2020.10.29 カテゴリ: 燃料概論
LSC(ローサルC)重油の重大トラブル続出について③
海事局に提出済の弊社、機関長(通称 大佐)からのレポートを本人の了承を得て掲載します。
レポート①



レポート②



我々が出来るのは、現場の異常な現状を少しでも海事局へ伝え、原因を洗い出してもらうと同時に
今すぐできる回避策を業界団体、メーカー、有識者含め情報提供、共有していく事だと思います。
今年竣工したC重油仕様の船は、タンクにHSCの成分もカスもありません。
それでも、燃料フィルターが短期間で閉塞する異常も起こっています。
ISO規格がありますので、石油メーカーが粗悪燃料を出している事は、考え難い。
HSCとLSCの混合では、一部でスラッジは出たものの、ここまで異常な状態の声はあまり聞こえてきませんでした。
そう考えると、精製方法やワックスの配合量によっては、混合する事により、ワックス成分が清浄器を通しても残ってしまうと言う
現象が起こっているのではないかと推察できると思います。
ただ、推察や噂に振り回され、現場が混乱し、ゴールの見えないストレーナーの短時間での掃除。
働き方改革と全く逆行した状態で現場が疲弊している事をご理解ください。
誰が犯人じゃなく、どういった現象が多く起こっているのか。また、どういった回避策が妥当か。
まもなく、内航総連 Sox対策専門小委員会より『燃料油に起因する不具合調査』がありますので
出来る限り多くの情報が集まるようご協力お願いします。
私も内航総連 Sox対策専門小委員会に入っていますので情報がありましたら、ご提供(写真付きがベスト)願います。
社名、船名、個人情報は伏せて委員会の方へ上げさせて頂きます。
問い合わせ→→適合油不具合についての報告
レポート①



レポート②



我々が出来るのは、現場の異常な現状を少しでも海事局へ伝え、原因を洗い出してもらうと同時に
今すぐできる回避策を業界団体、メーカー、有識者含め情報提供、共有していく事だと思います。
今年竣工したC重油仕様の船は、タンクにHSCの成分もカスもありません。
それでも、燃料フィルターが短期間で閉塞する異常も起こっています。
ISO規格がありますので、石油メーカーが粗悪燃料を出している事は、考え難い。
HSCとLSCの混合では、一部でスラッジは出たものの、ここまで異常な状態の声はあまり聞こえてきませんでした。
そう考えると、精製方法やワックスの配合量によっては、混合する事により、ワックス成分が清浄器を通しても残ってしまうと言う
現象が起こっているのではないかと推察できると思います。
ただ、推察や噂に振り回され、現場が混乱し、ゴールの見えないストレーナーの短時間での掃除。
働き方改革と全く逆行した状態で現場が疲弊している事をご理解ください。
誰が犯人じゃなく、どういった現象が多く起こっているのか。また、どういった回避策が妥当か。
まもなく、内航総連 Sox対策専門小委員会より『燃料油に起因する不具合調査』がありますので
出来る限り多くの情報が集まるようご協力お願いします。
私も内航総連 Sox対策専門小委員会に入っていますので情報がありましたら、ご提供(写真付きがベスト)願います。
社名、船名、個人情報は伏せて委員会の方へ上げさせて頂きます。
問い合わせ→→適合油不具合についての報告
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