2013.07.28 カテゴリ: 新造船
21邦久 船内探訪【デッキ編】

21邦久【Kunihisa 21】邦久汽船 日鉄住金物流 260GT 850DW
2013.7 三浦造船所 新潟原動機 6M26AFTE 1000ps


高速バルパスの採用


ハッチはヤナセ type SUS@KUNIHISAモデル

ハウスは前面R付き デザイナーズブリッジ

オモテから
デザイナーズマスト type ALL SUS@KANPUKUモデル

エアホーンをフォアマストに搭載

鋼材船なのでマストは起倒式です

ウインドラスはヤナセ ドラム内側SUS貼り

ボースンストア コンパニオン

マスト起倒ウインチはコンパニオンにinしてます

停泊用発電機はパッケージ型 50KVA

スラスターエンジンはいすゞマリン 276kw

スラスターはポンプジェット式2t ナカシマプロペラ

線材から重量コイル・プラント・フレコンまでオールマイティに積めます
オモテのダンネージストアにフォークリフトがinします

オモテ側ビルジボックス
鋼材はオモテから脚決めて積み付けする場合もあるので雨可荷物の際に重宝します

倉内用ライブカメラ 防振タイプ
航海中の貨物の安全確認や荷役の監視が船内LAN及びインターネットを通じてできます

こんな感じで見えます(私のカメラの撮影なので実際の映像は多少違います)

エンジン場前のデッキ

階段は荷役作業員の退避スペースにもなっており、垂直階段からの転落事故を防止するため普通階段方式になっています
荷役作業員の安全を考慮した設計になっています

船尾ビルジボックス
濡れ注意の荷物が多い鋼材でも雨可の荷物があります
ビルジポンプを回さなくても排出できるよう、フロートスイッチ付きの水中ポンプが付いています

ハッチ走行ローラーSUS コーミングトップSUS

コーミングサイド リフトバー SUS

締め付け金具BOX SUS
コーミングトップがSUSでもこのあたりが鉄になっている船は多いです

連結バーは直接グリスアップできるようニップルの位置を工夫

養生しているあたりはオールSUS
鋼材船は、限りなくエルマンが望ましいと言う仕様要求がありますが、管理を怠れば、エルマンでも潮濡れ事故はあります

油圧シリンダー 遠隔グリスニップル

デザイナーズ レーダーマスト type 磨きSUS

電線はマストにinしています

テレビアンテナ

アンテナポストも妥協していません

ウォッシャーはコンパスデッキから貫通式です

軸流ファンも 磨きSUS

送風ダクトは、中を点検できるマンホール式になっています ペンキ塗りも可能です
ダクトの間は、重力式清水タンクになっており、停泊中のゼロミッションの際に清水ポンプ停止しても
トイレ・洗面等使用可能です

ファンネル

両舷ライブカメラ
着桟の際やバラスト排出の確認ができます

ハウス周りの階段はSUS一枚板タイプ
イメージと違って意外と滑りません

デッキスカッパー

皆さんが一番気になっているとこだと思いますが
1.5kwの風力発電装置を搭載
これを撮影している際は、無風に近い微風でしたが回転していました
風力発電で得た電力を船内リチウムイオン電池と電気自動車に充電し、完全停泊の際には発電機をオフにして
リチウムイオン電池と電気自動車の電力により停泊中FO消費ゼロが実現します

ここに電気自動車が搭載されます。もちろん、電力を船内に戻すだけでなく交通車としても利用します
既存の民生品を組み合わせたシステムにすることにより舶用システムとしてはコストを削減しています


ホールド入口



船尾にライブカメラ

防振タイプです

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