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海運ニュース

2016.05.06    カテゴリ:  海運ニュース 

   祝 進水 749GT 型コンテナ船 みゆき

井本商運株式会社(本社:神戸市)は、5 月 6 日に 749G/T の一般/コンテナ併用型船「みゆき」1870D/W、
199TEU 積(船主:有限会社六甲船舶/鉄道建設・運輸施設整備支援機構)の命名・進水式を広島県小池造船海運にて行いました。
みゆき本船
みゆき【Miyuki】 六甲船舶・JRTT 井本商運 749GT 1870DW
199TEU(40フィート冷凍コンテナ最大56本)
LOA 95.50m B 13.50m D 7.05m
ダイハツディーゼル 6DKMー28eL 2800ps(2059kw) 軸発250KVA
4翼CPP(ALC付き) スラスターCPP 6t (かもめプロペラ)
船尾管軸受 FFベアリング(ミカサ)
ウインチ SKウインチ (エスケエ鉄工)
船内LAN・AiShipプラスライブカメラ(AISライブジャパン)
冷却海水ポンプ インバーター制御
超低燃費型船底塗料A-LF-Sea (日本ペイントマリン)
遠隔制御型タッチパネル式バラストコントロール (宇津木計器)
小池造船海運建造中



本船「みゆき」の特徴

1) 主な特長
・ダイハツディーゼル製中速主機関駆動軸発電機(PWM装置付)を採用。
 PWM装置とは、軸発電機の回転数が変動しても常に一定周波数、一定電力の正弦波交流電流を船内に
 供給するもので、インバータによる周波数変換システムのため、高効率で幅広い仕様回転範囲を持っており、
 軸発単独使用は勿論、独立した発電機との並列運転を常時可能とした。
・主機関は、発停時、入出港時おいて常時C重油の使用を可能とした。
・軸発電機の駆動により、航海中の船内電力供給を可能とし、A重油の消費を抑え運航コストの削減を図る。
・軸発電機により、バウスラスターを電動駆動(モーター)とし、ホールド内の危険物積載区域を拡大した。
・推進器にCPPを装着。推進性能を追求し省エネを図る。
・CPPのスラスターとフラップラダーにより離着岸性能を向上した。
・一般貨物用に艙内側面には埋込型ラッシングピース(角形)を両舷に84個装備した。
・甲板室を6段構造とし、甲板上に9'6"コンテナを3段積載した場合の視界を確保した。
・ハッチカバーはフォールディングタイプ前後開閉式(6パネルx2sets)を採用した。

2) 冷凍コンテナ積載
・艙内冷凍コンテナ積載のため、排熱対策として通風機及び通風ダクトを設置し、艙内の換気対策を行い、
 40型冷凍コンテナでは艙内32本が積載可能。
 また、艙内と甲板上に電源プラグを56個設置し、軸発電機286KVA×1台、主発電機300KVA×2台を搭載し、
 必要に応じて3台同時運転を行う事が可能。
・冷凍コンテナモニタリングシステムを搭載し、サロンでの集中監視を可能とした。

3) 危険物コンテナ積載
・艙内に火災警報、防爆ファン、防火構造隔壁、CO2消火設備・エジェクター式ビルジ排出装置等を装備し、
 危険物運送適合証を取得。
・上甲板及び艙内(一部区域)に危険物コンテナの火薬類、引火性液体23℃未満を積載可能とした。

4) 航海支援
・積付計算システムを設置することにより、コンテナの積載状態及び復原性を迅速、正確に確認可能。
 また、各種の情報は本船と陸上間のデータ通信により相互確認を行う。
・GPS、AISと連動した電子海図システムを搭載し、本船位置を電子海図画面に表示し、周囲の船舶位置情報
 を表示可能とした。
・航海状況監視カメラを搭載し、インターネット回線を介して船舶と陸上が海象状況や荷役作業進捗の
 画像情報を共有することを可能とした。(船舶は、船長室、一等航海士室、サロン)
・各船室及びサロンに電子海図モニターを設置し、本船の電子海図位置画像を表示可能とした。
・バラスト水遠隔制御装置を船橋及びサロン(タブレット型)に設置し、バラスト水の注排水管理を容易にした。

5) 機関支援
・主機関の使用燃料は、長時間の停泊を除き、発停時、入出港時及び航海時ともにC重油を使用する。
・主機関駆動軸発電機を装備し、PWM装置により軸発電機1台、又は主発電機2台と並列運転で使用できる。
・主機関冷却水の廃熱を利用し、C重油船体付タンクの加熱及び温水供給を可能とした。
・FO清浄機を2台搭載することにより、航海中のメンテナンスを可能とし、バックアップ体制も可能とした。

6) 省エネ効果
・ALC付CPP(可変ピッチプロペラ)を搭載する事で、翼角を制御し常時、機関出力のフル活用が可能。
 また、ALCを付加したことで負荷状況に応じ翼角を自動的に制御し、省エネ効果を高めた。
・日本ペイントマリン製超低燃費型船底防汚塗料「A-LF-Sea」を採用し、7~8%の燃料費削減効果を見込む。
・バラストタンクの細分化で載貨重量の効率化を図るため、船底タンクを左右とサイドタンクで4分割した。

7) 船内環境
・居住区エアコンはセントラル式(ダクト式)とし、船橋はダクト式+独立型の併用とする。
・全室にLAN配線を行い、インターネット環境を充実した。
・居住区に温水循環装置を採用し、常時温水利用を可能とすることにより船内生活の利便性を向上させた。

8) 安全対策
・乗下船時における安全性を高めるため、起倒式ターンテーブル付アルミ製両手摺タラップを採用した。


本船は、中速主機関駆動軸発電機(PWM 装置付)を装備し、軸発単独使用は勿論、独立した発電機との並列運転を常時可能としました。
また主機関は、発停時、入出港時において常時 C 重油の使用が可能
推進器には可変ピッチプロペラを装着し、電動駆動可変ピッチスラスターとフラップラダーの装着により離着岸性能の向上が図られています。
艙内においては、防爆ファンや、防火構造隔壁を装備した上、バウスラスターを電動モーター駆動にしたことで、艙内の危険物積載区域が拡大され、大量の危険物輸送を可能にしました。
冷凍コンテナについては、最大 56 本を輸送する能力を持ち、そのモニタリングシステムを搭載し、サロンでの集中監視を実現しております。
本船は 8 月下旬に引き渡しを受け、就航する予定です。当社は、国際フィーダー貨物と国内貨物(動脈・静脈)のモーダルシフトによる海上コンテナ輸送の拡大を目指し、国際コンテナ戦略港湾及び我が国流通のさらなる省エネ化、低コスト化、多ルート化に寄与していく所存です。

井本商運株式会社

有限会社六甲船舶

鉄道・運輸機構

小池造船海運株式会社

ダイハツディーゼル株式会社

ヱスケヱ鉄工株式会社

AISライブジャパン

海運ナビ.COM登録 有限会社六甲船舶

【順不同】
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