警報

1F予備室

和室仕様

食堂
後ろに見える食洗器は設置前

キッチン

ボートデッキ 左舷側

右舷側 甲板倉庫

ケッチンアンカーもあります

阪神内燃機工業 LH26G 735kw


セントラルクーリング

太陽造船標準のバラコンは、バラストを張らないと言うことで不採用

トモウインドラスはワイヤーリモコン仕様



水島沖 満船状態

新造船からスクラップ積みと聞くと、誰もが・・・うーん・・・もったいないと思われるかもしれませんが
船主さんは、前船からの荷物も航路も継続なので最初からスクラップを積むつもりでスクラップ積みに
耐えれる船に特化して合理的に建造したようでした。
船主さんは、太陽造船以外での建造は考えなかったと言うくらい
レベルの高い塗装クオリティ 長持ちする船 太陽造船
小船船主を中心に太陽造船ファンが多い所以でしょうか
スクラップは、カーゴの末路。外国船並みに船が傷んでいく。
スクラップ積んだ後は、他の荷物が積めない
磁気コンパスはマグネット荷役で使い物にならない…鉄粉で船は、錆だらけになるなど
嫌煙される分野ですが、リサイクルの観点からも電炉メーカー向けに
国内の重要な資源であり原料輸送でもあります。
綺麗で楽な仕事(荷物)は、それだけ競争も激しくなりますし、淘汰も早いです
人の行く裏に道あり花の山
ニッチな分野に自分のポジションを持っておくのも生き残る道ではないでしょうか
第八利栄丸の安全航海と平本海運の今後の活躍を期待しています

第八利栄丸【Toshiei Maru No8】平本海運 岡山海運 199GT 725DW
2010.8 太陽造船 阪神内燃機工業 LH26G 735kw ジェットスラスター付き

船主さんから頂いた太陽造船撮影の竣工写真と8月中旬に坂出港で見学した際の写真です
積み荷は、スクラップがメインです

2Fが両サイドまでありますので199以上に見えます

太陽造船のゴールドプレート

ファンネルは岡山海運 積み荷は電炉向けスクラップ
排気管はSUS仕様

ホールドは30m×7.5m 鉄板ボックス仕様 二重底タンクトップ22mm厚の強度仕様
ハッチとウインドラスは上原鉄工

オモテから
ワイヤレスリモコン仕様

ホースパイプ囲いは、最近いろんなところで見るようになりましたね



ハッチ収納レールはSUS丸棒 使っていくうちに楕円に落ち着きます
角棒だと上が段々と潰れて耳ができます

ハッチは、収納した時に当たる部分には、SUSピース当て太陽造船別注仕様
走行ローラー・収納ローラーはSUS
コーミングトップはステンレス一枚板 このあたりは太陽造船では当たり前の設備です
チェーンは、スタッドレスの強化チェーンのようですね

ハンドレールは分割型
スクラップがボトボト落ちてきますのでハンドレールはめちゃくちゃになります
法律上必要な部分は残して後は取り外し可能なワイヤー型

そしてこの船はノンバラスト着桟・離岸が可能なポンプジェットスラスター【ナカシマプロペラ】搭載
360度前後左右自在な推進です。

実際、船主さんの話では瀬戸内船なので余程のことが限り1番以外は張るつもりはないそうです

いすゞマリン UM6HE1TCG 276kw(JCI出力)
ポンプジェットを動かすには高馬力のエンジンが必要です

ロープシフトも可能な停泊用パッケージ発電機 デンヨー 70KVA

前船から引き継がれたマイブルドーザー

操舵室
太陽造船仕様はコンソール前を開けるタイプが多いです

エンジンコンソール ジェットスラスター操作盤

バラストコントーロールは、バラスト張ることもほぼないので必要ないとの船主要望
その分の予算はジェットスラスターへ

船長室

199GTなので部屋の広さは取れませんがその中でも家具の色合いには高級感をだし
空間最大利用で収納もバッチリです

機関長室

空調は各部屋個別です

阪神内燃機 機関警報

1F予備室

和室仕様

食堂
後ろに見える食洗器は設置前

キッチン

ボートデッキ 左舷側

右舷側 甲板倉庫

ケッチンアンカーもあります

阪神内燃機工業 LH26G 735kw


セントラルクーリング

太陽造船標準のバラコンは、バラストを張らないと言うことで不採用

トモウインドラスはワイヤーリモコン仕様



水島沖 満船状態

新造船からスクラップ積みと聞くと、誰もが・・・うーん・・・もったいないと思われるかもしれませんが
船主さんは、前船からの荷物も航路も継続なので最初からスクラップを積むつもりでスクラップ積みに
耐えれる船に特化して合理的に建造したようでした。
船主さんは、太陽造船以外での建造は考えなかったと言うくらい
レベルの高い塗装クオリティ 長持ちする船 太陽造船
小船船主を中心に太陽造船ファンが多い所以でしょうか
スクラップは、カーゴの末路。外国船並みに船が傷んでいく。
スクラップ積んだ後は、他の荷物が積めない
磁気コンパスはマグネット荷役で使い物にならない…鉄粉で船は、錆だらけになるなど
嫌煙される分野ですが、リサイクルの観点からも電炉メーカー向けに
国内の重要な資源であり原料輸送でもあります。
綺麗で楽な仕事(荷物)は、それだけ競争も激しくなりますし、淘汰も早いです
人の行く裏に道あり花の山
ニッチな分野に自分のポジションを持っておくのも生き残る道ではないでしょうか
第八利栄丸の安全航海と平本海運の今後の活躍を期待しています
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そうです。Noなしも社船として現役続行です
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