2019.08.07 カテゴリ: 海運ニュース
商船三井、旭タンカー、エクセノヤマミズ、三菱商事とゼロエミッションEV船の共同出資会社設立
旭タンカー株式会社、株式会社エクセノヤマミズ、株式会社商船三井、三菱商事株式会社は、 このたび、電気推進(EV)船の開発、および普及促進を通じてEV船を中心とした新しい海運インフラサービスの構築に向けた戦略的提携に合意し、新会社「株式会社e5(イーファイブ)ラボ」(以下「e5ラボ」)を設立しました。
【e5ラボが取り組む7つの課題】
1. 船舶の電動化により温室効果ガスの排出を抑制し、気候変動の課題に取り組む
2. 船内通信環境の改善により職場環境を改善し、船員不足の課題に取り組む
3. 高度なセンサー技術の活用により、高齢化した船舶を安全に運航するための保守管理に取り組む
4. 自動化技術やビッグデータを活用して陸上から船員の業務を支援し、船舶の安全・安心・効率運航に取り組む
5. 造船業、舶用機器メーカー、船主、オペレーター、荷主といった海運に関わるステークホルダーにEV船プラットフォームを提供し、船舶の標準化等を通じて持続的な成長モデルの構築支援に取り組む
6. 次世代技術の標準規格を提供し、実用・普及に向けた速やかな社会実装の課題に取り組む
7. 大容量蓄電池を活用し、災害時の緊急電力供給など、地域社会のBCPへの貢献に取り組む
まずは、2021年半ばまでに、東京湾内で運航する内航タンカーを、大容量電池駆動による「世界初」のゼロエミッションタンカーとしてEV化することを目指します。
又、これと平行して、タンカー以外の内航船種のEV化開発をすすめ、先に挙げた日本の海運が直面する課題の解決を図ります。
◇株式会社e5ラボの概要◇
・代表取締役社長 一田 朋聡
・資本金 5,000万円(資本準備金を含む)
・株主
旭タンカー株式会社:30%
株式会社エクセノヤマミズ:30%
株式会社商船三井:20%
三菱商事株式会社:20%
・サポート企業
独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(技術支援)
一般財団法人 日本海事協会(船級)
一般財団法人 日本造船技術センター(基本設計)
株式会社ClassNKコンサルティングサービス(リスクアセスメント)
川崎重工業株式会社(パワープラント・システムインテグレーション)
東京電力エナジーパートナー株式会社
東京海上日動火災保険株式会社
その他エネルギー会社 など
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