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海運ニュース

2020.10.27    カテゴリ:  燃料概論 

   LSC(ローサルC)重油の重大トラブル続出について①

Sox規制に伴い、LSC、LSAへの燃料切り替えからまもなく1年になります。

心配されていた切り替え後(HSCとLSCの混合)の春先より、明らかに現状は悪く、多くの船社でワックススラッジの大量発生、機関部の労務、心労負担増、デッドシップの発生が起こっています。(内航.COM調べ)

春先は、LSCに切り替えた一部の船ではスラッジが出てたものの、心配するような状況でもなく、この夏くらいまでHSCよりはスラッジが多いと言う状況の船が大半だったと思います。

しかし、ここへ来て多くの船で異常な量のワックススラッジの発生が多く聞かれるようになってきました。

弊社機関部からの報告 【C重油焚き 1800ps 低速エンジン】

HSC重油(昨年まで) ストレーナー解放時間 約200時間

LSC重油(1-4月期)  ストレーナー解放時間 約140時間

LSC重油(5-8月期) ストレーナー解放時間 約140時間(5月頃よりFO清浄器のスラッジタンクに異常スラッジが貯まるようになる)

LSC重油(9-10月期) ストレーナー解放時間 17時間(それでもHSCの200時間より汚れが多い ワックス状スラッジ)


HLCの時に比べ約12倍の労務負担増。そもそも1航海も持たない17時間でのストレーナー解放は異常であり
船舶が安全に航海に堪える能力。堪航能力を担保できない状態まで来ている事を理解してください。

燃料を起因とし、春先より状況が変わり、原因がはっきり分からずの労務負担増といつ止まるかわからない心配をしながらの業務。

国交省も、自動運航の前に現状運航と現場に注目してください。
船員や船主、しいてはオペレーターでも、どうすることにもできない自体です。

石油元売各社から規制適合油サンプルを入手し、252通りの混合試験を行い、全てのケースで固形物が発生せずに安定性が確保されていることを確認した作業をもう一度行って安定性の確保を立証してください。

現場では、どこの港の石油メーカーからバンカーするとトラブルが起こるとまで、多くの船で立証されています。
これは、どこの誰が悪いと犯人を探すのではなく、メーカーを超えた混合に問題が生じるケースが出てきている原因をはっきりさせてください。

現場は、原因がわからず、試行錯誤の状態です。

これを、車に置き換えてみてください。○○石油と✕✕石油を混ぜると燃料が詰まるとなれば、安心して車にも乗れません。
今年、ハイオク問題が起こりましたが、業界では周知の事実であり、え?今ごろ?と思った方も多かったと思います。
逆に言えば、どこで入れても安全に走れると言える事ですが、同じ石油業界で船舶用燃料 とりわけLSCでは、この安心と安全が保てない状態が現実に現場では多く起こっています。そして機関部も怒っています。

SOx規制適合油による実船トライアルや春先にはあまり見られなかった状況が何故今起こっているのでしょうか?


つづく
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