2013.11.05 カテゴリ: 新造船
未来へつながる船員への道 体験乗船
次の時代を切り開く 内航海運活性化プロジェクト
天草マリン同志会主催 『貨物船 体験乗船 at 飛鳥丸』

内航海運の未来は、自分たちで作っていくしかありません
船員不足は、若者たちにチャンスを与えてあげなければ解決しません
そして、我々大人がそのチャンスを作ってあげなければなりません
10月22日に三浦造船所で竣工した499GT貨物船 飛鳥丸のオーナーズトライアルに
熊本県立苓洋高等学校の生徒19名(海洋コース2年17名、3年2名、引率者1名)を招待し体験乗船を行いました
前日に三浦造船所を訪れ、若手有志との懇談会
体験乗船についてのオリエンテーションを行いました

翌日、三浦造船所 三浦社長の挨拶
この体験乗船は、造船所の寛大な協力なくしては始まりません

二班に別れ、工場見学組と体験乗船組の入れ替え制です

試運転の信号旗を生徒たちに掲げてもらいます

今回、メーカーの協力もあり、生徒たちに機器について説明
エスケエ鉄工 曽我部専務がウインチについて説明

扱いを間違えれば、死亡にもつながるロープ関係です
船乗りの基本中の基本です 心のどこかに刻んで置いてもらいたいですね

オーナーズトライアルなので、本来は2時間程度の運転と撮影だけなのですが
船主様の協力もあり、時間を延長してクラッシュアスターンなど普段体験できない運転状況を体験できました
今は、経験もなしに失敗が許されない時代です
言葉だけ知っているのと体験・体感では訳が違います

新潟原動機 6M34BGT 1000ps エンジン見学



スラスター室

衣食住が一緒と言う特殊な環境 船乗りです 船内調和が大切です


着さんは、船員さんの妨げにならないようコンパスデッキから見学



ちょっとした入港セレモニーがあり、生徒たちは喜んでくれたようです

安全に無事、全てのプログラム終了
下船後、生徒たちの顔を見れば、このプロジェクトをやって良かったと言える瞬間です


後日、立苓洋高等学校 海洋コースの山田先生からメールがありました
生徒たちの学習意欲の面で明らかな変化が見えると・・・それは他の先生からも聞こえてくるそうです
これは先に行われた宇和島水産高校による金力汽船 第五金洋丸 試運転体験乗船でも
同じような生徒の変化を引率した遠矢教官から聞きました
そして、宇和島水産では、求人数も増え、本科から専攻科への希望者が増えたそうです
おそらく、体験乗船により生徒たちに、『将来なりたい自分』が見えてきたのではないでしょうか
そしてその為には、目標に向け勉強しないといけないと言う意識が芽生えたのだと思います
このブログを見ている皆さんも何かのきっかけで、現在の自分(海運関係の仕事)があるのだと思います
環境であったり、誰かの影響であったり、憧れであったり・・・
私たち大人がその、きっかけ“チャンス”を作ってあげないといけないと思います
そしてそのチャンスを掴むのは本人の努力次第
そして、そのチャンスを掴んだ若者を生かすも殺すも、我々、海運従事者含む内航海運業界次第です
今回、船主様初め、多くの関係者。また九州運輸局の寛大な協力により実現できました
この、活動が全国に広まって行くには、法律の拡大解釈 業界団体の協力及び支援が必要だと切に願います
また、水産系高校生の内航船員への道は、以前に比べ随分と緩和されたようですが
本科を卒業して5級の筆記免除よりも6級取得 履歴の大幅な緩和(1-3ヶ月)が必要だと思います
船員不足と言いながら入口が狭い内航海運
経験させないで即戦力を求める内航海運
育成コストを業界が船主に丸投げするなら6級の履歴に関してはもっと緩和すべきだと思います
やってやれないことはない
やらずにできるわけがない
労務倒産はすぐそこに来てます
スマートで、目先が利いて、几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り
株式会社三浦造船所
熊本県立 苓洋高等学校
天草マリン同志会主催 『貨物船 体験乗船 at 飛鳥丸』

内航海運の未来は、自分たちで作っていくしかありません
船員不足は、若者たちにチャンスを与えてあげなければ解決しません
そして、我々大人がそのチャンスを作ってあげなければなりません
10月22日に三浦造船所で竣工した499GT貨物船 飛鳥丸のオーナーズトライアルに
熊本県立苓洋高等学校の生徒19名(海洋コース2年17名、3年2名、引率者1名)を招待し体験乗船を行いました
前日に三浦造船所を訪れ、若手有志との懇談会
体験乗船についてのオリエンテーションを行いました

翌日、三浦造船所 三浦社長の挨拶
この体験乗船は、造船所の寛大な協力なくしては始まりません

二班に別れ、工場見学組と体験乗船組の入れ替え制です

試運転の信号旗を生徒たちに掲げてもらいます

今回、メーカーの協力もあり、生徒たちに機器について説明
エスケエ鉄工 曽我部専務がウインチについて説明

扱いを間違えれば、死亡にもつながるロープ関係です
船乗りの基本中の基本です 心のどこかに刻んで置いてもらいたいですね

オーナーズトライアルなので、本来は2時間程度の運転と撮影だけなのですが
船主様の協力もあり、時間を延長してクラッシュアスターンなど普段体験できない運転状況を体験できました
今は、経験もなしに失敗が許されない時代です
言葉だけ知っているのと体験・体感では訳が違います

新潟原動機 6M34BGT 1000ps エンジン見学



スラスター室

衣食住が一緒と言う特殊な環境 船乗りです 船内調和が大切です


着さんは、船員さんの妨げにならないようコンパスデッキから見学



ちょっとした入港セレモニーがあり、生徒たちは喜んでくれたようです

安全に無事、全てのプログラム終了
下船後、生徒たちの顔を見れば、このプロジェクトをやって良かったと言える瞬間です


後日、立苓洋高等学校 海洋コースの山田先生からメールがありました
生徒たちの学習意欲の面で明らかな変化が見えると・・・それは他の先生からも聞こえてくるそうです
これは先に行われた宇和島水産高校による金力汽船 第五金洋丸 試運転体験乗船でも
同じような生徒の変化を引率した遠矢教官から聞きました
そして、宇和島水産では、求人数も増え、本科から専攻科への希望者が増えたそうです
おそらく、体験乗船により生徒たちに、『将来なりたい自分』が見えてきたのではないでしょうか
そしてその為には、目標に向け勉強しないといけないと言う意識が芽生えたのだと思います
このブログを見ている皆さんも何かのきっかけで、現在の自分(海運関係の仕事)があるのだと思います
環境であったり、誰かの影響であったり、憧れであったり・・・
私たち大人がその、きっかけ“チャンス”を作ってあげないといけないと思います
そしてそのチャンスを掴むのは本人の努力次第
そして、そのチャンスを掴んだ若者を生かすも殺すも、我々、海運従事者含む内航海運業界次第です
今回、船主様初め、多くの関係者。また九州運輸局の寛大な協力により実現できました
この、活動が全国に広まって行くには、法律の拡大解釈 業界団体の協力及び支援が必要だと切に願います
また、水産系高校生の内航船員への道は、以前に比べ随分と緩和されたようですが
本科を卒業して5級の筆記免除よりも6級取得 履歴の大幅な緩和(1-3ヶ月)が必要だと思います
船員不足と言いながら入口が狭い内航海運
経験させないで即戦力を求める内航海運
育成コストを業界が船主に丸投げするなら6級の履歴に関してはもっと緩和すべきだと思います
やってやれないことはない
やらずにできるわけがない
労務倒産はすぐそこに来てます
スマートで、目先が利いて、几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り
株式会社三浦造船所
熊本県立 苓洋高等学校
- 関連記事
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)