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海運ニュース

2020.06.02    カテゴリ:  カレンダー 

   6月になりました

先週末にアベノマスクも到着しました
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緊急事態宣言が解除されましたが、コロナウイルスが消えたわけじゃないのに解除後の街中の様子をニュースでみると、
コロナが怖かったんじゃなくて、人の目が怖かったとの見方もできます。
そして、未だ内航海運は、終わりなき緊急事態宣言状態です。
一部で係船期間の緩和が聞こえてきましたが、それで良かったねと声をかけてしまうほど、感覚が麻痺状態にあります。

国内粗鋼生産量 4月が660万トン 単純計算で年間7920万トン(2019年度9800万トン)
2009年リーマンショックの際が年間8750万トン

浮上する鉄鋼オールジャパン構想

リーマンショックは、アメリカで起こったサブプライムローンを起因とする金融危機。ショックもデカかったけど、
回復も早かった。おもいっきりコケて、全身傷だらけだけど治った。

今は、全世界経済ショックなのに株価は上昇、為替は安定の金融危機が起こっていない歪な状態。
包丁刺さって心臓に届きそうなのに、どんどん輸血して生かされている。包丁抜けても傷跡は深そう。
もしくは輸血の血がなくなって死ぬか・・・

何度も言いますが、貨物船を中心とした今の内航海運の状態は、コロナショックではなく、
昨年の消費税増税と鉄鋼ショック。コロナの影響は、これからです。

V字回復もなけりゃ、U字回復も見込めません L字です。
エネルギーの転換や物流の変化と物量の減少にどう対応していくかが課題だと思います。

また、リーディングカンパニーの内航不況対策を発端にして、コロナを理由とし
どさくさ紛れに多くのオペレーターがリミッターを外して追随していますが、
契約期間中の一方的な減額や悪い条件への変更は、
下請法及び特殊指定では、違反する恐れがあります。

コンプライアンス違反をしないといけないくらい危機迫るものがあるのかもしれませんが・・・

内航海運の歴史を見ても景気の上向きには、マーケットの連動がなく(次の不況対策の為にと)
不景気には、一気にマーケットプライス。

傭船契約書よりも協定書。用船保障は、するけど用船料保障はしない。
しかし返船に伴い、その用船保障すら守れない事案も聞こえてきます。

船主には、過度の安全とコンプライアンス厳守を要求し、オペレーターは、経済的事由を理由に
何でもかんでも詰め込んでコンプライアンス違反では、お天道様が許しません。

一昔前の係船と言えば、一旦船員を解散して、エンジンも止めてミニマムのコストでの係船が出来ました。
今では、長期係船と言えど、補機は稼働し、在船要員もいります。また、これから台風シーズンに備え、
避難できる体制も整えて置かなければなりません。

製鉄所で言うとこの早期復旧を前提としたバンキング状態です。

ですので、傭船契約状態にある船舶の一方的条件変更における係船の停泊中の補機燃料費(A重油)は、
船主負担ではなく、オペレーター負担が筋
ではないかと考えます。(協定書に特記事項を明記していない限り)

たとえば、多くの会社で行っているテレワーク状況において、社宅に入っている人に、
テレワークだから家賃全額自己負担ねって言えば、そりゃ奥さん怒るでしょう。

世界経済、日本経済も苦しい。荷主も苦しい。オペレーターも苦しい。船主も苦しい。
その状況下で、復旧可能な状態で痛みを分けながら耐え忍ぶ。

疾風に勁草を知る

何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ やがて大きな花が咲く

リーマンの時にもありましたが、体力のある複数隻船主から体力を奪う安易な行為は、辞めてください
業界の死を意味します。

やるべきは、特殊船や計画的に20年超動かす前提で造った船は除きますが
20年を超えてもリプレースが出来ない体力の人たちに引退の道を作ってあげる事だと思います。

一杯船主からしたら、うちを殺す気かと反発があるかもしれませんが、
既に商売として成り立っていない状態と気づかせてあげる事も業界の為であります。
自分で自分の首を締めるだけでなく業界の首まで締めている事です。

内航船主には、セカンドビジネスで失敗しない限りほぼ倒産がありません。
たとえ、一杯船主が退場しようとも、海技免状があれば、メシは食っていけます。

現在一杯船主であり、過去に家族船も経験した私が一杯船主を否定しているのではありません。
一杯船主でも堅実経営、持続可能な経営をされている方は、たくさんいます。
家族で乗ることも否定はしませんが、家族船と言うダブルスタンダードルールは、
小型船の用船相場を下げてしまっています。

家族船じゃないとやれないではなく、4人乗船で休暇交代でき、なおかつ店費が出る
正しい小型内航船経営になるように努力していかないといけません。

井の中の蛙大海を知らず

何もしなくとも、ハードランディングになるかもしれませんが、単なるスクラップ&クラッシュでは、
持続可能な物流への正常化はできません。

内航業界も、暫定措置事業の終焉を迎え、次なる内航総連の次のカタチに向け大事な時期です。


アフターコロナ・withコロナの内航海運

いつかは、凪ぐと思って、避難しながら目的地まで荒波を乗り越えていくしかないです

2002年1月 東京湾から三池の航海(東京湾【避難】~石廊崎【避難】~遠州灘~玄界灘)




 


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