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海運ニュース

2017.11.24    カテゴリ:  海運ニュース 

   内航海運フォーラム in 大阪 2017

11月17日に ATC(アジア太平洋トレードセンター)にて開催された内航海運研究会が主催となって
『内航海運の安定輸送体制の構築にむけて』と言う題目でセミナーが行われました
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流通科学大学の森隆之教授を座長に三名の講師による講演とパネルディスカッションが行われました

初めに神戸大学の石黒一彦准教授による『内航海運における船員不足の経済的影響の試算』
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向島どっく株式会社 杉原毅社長の『内航海運の安定輸送のための船舶修繕業の在り方』
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白石海運株式会社 白石紗苗取締役の『小型輸送船の変化と今後の課題』
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海洋共育センター 蔵本理事長と大阪商業大学 松尾俊彦教授が加わり、パネルディスカッション
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ディスカッションで松尾教授から『荷役を陸に押し返す』と言う言葉が印象に残っています。

政府の働き方改革がクローズアップされ、特に物流業界でもヤマト運輸問題を発端とする長時間労働は、内航にも波及しそうな勢いです。特にタンカーにおける、過密航海と荷役作業。貨物船においても、荷役作業の線引きとホールドクリーニング。
当たり前のように慣例化され、責任だけが押し付けられ無償サービス化しています。

船員X 「荷役の手伝い いたしません!海技免状なくてもできる仕事 いたしません!私、船員なので!」

ホールドクリーニング等、本来の船舶貸渡業の位置づけをもう一度確認し認識し、線引きしないと、船員不足も解決しないどころか
最終的には荷主自体の首が絞まる事になる安定輸送体制の構築が将来的にできないのではないかと危惧します

ヤマト問題のように、マスコミや世間で問題にならないと変わらないのが日本社会です。
こんにゃくゼリーやレバ刺しのように、数件の事例でも社会問題になると禁止になるのが日本社会です。
こんにゃくゼリーの死亡より、高齢者の餅をのどに詰まらせ死亡の方が多いのです。

内航業界でも多いのが、何かコトある事に禁止事項。
回り回っておかしな事になっています。

・無駄な書類の削減。
・どんくさいZとヒヤリハットは分けて考えるべき。
・安全教育は、生々しい死亡例、生々しい損害・被害額も伝えながら感情に訴えるべき。

特に、タンカーにおける無駄な書類作業の削減は、船員の労働負担軽減・ストレス軽減に繋がり、
雇用の確保にもつながります。実際、それに疲れて、タンカーからカーゴに船員が流れてきているのが現実です。
かつてあった、船種別給与差も縮まっています。

もう一度言います、『荷役を陸に押し返す
これは、今後内航輸送・海上物流の在り方として見直されると思います
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