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海運ニュース

2019.02.26    カテゴリ:  海運ニュース 

   とにかく汚れない防汚塗料を CMP 中国塗料

中国塗料株式会社は、2月21日に 内航船用防汚塗料 新製品の発表を今治国際ホテルにて行いました。
中国7
防汚塗料を取り巻く環境は、海水温の上昇による海洋生物の活性化、減速運航や低稼働による汚損リスクの増大
近年は、環境への影響と国際ルールの中、各社が省エネをテーマに船底塗料の開発に挑んできました。
今回、中国塗料が発表した新製品は『とにかく汚れない防汚塗料』をコンセプトとした内航船用 低燃費防汚塗料
中国1
シープレミア 3000 PLUS
中国5
中国塗料の特許技術であるメジトミン(selektope)+加水分解型ポリマーで耐フジツボとゼロスライムを目指します
中国6
中国塗料の特許技術であるメジトミン(selektope)の効果によりフジツボが幼生段階での付着を防ぐ事で防汚を防ぎます。
これまで中国塗料含む各社が出している加水分解型塗料は石鹸のように表面が溶けて更新されていくため、常に滑らかな塗膜表面を保ち、安定した防汚活性機能を持続することができるので、塗膜厚のコントロールによって長期にわたり高い防汚性能を発揮することができる反面、低稼働船や減速運航もしくは、低速船など効果が発揮しにくい環境の船には汚損が見られる場合もありました
特に超高汚損海域と呼ばれる東京湾。そこを運航する平水船では、激しいフジツボ汚損の船がメーカー問わず見られます。

その超高汚損海域の平水船への試験塗装では、メジトミン(selektope)の効果が発揮され、良好な結果が得られました
中国3
試験塗装以外を見てみると1年でこれだけのフジツボがつくくらいの超高汚損海域における低稼働状態です。
東京湾内航行距離が少ないので燃費への影響は少ないとしても、シーチェーストや船尾管など海水ラインへの悪影響
そして、このフジツボを落とす作業時間など考えると良い事はありません
中国4
製品発表にはなかったのですが、個人的には、シーチェストやスラスタートンネルにかなり良い効果が発揮されるのではないかと思っております。
現在、タンカーなどはドックインターバルを3年と2年に分けている船主さんもいます。その中でダイバーを入れてシーチェストの開放掃除をされる方もおりますが、海洋生物が付着しないシーチェストにすることが、まず大事だと思います

今回の新製品発表会では、船舶塗料概論講習もありました。
中国8
こういった講習を船員教育また、船乗りを目指す学生へ講習して欲しいです。
塗料には、適材適所。配合があります。諸先輩方の間違った知識により、間違った使い方をしている船員さんもいると思います。
そういった人がこの講習を受けると、あーなるほどと思う事でしょう。
中国9
私が見聞きした例では、ウレタンを塗るには、ラバーを最初に塗って、一年くらいしてから塗ると良い
基本的には、ラバーやアクリルの上にウレタンは塗るのは良くないです。どうしてもと言う場合に自己責任において、1年くらい硬化しているならと言うのを誰かが勘違いして広まったのだと思います。

また二液性のエポキシなどは、硬化剤をたくさん入れると速く乾く
主剤・硬化剤の混合比率は守ってください。硬化時間は、気温や天候に左右されます。
完全硬化になると冬だと数日から1ヶ月程度要する場合もあるので、貨物に影響ある部分への塗装は、お気をつけください。

世の中の製品における用法用量がありますが、その通りにやるのが最大限の効果を発揮します。
我々よりはるかに頭のいい人たちの集団が研究に研究を重ねた結果の用法用量です。

たとえば、カレーの美味しい作り方は、箱に書いてある通りが味としては一番美味しいのです。
コーヒー入れたり、イロイロ裏技もありますが、好みであり、結果雑味であるのです。
洗濯洗剤も汚れているからと1杯のところ2杯いれたからキレイになるとは限りません。
風薬など、早く治そうと1錠のところ、2錠飲んだからと言って良く効くわけではありません。
風邪薬くらいでしたら、身体さほど影響ないと思いますが、用量間違うと身体に影響がある薬だってあります。
ラーメンだって3分と書いてあれば、3分が一番美味しくできる時間ポイントなんです。

私、かなりアバウトな性格なのですが、そのあたりは物事や人が最大限力を発揮できるポイントと言うのは、割と気にしてみています。
船だって、人間と同じで一番美しく写る角度と言うのがあります。そう言った視点で人や物を見ると面白いと思います。

中国塗料株式会社は、大正6年創業 現在102年目に突入の世界的塗料メーカーです。
他のメーカーと違って、船舶部門が業績の7割 コンテナ塗装を含めると8割強が船に関する部門です。
他のメーカーは、陸上、重工、車などが主体です。
国内の新造シェアも内航外航含め6割のシェア。世界シェアでも3割近い数字を持っています。
しかしながら、内航においては、銅フリーになったあたりから苦戦が続き、特に船底塗料において旧来のユーザーが他メーカーへ変わると言う事態が続いておりました。
船底塗料に関しては、言い訳が効きません。結果が全てです。

今回のコンセプト、『とにかく汚れない防汚塗料を』これに込められた想いが舶用塗料メーカーとしての本気度を伺えます。

今後の中国塗料株式会社の開発に期待が持てます。

そして全塗料メーカーにお願いしたいのがユニバーサルデザイン。
最大効果を発揮するが故だと思っておりますが使う船員側からしたら、わかりにくい小さい説明書き。微妙な配合 (85:15など)
一斗缶における沈殿。シンナーの種類の多さなど、現場のレベルもそうですが使いやすい製品作りをお願いしたいと思います。

また内航業界にお願いしたいのが、フジツボだらけの船と船底がキレイで省エネ性能を保っている船の評価(用船料)が同じです。
差をつけろとまでは言いませんが、評価につながる仕組みをお願いします。

CMP 中国塗料株式会社
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