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海運ニュース

2010.12.09    カテゴリ:  新造船 

   日本初 電気推進鋼材船 はいぱーえこ 本日就航

498GT型電気推進鋼材運搬船 はいぱーえこ 
航走写真3-1
はいぱーえこ【Hyper Eco】向島ドック JFE物流 498GT 1800DW
2010.12 向島ドック 建造:青島造船所有限公司(中国山東省)
船舶管理:株式会社イコーズ
推進電動機 374kw×2インバーター制御 満載速力 11.50ノット
LOA 77.08m LPP 71.20m B 11.50m D 7.43m
viewer-1-1.jpg
NK船級 省エネバトックフロー船型
大口径4翼固定ピッチ 2基2軸2枚舵 (ナカシマプロペラ)
減速機 杭洲減速機(中国)
ポッド式やラインシャフトCRP方式に比べ
設置コストとメンテナンスコストの面で優れるツインスケグ 2軸2枚舵
大径プロペラ2基と2枚舵
発電用原動機を船首部に持って行った画期的なエンジン配置により居住区の静粛性と居住性の確保

発電用原動機 ダイハツ 6DC-17A 570kw×2 A重油専焼
発電機 西芝電機 650KVA×2
電動機 ウェスティングハウス(米国)全閉空冷型三相誘導電動機 374kw×2
主電動機出力 374kw×2(748kw)に抑える事により機関部1名を実現
コンパクトな船首発電機室2
インバーター制御 VACON(フィンランド)
コンパクトな船首発電機室1
特徴的な色の船底塗料は防汚性能に優れ水の抵抗を低減し
船舶の燃費を向上させる働きがあるシリコン塗料 インターナショナルペイント
スラスター 電動FPP 3.6トン ナカシマプロペラ
ツインスケグ 2基2軸バトックフローによる航跡
良い流れをしています
航走写真4
ハッチ コンベックスタイプ ヤナセ鉄工
ウインドラス インバーター制御 電動式 ヤナセ鉄工
s-ブリッジからのハッチ2
操舵室は、FURUNO Xバンドレーダーに加え東京計器ECDIS搭載の499クラス最高クラスの仕様
ASKAの居眠り防止 荷役監視カメラ 
ブリッジ2
1Fはランドリースペース・2Fはトイレと女性専用にもなるシャワー室・トイレ
B1居住区中央部にある開放的なサロン・ギャレー
在来船のエンジン場セカンドデッキあたりが居住区スペースです
船員室中央部の開放的な食堂と台所
船長室
居住区は静粛性に優れ内航船でも最高クラスのクリアハイト2.5m 6部屋
天井高さ2.5mの広々とした船長室1

2002年に内航船初の電気推進船が登場し、これまで10数隻就航していますが
鋼材運搬船としては、日本初となる電気推進船(スーパーエコシップ・SES)はいぱーえこ
本日向島ドックにて就航しました。

従来船に比べて電気推進船はCO2やNOXの排出量が少なく環境に優しいく低燃費・
機関配置の自由度により省エネ船型の実現などのメリットの半面、
従来船に比べ約2億と言われている設備コスト(船価の差)が参入の障害になっていました。

そこで、向島ドックでは、海外の造船所で同型船の連続建造を基本とすることで建造コストの削減。
推進用電動機 ウェスティングハウス(米国)・インバーター制御 VACON(フィンランド)と言った
日本では聞きなれない企業ですが世界から見れば電気推進分野でも実績豊富な世界企業製品を採用することで
電気推進船でボトルネックになっていた船価の部分を従来船並みに実現可能と考えているそうです

発電エンジンは、ユニット化されたダイハツ 6DC-17A 570kw(A重油専焼)を採用することにより
若手船員など機関員の早期育成が考えられます。

現在、内航船は平成4年あたりから比べると約半減しました。
その半減で残っている船もほとんどが15年~20年の老朽船です。
既存船が代替していったと試算すると年間300隻ほどの需要が出るとされています。
内航船の減少と共に内航建造造船所もここ10数年でかなり減りました。
現在、国内で内航建造できるキャパは100隻/年とされています。

内航船が減っていると言うことは、当然のことながら修繕ドックである向島ドックの
入渠船数にも近い将来、比例をしてくる話です。

向島ドックの杉原社長は、我々は外科医(修繕)や内科医(エンジンメンテナンス)だけをしていてもダメだ
産科医になって子供を増やさなければ、修繕ドックの未来はないと言っておりました。

業界構造の改革

船舶所有者(保守も含む)と運航管理会社がそれぞれの分野を徹底分担し
同型船によるフリート運航による保守点検の軽減・陸上監視システムによる故障の未然防止やバックアップ
船員のネットワーク化による4勤3休などと言った大胆な休暇改革も視野にいれたビジネスモデルだそうです

変革のリーダーと言われる向島ドックの杉原社長の目線は
10年後、20年後の先を見た「あるべき姿」の目標に基づいた次の変革だと私は思います

『チャレンジして失敗することを恐れるよりも何もしないことを恐れろ』 本田宗一郎著『私の手が語る

私は、何もしないで茹でガエルになりつつある内航海運に新しいかたちを投入してくれる
向島ドックのフリート事業に敬意を表したいと思います

はいぱーえこの安全航海と向島ドック株式会社の今後のご活躍を期待しています

【写真・資料提供:向島ドックフリート事業部 様】


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