2015.12.16 カテゴリ: 新造船
球状船首540TEU型コンテナ船 なとり

なとり【Natori】 井本商運 7390GT 6953DW 548TEU(リーファー100TEU)
2015.12 旭洋造船 阪神内燃機工業 7S35MC 7046ps【高度船舶安全管理システム】
LOA 136.20m B 21.00m D 9.20m
試運転MAX 17.71ノット 航海速力 16ノット
ナカシマプロペラ NHV 5翼
ジャパンハムワージ 70度オーシャンシーリング
補機 ダイハツディーゼル 6DE-18 850KVA×2
スラスター 電動CPP 15t
クラウド型ライブカメラ エーアイエスライブジャパン
タッチパネル式バラストコントロール 宇津木計器
GMチェッカー ベッセルシー

アンカーはリセス型になっています。

省エネには船型が重要ですが、実航海になると波浪状態によってはベルマウスが抵抗になってたりします。なとりは、球状船首による風圧抵抗軽減(約30パーセント)やアンカーリセスによる、波浪抵抗軽減などで総合的に省エネを図っています



操舵室


タッチパネル式バラスト制御盤
移動式タブレットでも操作可能です

船長室

サロン

食堂


事務室

テレビでライブカメラ映像(荷役・航海)が見れます

荷役カメラは、カメラ専用の部屋についています(エーアイエスライブジャパン)

部員・その他乗船者用の居室

船内WIFIも装備(エーアイエスライブジャパン)

ナビゲーションデッキにあるサンルーム
雨の日でもバーベキューができます



ウインドラス

主機は阪神内燃機工業 7S35MC 7046ps【高度船舶安全管理システム】

機関制御室

補機はダイハツディーゼル 6DE-18 850KVA×2

井本商運開発のISO 規格海上コンテナ海コン便

大型トラック2台分の貨物を40フィートコンテナ1台で輸送可能になり、フィーダー輸送だけでんく内貿輸送の分野も攻めています




なとりの出港を見届けながら、披露宴と井本社長のプレゼンがありました。
関係者のみならず、業界大注目の船だけあって多数の参加者でした

1973年にバージでスタートした井本商運のコンテナフィーダー輸送も2014年度実績 取り扱いコンテナ42万3000TEU
国内56港の定期航路化・運行船舶25隻 国内シェア58パーセントの実績です。
創業から順調に阪神・西日本航路の取り扱いを増やしていましたが阪神大震災で阪神航路が壊滅的な打撃を受け
東日本航路に進出と同時に船も749GTに大型化
そして近年では、400TEU型のさがみ 電気推進船のふたば 今回のなとりの竣工です
人は景気や環境のせいにしがちですが、航路を開拓し、お客様にサービスを提供する。荷物がなければ新しいカタチを提案する
常に攻め続ける井本社長の戦略には、いつも感銘を受けます
私は、井本社長の「やっとここまできたよ」って言われたのが印象的でした。その言葉の先にはいろんな戦略構想があるんだろうなと感じる言葉でした
御竣工誠におめでとうございます
井本商運開発のミニなとり
これは子供が喜びそうな模型です。一般発売はないですが、購入希望があれば私の方へご連絡ください。
私も含め、現在二名が購入希望です。

購入申し込みについての質問、問い合わせはこちら→ お問い合わせ
井本商運本社にある さがみの模型

ふたば

井本商運株式会社
12月18日(金曜)10:30より横浜港大さん橋にてお披露目会が行なわれます
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