日曜日、谷山港で朝から休みも午後から雨予報
途中で雨に降られてもいいようにフェアリーダーのサビ打ち
ヤスリの様な肌でこれではロープによくありません。

自然の甘さそのままに 甘栗むいちゃいました
スケーリングマシーンでジャンジャンバリバリ サビ打ちDAY!

ある社船は、フェアリーダーがSUSだそうです。
ユニバーサルローラーのSUS巻きも見たことありますね。
そんなこと新造船の仕様打ち合わせで言ったら、営業さんが泣きますので過度なSUS仕様は控えましょう!
ジンクスプレーで下地処理


めんどくさがりの私は、ここから一気にいきます
最強の錆止め THE FRP
めんどくさがりの私でもここは分量を量ります
FRP樹脂 100ccに対し硬化剤は1cc(冬なら2cc)
100ccくらいが硬化前に塗りきれる分量です
面倒ですが、塗りきったらまた100ccを作ります
専門店に行くと、FRP樹脂にノンパラとインパラがありますが
パラフィンと言うワックスが入っているかどうか
値段は変わりませんが固まった時に、ツルツルがインパラ
重ね塗り向きなのがノンパラ
下地がツルツルすぎるとペンキが滑る可能性がありますのでノンパラをオススメします
ホームセンターで売っているFRPはノンパラともインパラとも表記がないのが多いです

う、美しい・・・

見とれている場合ではありません。本日は、次の工程
ガラスマット クロスタイプを貼ります
よく見る繊維タイプより、こちらのほうが貼りやすいです

上からFRP樹脂を塗り重ね

仕事が丁寧な人は、固まったら、ペーパーなどで突起部分がないか
研磨してあげると良いです。(私は却下)

ひっくり返して、FRPが垂れたところをグラインダーで均してツライチに
裏面もジンク→FRP

塗装して、一晩乾燥

そして、昼間に、またチャリを盗まれ・・・二連敗
場所:谷山公共岸壁 時間: 15:00~16:00くらい 状況:本船サイド・無施錠・ボロチャリ・船名表記あり
今日もよく頑張ったと、萬サバと贅沢コラボ(大トロ・ウニ)で乾杯

翌朝、重たいフェアリーダー担いで、腰が抜けそうになりながらも設置完了
あとは安全大好き虎マークで完成

FRPの効果はどうでした?とよく聞かれますが、まずはやってみましょう!
FRPは、船の修理のあらゆるところに応用できます。
持っていて損はないです。少量のセットや少量の樹脂も売っています
パイプの修理・ポンプ類など鋳物部分の修理・油圧配管の応急処置にも使えます
油圧の場合は、あまりオススメできませんが、穴→パーツ洗浄→パテ→タイヤチューブ巻き(ここまで秒殺の工程)
その後、FRPとガラスマットで補強していきます。なんとか漏れず止まりました
事例:オモテウインドラス モーター30kw 配管 サビ打ち中にジェットタガネで破損 作動油漏れ
パテ・ゴムチューブ・FRP・ガラスマットで対応 固形後ウインドラス起動・操作するも漏れなし3年経過
FRP作業に必要なモノ
・FRP樹脂(ノンパラ)または(ワックスなし)
・硬化剤(FRP樹脂に100cc対して1cc~2cc)面倒でも測ってください。硬化剤はスポイドで測定(100均)
・プラスチックカップ
・ハケ 5号~10号程度の小型のハケ
・アセトン ハケの洗浄 カップの洗浄に使います
・パーツ洗浄 パイプ修理などの下地処理に使います
・ジンクスプレー
FRPの購入は、有津船用品でどうぞ
お近くでなければ通販もあります
FRP素材屋さん
FRP-ZONE.COM
フェアリーダーの設置位置、角度でもロープの寿命が大きく違ってきます。
ロープの擦れ止めにロープをかましている船も多いかと思いますが(本船も)
船具屋さんに言わせれば、ロープ対ロープは摩耗の原因だそうです。
ロープも扱いによれば、大事故になります。
またウネリ・波浪の港では、ロープ破断だけでなく、フェアリーダーの破損なども時にあります。
実際、私の友人は、ウネリの港でスプリングフェアリーダーが欠損。
ロープに挟まれ骨折。大変な事故ですが、飛んだフェアリーダーは自身をかすめただけでも
不幸中の幸い。こう言った、サビ打ち作業で、フェアリーダーの軸芯にクラックが入ってないか
チェックできますので、夏場の暑い時期や、空模様が良くない時にオススメなのがこのフェアリーダーの
サビ打ちです。
本船は、何故かフェアリーダーの予備品が2つあります(笑)
途中で雨に降られてもいいようにフェアリーダーのサビ打ち
ヤスリの様な肌でこれではロープによくありません。

自然の甘さそのままに 甘栗むいちゃいました
スケーリングマシーンでジャンジャンバリバリ サビ打ちDAY!

ある社船は、フェアリーダーがSUSだそうです。
ユニバーサルローラーのSUS巻きも見たことありますね。
そんなこと新造船の仕様打ち合わせで言ったら、営業さんが泣きますので過度なSUS仕様は控えましょう!
ジンクスプレーで下地処理


めんどくさがりの私は、ここから一気にいきます
最強の錆止め THE FRP
めんどくさがりの私でもここは分量を量ります
FRP樹脂 100ccに対し硬化剤は1cc(冬なら2cc)
100ccくらいが硬化前に塗りきれる分量です
面倒ですが、塗りきったらまた100ccを作ります
専門店に行くと、FRP樹脂にノンパラとインパラがありますが
パラフィンと言うワックスが入っているかどうか
値段は変わりませんが固まった時に、ツルツルがインパラ
重ね塗り向きなのがノンパラ
下地がツルツルすぎるとペンキが滑る可能性がありますのでノンパラをオススメします
ホームセンターで売っているFRPはノンパラともインパラとも表記がないのが多いです

う、美しい・・・

見とれている場合ではありません。本日は、次の工程
ガラスマット クロスタイプを貼ります
よく見る繊維タイプより、こちらのほうが貼りやすいです

上からFRP樹脂を塗り重ね

仕事が丁寧な人は、固まったら、ペーパーなどで突起部分がないか
研磨してあげると良いです。(私は却下)

ひっくり返して、FRPが垂れたところをグラインダーで均してツライチに
裏面もジンク→FRP

塗装して、一晩乾燥

そして、昼間に、またチャリを盗まれ・・・二連敗
場所:谷山公共岸壁 時間: 15:00~16:00くらい 状況:本船サイド・無施錠・ボロチャリ・船名表記あり
今日もよく頑張ったと、萬サバと贅沢コラボ(大トロ・ウニ)で乾杯


翌朝、重たいフェアリーダー担いで、腰が抜けそうになりながらも設置完了
あとは安全大好き虎マークで完成

FRPの効果はどうでした?とよく聞かれますが、まずはやってみましょう!
FRPは、船の修理のあらゆるところに応用できます。
持っていて損はないです。少量のセットや少量の樹脂も売っています
パイプの修理・ポンプ類など鋳物部分の修理・油圧配管の応急処置にも使えます
油圧の場合は、あまりオススメできませんが、穴→パーツ洗浄→パテ→タイヤチューブ巻き(ここまで秒殺の工程)
その後、FRPとガラスマットで補強していきます。なんとか漏れず止まりました
事例:オモテウインドラス モーター30kw 配管 サビ打ち中にジェットタガネで破損 作動油漏れ
パテ・ゴムチューブ・FRP・ガラスマットで対応 固形後ウインドラス起動・操作するも漏れなし3年経過
FRP作業に必要なモノ
・FRP樹脂(ノンパラ)または(ワックスなし)
・硬化剤(FRP樹脂に100cc対して1cc~2cc)面倒でも測ってください。硬化剤はスポイドで測定(100均)
・プラスチックカップ
・ハケ 5号~10号程度の小型のハケ
・アセトン ハケの洗浄 カップの洗浄に使います
・パーツ洗浄 パイプ修理などの下地処理に使います
・ジンクスプレー
FRPの購入は、有津船用品でどうぞ
お近くでなければ通販もあります
FRP素材屋さん
FRP-ZONE.COM
フェアリーダーの設置位置、角度でもロープの寿命が大きく違ってきます。
ロープの擦れ止めにロープをかましている船も多いかと思いますが(本船も)
船具屋さんに言わせれば、ロープ対ロープは摩耗の原因だそうです。
ロープも扱いによれば、大事故になります。
またウネリ・波浪の港では、ロープ破断だけでなく、フェアリーダーの破損なども時にあります。
実際、私の友人は、ウネリの港でスプリングフェアリーダーが欠損。
ロープに挟まれ骨折。大変な事故ですが、飛んだフェアリーダーは自身をかすめただけでも
不幸中の幸い。こう言った、サビ打ち作業で、フェアリーダーの軸芯にクラックが入ってないか
チェックできますので、夏場の暑い時期や、空模様が良くない時にオススメなのがこのフェアリーダーの
サビ打ちです。
本船は、何故かフェアリーダーの予備品が2つあります(笑)
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長年ブログ拝見させてもらってます。はじめてのコメントになりますがいつも勉強させていただいてます。
内航船のあり方。現状。楽しみ。大変さ。取り巻いているシステム。
私も若輩ものではありますが、4年程危険物船にて一航士をしております。
今回の船体整備にしても勉強なりました。上記のお二方とまさに同感です。
今まで、何度もコメントさせて頂きたいと思いましたが不慣れなもので・・・。
これからもずっと拝見し応援させて頂きます。
船種は違いますが、機会あれば是非お話させて下さい。
ここから、日本の内航船業界を変えていきましょう!!!
応援してます!!
これからも宜しくお願いします。
サビ打ちしたところから錆びてくるのが錆び打ちです(笑)
私は、めんどくさがりなので楽して、錆ない方法を常に研究します。
新造だったら最初の三年が勝負ですね
おさむっち 様
みなさんの役に立つようにするなら、工程から検証までするのが
良いのでしょうけど・・・私も気まぐれですので(笑)
作業しながらの撮影している姿を想像してください
ハッキリ言ってアホです(笑)
せたんこ 様
一時期、記事書くことで力尽きてコメント返信おろそかにしていたら
ほとんどコメントこなくなりましたが(笑)割りとコメントしにくい
ブログなんですかね?
せんたこさんには、申し訳ないですが今のままでは内航海運は、変わりません。
このまま衰退・ジリ貧もしくはクラッシュです。
クラッシュ待つしかないのが現状です。
しかも問題先送りでなーんにも変わってません。
変わろうともしてません。変わることを恐れているのが
引退間近の団塊世代、業界のの各トップです。
でもどの業種でもどの時代にもその道のプロフェッショナルがいます
そのプロフェッショナルになりましょう!
昔は、失敗しながらも経験が積めましたが
今は、失敗はするな。即戦力
失敗したら打ち首獄門入港禁止と言っているターミナル側がドンパチファイヤー・
漏れ油・汚水流出・環境汚染でニュースにもなる時代です
4年だったら業界の縮図・関係性・仕事もわかりはじめた時期だと思います
私はやりがいは、与えられるものではなく自分で作るものだと思っています
若手は業界の金の卵です。
貴殿のようなやる気のある若手が頑張れる業界になるよう
私なりに、私のやり方で、頑張っていこうと思います
相談は、直接メールでいつでもどうぞ。
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