2021.10.01 カテゴリ: 海運ニュース
内航石灰石運搬用の天然ガス専焼エンジン+バッテリハイブリッド推進システム船建造
日本製鉄株式会社、日鉄セメント株式会社、NSユナイテッド内航海運株式会社、石油資源開発株式会社、常石造船株式会社、川崎重工業株式会社は、NSユナイテッド内航海運の保有する石灰石運搬船「下北丸」後継船について天然ガス専焼エンジンとバッテリを組み合わせたハイブリッド推進システム船(以下「本船」)として建造することで合意し、「輸送契約覚書」、「船舶燃料用液化天然ガス売買契約」、「建造契約」、「天然ガス専焼エンジンとバッテリ推進システム売買契約」を本日締結いたしました。
現在運航中の下北丸

下北丸【Shimokita Maru】 NSユナイテッド内航海運 4483GT 5500DW
1994.3 四国ドック 三井造船 MAN B&W 5L35MC 4400ps
本船は2024年2月運航開始予定で、国内初の天然ガス専焼主機と2,847kWhのリチウムイオンバッテリを搭載し、LNGタンクには日本製鉄(株)が開発した7%ニッケル鋼板を舶用タンクとして初めて使用することを計画しています。
巡航時には川崎重工業(株)が開発した天然ガス専焼エンジンにて推進力と船内電力を供給します。
天然ガスのみで高出力、長距離、 長時間の航行を行います。
入出港時や停泊時はバッテリから推進力と船内電力を供給し、ゼロエミッション運転を実現します。
本船の推進システム導入によるCO2排出削減効果は、従来の同型船と比較し、23.56%(常用出力時約30%)となり、天然ガス専焼エンジンの排気ガス中にSOx成分は殆ど含まれず、NOx排出量は3次規制値を大きく下回ります。さらに主要航路の積港:尻屋岬(青森県)と揚港:室蘭(北海道)では、地球環境にやさしいゼロエミッション運転を行います。
本船の建造は、環境省地球環境局と国土交通省海事局による令和3年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金「社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術導入促進事業(うちLNG燃料システム等導入促進事業)」に採択されております。
<下北丸後継船概要>
載貨重量トン数(DWT):約5,560トン
全長:約93.8m
型幅:約18.2m
型深:約9.9m
竣工予定年月:2024年2月初旬
推進装置:天然ガス専焼エンジン(8L30KG)・バッテリハイブリッドシステム
主要航路/貨物:尻屋岬港―室蘭港/石灰石
NSユナイテッド内航海運株式会社
現在運航中の下北丸

下北丸【Shimokita Maru】 NSユナイテッド内航海運 4483GT 5500DW
1994.3 四国ドック 三井造船 MAN B&W 5L35MC 4400ps
本船は2024年2月運航開始予定で、国内初の天然ガス専焼主機と2,847kWhのリチウムイオンバッテリを搭載し、LNGタンクには日本製鉄(株)が開発した7%ニッケル鋼板を舶用タンクとして初めて使用することを計画しています。
巡航時には川崎重工業(株)が開発した天然ガス専焼エンジンにて推進力と船内電力を供給します。
天然ガスのみで高出力、長距離、 長時間の航行を行います。
入出港時や停泊時はバッテリから推進力と船内電力を供給し、ゼロエミッション運転を実現します。
本船の推進システム導入によるCO2排出削減効果は、従来の同型船と比較し、23.56%(常用出力時約30%)となり、天然ガス専焼エンジンの排気ガス中にSOx成分は殆ど含まれず、NOx排出量は3次規制値を大きく下回ります。さらに主要航路の積港:尻屋岬(青森県)と揚港:室蘭(北海道)では、地球環境にやさしいゼロエミッション運転を行います。
本船の建造は、環境省地球環境局と国土交通省海事局による令和3年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金「社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術導入促進事業(うちLNG燃料システム等導入促進事業)」に採択されております。
<下北丸後継船概要>
載貨重量トン数(DWT):約5,560トン
全長:約93.8m
型幅:約18.2m
型深:約9.9m
竣工予定年月:2024年2月初旬
推進装置:天然ガス専焼エンジン(8L30KG)・バッテリハイブリッドシステム
主要航路/貨物:尻屋岬港―室蘭港/石灰石
NSユナイテッド内航海運株式会社
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