2021.04.19 カテゴリ: 海運ニュース
船員の引き抜きや船員不足による運航停止への対応について
2021年4月16日 衆議院国土交通委員会で衆議院議員 城井崇(きいたかし)議員が内航海運にとって重要な問題を取り上げてくれました。
船員の引き抜きや船員不足による運航停止への対応について
労働者には、憲法上、「職業選択の自由」が認められているため、どこの会社で働くかは、労働者の自由です。
したがって、「退職の自由」、「転職の自由」もあります。
しかし、会社に対して悪意をもつ退職者が、他の社員に対して一斉に引き抜き行為を行う場合には、違法となり、損害賠償請求ができる場合もあります。
転職が当たり前の内航海運では船員の引き抜きもよく耳にしますが、引き抜きかどうか定義が難しいのが現実です。
最近ではSNSで他社船員とのつながりも多くなり、そう言った誘いも多いのが現実です。
ただ、引き抜きと思われる事例のほとんどが、実力評価でその人を引き抜くと言うより、頭数として引き抜く事例がほとんどです。
引き抜かれた本人は、自分の価値を今の会社より評価して喜んで行くが、期待値と現実に乖離があり続かない場合が多い。
以下の二点を考えたら良いと思います。
1.引き抜きをしないといけないような会社状態である。
2.多くの船員がいる中でなぜ自分に声がかかったのか?(実力?頭数?)
船員業界でTHE引き抜きと言われる行為は、在職者に対し、給料アップを提示し声をかけ、相手の会社が困るカタチで急遽退職する事。
法的には違反と問えませんが、内航モラル法違反として業界へ噂は広まります。
また、船主側として困るのが在職中の求人問い合わせ。
確かに船員側もある程度目星をつけてから辞めたいと思う気持ちもわかりますが、それをやってしまうと船主側は、そんなことをする人とのイメージができてしまいます。ほとんどの会社は、退職してから、お話しましょうと答えると思います。
私は、業界のモラルと言うよりも船員の求人求職の仕組みが原因だと思います。
陸上だと求人求職媒体含めいろんな方法がありますが、内航では運輸局のキオスク端末です。
以前は10回に1回アタリが入っていましたが、今では20回に1回、30回に1回とまで言われています。
これは船主が船員を見つけにくいだけでなく、船員さんも良い会社に出会えないと完全なミスマッチ端末になっています。
最近の流れとして船員さんも運輸局の端末登録より、自分で探すと言う人が多くなっています。
船乗りと言う職業は、会社に就職すると言うより、船(船種)や航路に就職すると言う意味合いが強いです。
さらに、船員の満足度は、船内設備や仕事内容より船内人間関係の割合が高い。
船員人間関係の良い船と言うのは、必ずしも仲良しグループではない。
少しの我慢とお互いへの少しの気遣いが出来ている船が船内調和が取れていると言える船だと思います。
そんな調和が取れている船は引き抜き攻撃をされようが応じる人は、ほぼいません。
そして、その引き抜きが船員から船主の耳に入り、業界へ噂が広まります。
引き抜きをされる船主様は、そのあたりを肝に命じ引く抜きをされてください。
そして引き抜きにあった船員さんは、自分の実力を買いにきているのか?頭数だけ欲しいのか?
同僚や先輩に相談してよく分析された方がいいと思います。
頭数で引き抜きに来ているなら本人にとっては失礼な話です。
実質、転職が当たり前の内航業界が野球のようにFA権(フリーエージェント制)を作り、船長、機関長の価値を業界全体で上げる
たとえば、船長歴15年でFA権を持て転職交渉できる。
今は、船長数カ月歴でも船長市場で実質FA宣言できるし、問題を起こした船長でもFA宣言しています。
船員の給料は、相場で語られますが、スーパー船長、プロ船長のような評価の高い船長も問題を起こして転々としている船長も同じような給料相場です。
そういった船長に荷主やオペも評価していただく仕組み、またそういった船長たちが稼げる仕組みができないだろうかと思っています。
手取り文化が横行している海運局での求人のミスマッチの解消など内航海運の次の時代への架け橋になるサイトと思って作った海運ナビ.COMですが、少し時代に合わせて作り変えないといけないかなと思っています
海運ナビ.COM
https://kaiunnavi.com
城井崇(きいたかし)議員は、他にも内航にとって重要な質問をしてくれています
船員の働き方改革
船長と労務管理責任者の役割
馴染ませることができるか
荷主の発言力が強い海運業
労務管理改善のために
荷主側に対する環境整備を
若年船員の定着のため
特殊な勤務形態や
労働環境を改善すべき
船員の労働時間を
適切に管理するべき
職住一体である
船員の労働時間の
範囲を見直すべき
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船員の引き抜きや船員不足による運航停止への対応について
労働者には、憲法上、「職業選択の自由」が認められているため、どこの会社で働くかは、労働者の自由です。
したがって、「退職の自由」、「転職の自由」もあります。
しかし、会社に対して悪意をもつ退職者が、他の社員に対して一斉に引き抜き行為を行う場合には、違法となり、損害賠償請求ができる場合もあります。
転職が当たり前の内航海運では船員の引き抜きもよく耳にしますが、引き抜きかどうか定義が難しいのが現実です。
最近ではSNSで他社船員とのつながりも多くなり、そう言った誘いも多いのが現実です。
ただ、引き抜きと思われる事例のほとんどが、実力評価でその人を引き抜くと言うより、頭数として引き抜く事例がほとんどです。
引き抜かれた本人は、自分の価値を今の会社より評価して喜んで行くが、期待値と現実に乖離があり続かない場合が多い。
以下の二点を考えたら良いと思います。
1.引き抜きをしないといけないような会社状態である。
2.多くの船員がいる中でなぜ自分に声がかかったのか?(実力?頭数?)
船員業界でTHE引き抜きと言われる行為は、在職者に対し、給料アップを提示し声をかけ、相手の会社が困るカタチで急遽退職する事。
法的には違反と問えませんが、内航モラル法違反として業界へ噂は広まります。
また、船主側として困るのが在職中の求人問い合わせ。
確かに船員側もある程度目星をつけてから辞めたいと思う気持ちもわかりますが、それをやってしまうと船主側は、そんなことをする人とのイメージができてしまいます。ほとんどの会社は、退職してから、お話しましょうと答えると思います。
私は、業界のモラルと言うよりも船員の求人求職の仕組みが原因だと思います。
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以前は10回に1回アタリが入っていましたが、今では20回に1回、30回に1回とまで言われています。
これは船主が船員を見つけにくいだけでなく、船員さんも良い会社に出会えないと完全なミスマッチ端末になっています。
最近の流れとして船員さんも運輸局の端末登録より、自分で探すと言う人が多くなっています。
船乗りと言う職業は、会社に就職すると言うより、船(船種)や航路に就職すると言う意味合いが強いです。
さらに、船員の満足度は、船内設備や仕事内容より船内人間関係の割合が高い。
船員人間関係の良い船と言うのは、必ずしも仲良しグループではない。
少しの我慢とお互いへの少しの気遣いが出来ている船が船内調和が取れていると言える船だと思います。
そんな調和が取れている船は引き抜き攻撃をされようが応じる人は、ほぼいません。
そして、その引き抜きが船員から船主の耳に入り、業界へ噂が広まります。
引き抜きをされる船主様は、そのあたりを肝に命じ引く抜きをされてください。
そして引き抜きにあった船員さんは、自分の実力を買いにきているのか?頭数だけ欲しいのか?
同僚や先輩に相談してよく分析された方がいいと思います。
頭数で引き抜きに来ているなら本人にとっては失礼な話です。
実質、転職が当たり前の内航業界が野球のようにFA権(フリーエージェント制)を作り、船長、機関長の価値を業界全体で上げる
たとえば、船長歴15年でFA権を持て転職交渉できる。
今は、船長数カ月歴でも船長市場で実質FA宣言できるし、問題を起こした船長でもFA宣言しています。
船員の給料は、相場で語られますが、スーパー船長、プロ船長のような評価の高い船長も問題を起こして転々としている船長も同じような給料相場です。
そういった船長に荷主やオペも評価していただく仕組み、またそういった船長たちが稼げる仕組みができないだろうかと思っています。
手取り文化が横行している海運局での求人のミスマッチの解消など内航海運の次の時代への架け橋になるサイトと思って作った海運ナビ.COMですが、少し時代に合わせて作り変えないといけないかなと思っています
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城井崇(きいたかし)議員は、他にも内航にとって重要な質問をしてくれています
船員の働き方改革
船長と労務管理責任者の役割
馴染ませることができるか
荷主の発言力が強い海運業
労務管理改善のために
荷主側に対する環境整備を
若年船員の定着のため
特殊な勤務形態や
労働環境を改善すべき
船員の労働時間を
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職住一体である
船員の労働時間の
範囲を見直すべき
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