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海運ニュース

2019.11.26    カテゴリ:  ペンキ 

   重防食塗装試験

船舶は、海水、雨、寒暖差、紫外線などの厳しい環境の為、陸上構造物よりも防錆と防食の戦いです。

また、外部環境要因だけでなく、荷物から発生するガスによる腐食などもあります。
今回、ハッチ裏のつなぎ目ボルト部分の発錆(ガス腐食と水滴巻き込みなどによる)における重防食塗装
IMG_5784_201911261002000a4.jpg
ボルトはSUS、ナットは真鍮ですがねじ込み部分からの長年の侵食と発錆
ハッチの防水、水密性には問題ないですが、サビの落下でコンタミリスクがあります。
しかし、ここのサビ落としとなると、時間も手間もかかる作業です
IMG_5783_20191126100159d48.jpg
そこで、ここに使える塗料は、ないかと思案していたところ、中国塗料の方から試験塗装させてくださいと提案があり今回、三種類の塗料の試験塗装を行いました

条件としては、低研掃(ラフ)な状態での塗装。
食いつきがよく、扱いやすい塗料(できれば一液性)

用意されたのは、
中国塗料 ノバ5000バリアー(用途:タンク内補修用無溶剤エポキシ樹脂)
中国塗料 ノバ スーパーエコ(用途:低研掃補修用エポキシ重防食塗料)
某メーカー 非売品 (用途:バラストタンク、ハッチ等 重防食塗料 一液性)


IMG_5785_20191126100202c52.jpg
ノバ5000バリアーから塗っていきます。
ペンキとシリコンコーキングの中間くらいの粘度で塗りにくいのですがたっぷりつけても上から垂れてこないので
一気に膜厚がつく感じです
IMG_5791_2019112610020354d.jpg
ノバ スーパーエコは、従来のエポキシと同じ程度の粘度で塗りやすい分、膜厚つけるには重ね塗りが必要かなと思います
IMG_5801_20191126100208f45.jpg
最後に塗った某社の塗料もエポキシと同程度の粘度で膜厚をつけるには重ね塗りが必要ですが1液性と言う事で扱い安い利点があります。
IMG_5798_201911261002050e3.jpg

IMG_5802_20191126100209c90.jpg
硬化して防錆効果見るまで時間は、かかりますが、今回のサビ(浮きサビ含め)を封じ込める事を考えたらノバ5000バリアーが良さそうです。某社の1液性防食塗料が同等の効果ならエアレスも使用可能なのでありだと思います
IMG_5800_2019112610020601f.jpg

いくら良い塗料を使おうが、用法容量間違うと効果は発揮できません。
よくベテランが我流でやるのですが、硬化剤の調整
たくさん入れたからと言って早く固まる訳ではありません。
洗剤と一緒で指定容量の2倍入れたから汚れがよく落ちるとは、限らないのと一緒です(洗剤成分が残る)
カレーも一緒ですが、ベテラン主婦の特製カレー(一般販売のルーに一手間二手間かける)よりも、裏面通りに作ったカレーの方が、旨み成分が最大効果発揮できているんです。特製カレーも不味くはないんですが、雑味であったり、好みに起因したりします

製品の使い方、用法容量は我々より遥かに頭の良い人たちが、日夜何通りもの試験を繰り返し出した、最大効果の用法容量です。

防錆、防食の基本は、新造時の生まれと下地。その後の軽度の発錆の予防。
重労働の錆打ちも大切ですが清水潮流ししてあげるほうが、防錆効果は高いです。

肝心な部分は予算が許すならSUS仕様。

そして、可動、駆動に問題なければ、諦めも肝心です。
ただ、錆うちしていたら見つかる漏れや破口などもあるので定期的なメンテナンスの意味では波及効果があります。

しかし、ペン塗り禁止のバースも多く、仮バースが少ない船も多い(タンカーなど)、船には、検船で最上級のメンテナンスを求められ・・・いつ、どこでやるんだと言う現場の意見もチラホラ聞こえてきます。

ボロボロの老朽船もメンテナンスできている船も、口頭評価に優劣ついても用船料は一緒だったりします。

出光のVLCCが30年乗る為の1年目のメンテナンスと言う記事を見たときに、これは最小限のコストで長く乗る大事な事だと思いました。
内航船でも現在の鉄板と塗料の質考えると、そこそこやりっぱなしでも償却年数の14年はなんとかなるかもしれませんが、15年から20年までに堪航性に問題が発生し大きなお金がかかります。
そのまま20年超を迎えると、ここからは博打の世界で、もしかしたら、やりきって外売ゴール。運が悪けりゃ船が止まる。

世間では、SDGs(持続可能な開発目標)が言われている中、内航海運は大きく遅れているような気がします


CMP 中国塗料株式会社
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