2014.10.23 カテゴリ: SNo-285
SKウインチ type SUS&バラ積み仕様
本船の仕様及びデーターは情報公開法に基づき必要に応じて必要な方には全て公開する予定ですが
いかんせん自分の船を紹介するとなると自分が乗りたい船を自己満足で造ったのですから
読み手にはどう映るかわからないですが自己満足なのでご了承ください
それでも自己満足な部分が誰かの役に立つなら、それはそれで本望です
良いか悪いか役に立つかは各自で判断してください
また本船の仕様のほとんどは、内航.COMを通じて見学させてもらった多くの船主さんの知恵と知識をベースに考えています

ウチンチは、これまで私が紹介してきた通り 内航船においては、仕様、レスポンス、アフターサービス・評判全てを総合的にを考えるとヱスケヱ鉄工と言う選択肢になりました
WEBと現場の連動広告付きウインチです

確かに、良い物にはお金がかかります。弊社の前船 1995年できの標準クラスの船 ウインチ周りでブレーキ摺動部はSUSでしたが後はSS仕様でした。それでもなんとか延命しながら19歳 なんとか持った気はします しかし苦労も多々ありました。その苦労の改善がSKウインチ type SUS&バラ積み仕様です。
今回の仕様は何でもかんでもSUSにしたわけではありません
必要な部分 耐候性が求められる部分を意味のある部分をSUSにしました(オモテ中心)トモはSSの部分が多いです
ただ、ヤードやメーカー的には細かい仕様より何でもかんでもの方が良い場合(資材調達の面・加工しやすい)もありますのでその辺りは折衝してください
そして今回バラ積み仕様の一つがクラッチカバー

冬でなくとも、たまに粉雪が降るのでグリスの固着に繋がる
時化での潮かぶりでグリスの劣化防止(予防措置)
ウインチにブルーシートかければいい話かもしれませんが荷役中の数回のロープシフトなど、ブルーシートが邪魔になる場合があり、簡易的な予防措置としてカバーをつけました

クラッチSUS クラッチ台SUS 新型の止めピン仕様です

アンカーチェーン洗いの清水も亜鉛引きには有効ですが黒なら諦めた方が良いと私は思います
ただ、アンカー揚げ中に清水で洗ったり チェーンロッカーの湿気をこまめに取って上げることは
アンカーチェーンの長持ちにはつながります

エンドの部分はグリスカバー グリス垂れ防止です

架台はフラットバーをタップ溶接でシリコンコーキング

小型船クラスですので操作はワンマン仕様のオモテ側です
油圧配管などをデッキ下にinすることによりセンター通路の確保
このセンター通路は図面が出る前に要望し、図面が出た段階で詳細検討しないと、後からちょっと広げてくれは
ホースパイプの位置などの兼ね合いがありますのでできないことが多いです

本船ぶら下がり用クローズドチョック(SUS)
バウチョック上のフェアリーダーを介して、チョッサーデッキのハンドレールの間を通してロープを取ります

フォアマスト(起倒部より上はオールSUS 矢野造船標準仕様) リモコン式サーチロボ【三信船舶電具】
エアホーン 起倒式マストである事と電磁弁の固着防止の為 水洗いしやすい高さに設置
揚錨照明はLEDで眩しいので上から下を照らす角度
(もう少し架台に角度をつければ良かったと思います)

リギンはSUSのターンバックル回り止めボルト付き
SUSのリギンスクリューに比べかなり低価格です

オモテ コンパニオン【菊川鉄工製作】
水密ドア オールSUS 丸ハンドル仕様

コンパニオンの外にホースなど置くスペースを作りました
FPの雑用水は大きめのポンプを採用し19mmホースで入港時の潮流しをします
丁寧に洗う時は100Mpaの高圧洗浄機 ざっと潮流す時は19mmホースでとの使い分けです

まもなくハブネスインダストリーより商品化が実現するハッチ開閉注意喚起装置 (仮名称)ABUNAI “Z”

団塊の世代が限界の世代になった今、船員不足にさらに追い打ちをかけるのが怪我や病気などのリスク
昔は、誰か怪我しても臨時等ですぐに人は見つかりましたが、今はその臨時を探すのさえ難航しています
現在の多くの安全基準に見られる安全対策は、安全対策へ安全対策を足して結果的に不安全になっているものも”中には”よく見られます
例えば、ロープ事故 被害に合われた方には申し訳けないですが、これはドンクサイZなんです
この作業に対する安全対策やここでの仮バース禁止 自力着桟禁止などの安全対策が取られるわけですが
寿司屋の大将が包丁で指切って、包丁の使用禁止にするのと同じレベルの事です
船乗りでロープ事故に対する事は、船乗りになり始めに誰もがこっ酷く叩きこまれている事だと思います
綱取りを生業にしているポートサービスもそうです
大怪我以上の事が起こるのがロープ事故です
本来、生命と財産を守るべき安全が荷主様が納得することが主眼となっている安全対策になり
安全対策に安全対策を積み重ね、それに対する安全対策をしないといけなくなっています
もちろん安全対策は必要です
ただ、ドンクサイZに起因する誰もが気をつければ済むような安全対策は見直すべきであり
膨大な安全対策を必要としているタンカー業界においては、選択と集中を行って行った方が良いのではないかと考えます
組織社会の中では白を黒と言わないといけない時もあるかもしれません。
組織に潰されず本物のリーダーたちにこの業界を牽引して行って欲しいですね
と、余談は長くなりましたがABUNAI“Z”は、「ハッチ閉めるぞー!危ないぞ-!」と言う意味のハイテク装置です
トモ ムアリングウインチ

ヱスケヱ鉄工設計の手動遠隔装置
センター通路の確保(作業通路の意味ではなく、緊急時の最短動線)

SKウインチに関する仕様・お問い合せはこちら→ヱスケヱ鉄工
ハッチ注意喚起装置 ABUNAI “Z”についてのお問い合わせはこちら→ハブネスインダストリー
いかんせん自分の船を紹介するとなると自分が乗りたい船を自己満足で造ったのですから
読み手にはどう映るかわからないですが自己満足なのでご了承ください
それでも自己満足な部分が誰かの役に立つなら、それはそれで本望です
良いか悪いか役に立つかは各自で判断してください
また本船の仕様のほとんどは、内航.COMを通じて見学させてもらった多くの船主さんの知恵と知識をベースに考えています

ウチンチは、これまで私が紹介してきた通り 内航船においては、仕様、レスポンス、アフターサービス・評判全てを総合的にを考えるとヱスケヱ鉄工と言う選択肢になりました
WEBと現場の連動広告付きウインチです

確かに、良い物にはお金がかかります。弊社の前船 1995年できの標準クラスの船 ウインチ周りでブレーキ摺動部はSUSでしたが後はSS仕様でした。それでもなんとか延命しながら19歳 なんとか持った気はします しかし苦労も多々ありました。その苦労の改善がSKウインチ type SUS&バラ積み仕様です。
今回の仕様は何でもかんでもSUSにしたわけではありません
必要な部分 耐候性が求められる部分を意味のある部分をSUSにしました(オモテ中心)トモはSSの部分が多いです
ただ、ヤードやメーカー的には細かい仕様より何でもかんでもの方が良い場合(資材調達の面・加工しやすい)もありますのでその辺りは折衝してください
そして今回バラ積み仕様の一つがクラッチカバー

冬でなくとも、たまに粉雪が降るのでグリスの固着に繋がる
時化での潮かぶりでグリスの劣化防止(予防措置)
ウインチにブルーシートかければいい話かもしれませんが荷役中の数回のロープシフトなど、ブルーシートが邪魔になる場合があり、簡易的な予防措置としてカバーをつけました

クラッチSUS クラッチ台SUS 新型の止めピン仕様です

アンカーチェーン洗いの清水も亜鉛引きには有効ですが黒なら諦めた方が良いと私は思います
ただ、アンカー揚げ中に清水で洗ったり チェーンロッカーの湿気をこまめに取って上げることは
アンカーチェーンの長持ちにはつながります

エンドの部分はグリスカバー グリス垂れ防止です

架台はフラットバーをタップ溶接でシリコンコーキング

小型船クラスですので操作はワンマン仕様のオモテ側です
油圧配管などをデッキ下にinすることによりセンター通路の確保
このセンター通路は図面が出る前に要望し、図面が出た段階で詳細検討しないと、後からちょっと広げてくれは
ホースパイプの位置などの兼ね合いがありますのでできないことが多いです

本船ぶら下がり用クローズドチョック(SUS)
バウチョック上のフェアリーダーを介して、チョッサーデッキのハンドレールの間を通してロープを取ります

フォアマスト(起倒部より上はオールSUS 矢野造船標準仕様) リモコン式サーチロボ【三信船舶電具】
エアホーン 起倒式マストである事と電磁弁の固着防止の為 水洗いしやすい高さに設置
揚錨照明はLEDで眩しいので上から下を照らす角度
(もう少し架台に角度をつければ良かったと思います)

リギンはSUSのターンバックル回り止めボルト付き
SUSのリギンスクリューに比べかなり低価格です

オモテ コンパニオン【菊川鉄工製作】
水密ドア オールSUS 丸ハンドル仕様

コンパニオンの外にホースなど置くスペースを作りました
FPの雑用水は大きめのポンプを採用し19mmホースで入港時の潮流しをします
丁寧に洗う時は100Mpaの高圧洗浄機 ざっと潮流す時は19mmホースでとの使い分けです

まもなくハブネスインダストリーより商品化が実現するハッチ開閉注意喚起装置 (仮名称)ABUNAI “Z”

団塊の世代が限界の世代になった今、船員不足にさらに追い打ちをかけるのが怪我や病気などのリスク
昔は、誰か怪我しても臨時等ですぐに人は見つかりましたが、今はその臨時を探すのさえ難航しています
現在の多くの安全基準に見られる安全対策は、安全対策へ安全対策を足して結果的に不安全になっているものも”中には”よく見られます
例えば、ロープ事故 被害に合われた方には申し訳けないですが、これはドンクサイZなんです
この作業に対する安全対策やここでの仮バース禁止 自力着桟禁止などの安全対策が取られるわけですが
寿司屋の大将が包丁で指切って、包丁の使用禁止にするのと同じレベルの事です
船乗りでロープ事故に対する事は、船乗りになり始めに誰もがこっ酷く叩きこまれている事だと思います
綱取りを生業にしているポートサービスもそうです
大怪我以上の事が起こるのがロープ事故です
本来、生命と財産を守るべき安全が荷主様が納得することが主眼となっている安全対策になり
安全対策に安全対策を積み重ね、それに対する安全対策をしないといけなくなっています
もちろん安全対策は必要です
ただ、ドンクサイZに起因する誰もが気をつければ済むような安全対策は見直すべきであり
膨大な安全対策を必要としているタンカー業界においては、選択と集中を行って行った方が良いのではないかと考えます
組織社会の中では白を黒と言わないといけない時もあるかもしれません。
組織に潰されず本物のリーダーたちにこの業界を牽引して行って欲しいですね
と、余談は長くなりましたがABUNAI“Z”は、「ハッチ閉めるぞー!危ないぞ-!」と言う意味のハイテク装置です
トモ ムアリングウインチ

ヱスケヱ鉄工設計の手動遠隔装置
センター通路の確保(作業通路の意味ではなく、緊急時の最短動線)

SKウインチに関する仕様・お問い合せはこちら→ヱスケヱ鉄工
ハッチ注意喚起装置 ABUNAI “Z”についてのお問い合わせはこちら→ハブネスインダストリー
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