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海運ニュース

2020.09.16    カテゴリ:  舶用概論 

   船内個別エアコンについての一考察

弊社進宝丸から見る船内個別エアコンについて

進宝丸の仕様は、各室ダイキンの個別エアコンで一部マルチタイプです。

メリットとしては、労働環境改善船の項目にもなっているように、各部屋で調整出来るので、
船にありがちな、夏寒くて毛布が必要。冬暑くてタオルケットが必要と言ったことがなく快適です。

デメリットとしては、家電なので壊れやすい。これまで2台 基盤交換しました。
舶用対応品と言えども家電製品なので、モデルチェンジが早く、壊れた頃には、交換部品がない。
ダイキンで2.3年でモデルチェンジするそうです。
そして、なんと言っても室外機の塩害です。

6年経った現在、ボートデッキにある室外機の底が抜けそうです。
IMG_4780_20200916145959a81.jpg

IMG_4150_20200916145955ebb.jpg
穀物バラ積みなので、普通の船よりは清水洗いが多いと思います。ハウスも基本的に荷役終了後は清水洗いです。
もちろん室外機もついでに洗っていますがこれだけ錆びています
IMG_4773_20200916145957583.jpg
重塩害仕様になっていますが、底板は薄板の亜鉛仕様です
IMG_4146_20200916145953dfe.jpg
室外機は3段ブリッジの2階 ボートデッキに設置していますが、中段の室外機は、上記の錆びた状態
下段の室外機は
IMG_4779_20200916145958538.jpg
まだ綺麗。
IMG_4781_2020091615000486f.jpg

考えられるのは、航海中ボートデッキ上に常に潮風を巻き込み、影ではあるが中段は常時潮風に当たっている状態だったと思われる。

ある筋からの情報で、室外機の底板交換が出来ると聞き、ドックでダイキンに来てもらう事にしました。

結果としては、技術的には交換は可能だが、これだけ錆びるとコンプレッサーと熱交換器の取り外し及び取り付けなど考えると
換装と変わらないくらいの金額がかかり、経年的にも現実的ではないとのアドバイスでした。

また室外機交換のみと言うのは、同モデルが既にないため無理とのこと。
熱交換器のファンが回っている間は、底板がボロボロだろうが使えるとの事でしたので、次回どこかのタイミングで換装と言う事になりました。

以上の事から私なりの考察

1.個別エアコンは、快適だがランニングコストが高い(新造から5年以内に修繕費がかかることを覚悟)

2.個別エアコン採用の際は、早い段階で室外機の防錆対策(ペン塗り等)を行う

3.個別エアコン採用時にエアコンと室外機のセットで予備を持つ

4.室外機を設置する場合、中段に置くより下段にベタ置きの方が良い

5.499GT以上は、パッケージ型エアコンがオススメ

そして、私からの提案

パッケージエアコン+エアコンのハイブリッド型
これは、ある船主さんがやっていた方式で、私も感化され担当した新造船でやってみましたが船員さんの理解は、あまり得られませんでした(笑)と言うのも、ブリッジに搭載予定だったエアコンを空調室に持ってきた為。
IMG_7943_20200916152253b90.jpg

このハイブリッド型のメリット

1.春や秋と言った微妙な季節に快適な温度を送れる

2.夏場、最悪エアコンが壊れたとしてもファンさえ生き残れば、バックアップとして使える。
パッケージ型でファンが壊れる事例は、そうないので(大抵ガス抜け)

3.更にファンをインバーター方式に出来れば最高です


注意

.室外機を倉庫に入れる人もいますが、熱暴走でエアコンが効かないのでお気をつけください。
そこへファンをつけて排熱と言う方法もありますがスペースの有効活用ではないと思います。

消費電力の関係でマルチエアコン(室外機1台で室内機2台や3台)を使う場合が多いですが、
室内であろうが室外であろうがどこか1台壊れると全換装になる場合がありますのでご注意を。











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