fc2ブログ
企業広告
内航.COM 公式LINE
(広告依頼/撮影/質問)

友だち追加
えびす商会 公式LINE
(船員募集/見学/質問)

友だち追加

Google AdSense





出張・訪船のご予約はお早めに!

休暇の乗下船はANA楽パック

ゴルフ場予約サイト:楽天GORA

最近の記事
海運・造船会社要覧(2011)
ジャパネット内航
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
検索フォーム
RSSフィード
リンク
このブログをリンクに追加する
海運ニュース

2020.07.02    カテゴリ:  新造船 

   とにかく錆びない船 日徳丸

とにかく錆びない船をと、朝日海運三宅社長のコンセプトの下、日徳丸が竣工しました
DSC01374.jpg
日徳丸【Nittoku Maru】 朝日海運 日本マリン 499GT 1650DW【ホールドSUS】
2020.06 波方造船 赤阪鐵工所 A34C 2000ps
LOA 74.53m B 12.00m D 7.10m 
ライブカメラ搭載
電子海図表示装置 アルファマップ搭載
スパレスター搭載
船内WIFI
アッパーデッキ クラッド鋼板(SUS)
SKウインチ type MIYAKE
ウインチ及び暴露部にSUSを多用
石田製綱 タストン5
DSC01349.jpg
ファンネルは、日本マリン
DSC01335.jpg
精油所でのオイルコークス積みがあるので貨物船では、珍しい スパレスター付き
IMG_1493_20200702110011ee2.jpg

IMG_1494_202007021100131ae.jpg
ペイントにも特徴があり、ハウス側面の白と外板以外は、全て上塗り工程をエポキシ仕上げ。ハンドレールの白もエポキシです。
ツヤは、ないですが新造船の工程と予算内で行う防錆の工夫の一つです。
通常行う上塗り工程をエポキシで行うので下地の強化になり、今後のランニングでアクリルなどの上塗りをかけていくと言う考えです。
DSC01361.jpg
コークスやスクラップがデッキにボトボト落ちて、デッキやコーミングトップがボロボロになるのがバラ積みの悩みです。
そこで日徳丸では、コーミングトップと側壁はSUS板、アッパーデッキはクラッド鋼(SUS)を使用して船員の労力削減を行っています
DSC01353.jpg
走行ローラーSUS
DSC01354.jpg
ホールド側壁 オールクラッド鋼(SUS)
IMG_1445_20200702112357f38.jpg
バラ積みは、下手なクレーン士にホールドボコボコにされたり、錆びるような荷物積まされても、錆びさせるな、コンタミさせるなと要求されます。
また、ニードルコークスなど、電極棒に使われる高級な品物の高品質輸送のためにもSUSホールドが必要です。
IMG_1469_20200702112359bb2.jpg
高圧洗浄機 ツルミ HPJ-760-3  5.9Mpa 41.4L/min
高圧洗浄機は圧力が重要と思いがちですが、バラ積みの掃除においては水量が大事です。
IMG_1461.jpg
オモテから
ウインドラスは、SKウインチ Type Miyake
IMG_1434_20200702112650512.jpg
アンカーチェーン 亜鉛仕様
最近は、499船主でも亜鉛仕様を選ぶ人が多くなってきました
IMG_1437_20200702112652d03.jpg
ドラム内側SUS板巻き 
IMG_1438_202007021126534e7.jpg
ロープは切れにくい、劣化しにくい 石田製綱 タストン5
DSC01465_20200702112655a63.jpg
船尾 フェアリーダー配置
IMG_1492_20200702112659bef.jpg
毛利元就の三本の矢ならぬ、三宅敏の三本のSUS(半丸)
DSC01467.jpg
法定上必要なワイヤー曳航索
新造船建造の際は、オモテのロープストアのあたりにブロック段階から搭載すると邪魔にならないと思います。
さて、この曳航索 ルールとは言え必要でしょうか?これを利用するような状況だとタグなりサルベージが来るでしょうし、おそらく99%の船が一生使わない備品の一つだと思います。
これがあってもなくても、船価からしたら誤差ですが、とにかく499以下クラスでは、場所をとって邪魔なんですとご報告申し上げます
IMG_1447_20200702112656bbb.jpg
ハウス
DSC01469.jpg

DSC01470.jpg
操舵室
IMG_1489_20200702114614cba.jpg
ライブカメラと電子海図表示装置アルファマップもMiyake Styleの標準になってきました
IMG_1490_20200702114616117.jpg
レーダーはSバンドとXバンド
IMG_1432_20200702114625fd0.jpg
船長室
IMG_1428_20200702114622aab.jpg
機関長室
IMG_1430_2020070211462342e.jpg
食堂
IMG_1425_202007021146208d1.jpg
食堂にも電子海図が表示されます
IMG_1495_202007021146173ca.jpg
ギャレー
IMG_1424_2020070211461922d.jpg
水密ドアSUS
DSC01356_2020070211433876b.jpg
暴露部天井フラット
DSC01355_20200702114337b72.jpg
膨張式救命筏架台SUS
IMG_1467_20200702114340afb.jpg

私の船造りの師匠は、何人かいますが、三宅社長もその1人。
船主自ら二重底に入って塗装チェック。バラストタンクのコバチェック。ピンホールチェック。Uボルトの周りチェックの大切さを教えてくれました。
古くなって、バラストタンクに泣かされた人なら、その手間が将来の修繕費削減に大いに役立つ事がわかると思います。
もっと言えば、補償ドックでバラストチェックして発錆していれば、そこが塗り残し。そこさえ拾ってあげれば、20年以上乗れます。


朝日海運株式会社

日本マリン株式会社

株式会社波方造船所

株式会社赤阪鐵工所

株式会社SKウインチ

日本ペイント株式会社
関連記事
スポンサーサイト









トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



Copyright © 内航.com All Rights Reserved.
Template basically designed by Sceneway,  Powered by FC2 Blog