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海運ニュース

2013.07.29    カテゴリ:  保安庁 

   漁網情報 CeisNet(シーズネット)

海難事故には防げる事故と防げない事故があります

ヒューマンエラーなど様々な要因が複合して事故となる事例もあれば、情報があれば防げる事故もあります

昨年、平戸瀬戸の工事作業船を見誤り1ヶ月内に連続して数件の乗り上げ事故と言う前代未聞の海難事故がありました。
これは、作業船からの可航域の投光がヒューマンエラーをおこしやすい状況であったのが原因の一つですが
事前に情報を周知徹底していれば、防げた事故であり、また第一船目の事故の原因を周知していれば
連続海難事故と言うことは防げたのではないかと思います
実際に国土交通省九州地方整備局のホームページの中で『平戸瀬戸航路工事スケジュール』を調べれば情報は出てきます。
ただ、調べなければ情報は入手できません。

海苔網・定置網・カキいかだ乗り入れ事故なども情報があれば防げる事故です


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現状では一般的に水路部発行の定置漁具図あるいは現地の代理店等より漁網の情報を得るしかありません。
この情報を今普及しているレーダープロッターに表示あるは電子海図に表示できれば
漁網に関連する事故は相当減るのではないでしょうか。
このような情報をデジタルで提供しようする動きはありますが現状で提供しているところはありません。

そこで現在できることとして
以下のサイト(海上保安部、海洋情報部)で全国の漁網図が提供されています。
前面に広報されていないようで「大規模流出油関連情報」として公開されています。

スマホ、iPadでも見られます。
もちろん海上で電波の届く範囲であれば問題ありません。
ほとんどGPS機能が付いてますので現在地をスマホ上で確認できます。
またGPS端末をパソコンにつなげば船上でも現在地を確認できます。


漁網情報 CeisNet(シーズネット)
http://www4.kaiho.mlit.go.jp/CeisNetWebGIS/index.html?config=config_gyogyou.xml


また六管区、八管区、九管区では独自の漁網図を提供しています。
各管区ごとに独自の色々な情報を提供しているようです。

八管区
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN8/jouhou/jouhouzu.html
九管区
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN9/map/9FISH/9fish-top.htm

六管区
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN6/1_kokai/gyogu/index.html

【情報提供:天草マリン同志会・株式会社Aシップ】

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以上のように、ビックリするくらい素晴らしい情報サイトがあるにも関わらず、ビックリするくらい見つけにくい。
そして、ビックリするくらい内航関係者が知らないサイトになっています。

安全情報と言うものは、伝達し、周知徹底し、入手し、活用しなければ、どんなに良い情報でも意味がありません

安全情報をFAXにて全船に通達と言うのはオペレーター支配船レベルでは可能ですが
今まで受信にお金がかからなかった船舶電話のFAXもワイドスターⅡに移行すれば受信に結構な費用がかかります。
対策としては、NTT-WEマリンのマリタイムモバイルを利用することによりコストは削減できます

私は、航路に関する安全情報を総連合もしくは、国交省・保安庁が主体となり 情報を一本化
現状に合わせ、船乗りの情報ツールである携帯(スマホ)とPCから簡単に最新情報・この航海で通る海域の最新情報がすぐに入手できる状態を作ることが海難事故防止につながるのではないかと考えます

年寄船員でも携帯から天気情報を入手する時代です

もしくは、水産庁と協力して、バーチャルAISとして漁網、海苔網、カキ筏位置を表示することは
航海情報として、大変有効だと思います

また、水路協会の方にお願いしたいのは政府公認の、電子化された海図データENCに沿海ライン表示がなく
C-MAPには沿海ラインがちゃんと表示されている
もちろん省エネの為に沿海ラインの見直しも必要ですが、まずは電子海図データーに沿海ラインを表示してください。お願いします


■天草マリン同志会・株式会社Aシップ■
天草マリン同志会とは2009年5月に天草地区の若手船主が中心となり「天草マリン同志会」が発足しました。
現在では30~40代の若手船主を中心に、海運関係事業者、機器メーカー、金融機関など約80社が参加して定期的に勉強会を行っています
また同志会のメンバーの一部有志で立ち上げた株式会社Aシップと言う船舶管理会社の今後の活躍も楽しみなところです。
天草地域は船主のみならず、船員の供給地域として、若手からベテランまでそろっています
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