2021.10.25 カテゴリ: YouTube
内航総連 SNSを活用した広報
企業活動においてSNSを利用したリクルートや企業紹介は現代社会において当たり前の存在になっています。
ここ2.3年で内航業界もSNSでの発信に力を入れている企業が増えたように思います。
暫定措置終了後のNEXT内航総連 令和4年度の予算案にSNSを活用した広報の実施とあります。
このこと自体は、世間認知度の低い内航海運をアピールする良い事であり、今まで力を入れて来なかったから強化すべき事で賛同いたします。
しかし、見積もり内容を見るとYouTubeチャンネル運用費 1200万(月2本×6か月)
リクルート特別サイト制作に350万
YouTube1本に100万です。また見積もりが6か月になっているのが納得いきません。残り6か月の運用はどうするんでしょうか?
余った補助金の使い道がないからと言う理由で使うなら何も言いませんが、
我々、船主から集めた組合費です。試しにやってみる金額ではありません。
そして、これだけの仕事を外部委託するのにコンペもなく、大手広告代理店へ一社見積もりです
この予算の為にOJT教育助成交付金が削られています。当初は3000万の予算が組まれてましたが反対意見が多く半額程度の予算になったようですが、その為に見積もりも運用6か月になっているように思えます。
そして、何より費用対効果が見込めないのが一番の問題です。
もちろん、こういった結果が見えない啓蒙活動や情報発信は費用対効果が全てと言うわけではないですが、
残念な結果は容易に想像できます。
プロが映像作れば、綺麗に作りますが、味がないから何回も見ません。会社のプロモーションビデオなどがそうですが
最初は、「おぉ。綺麗な映像だ」と思いますが、余程の作品でないと、また見ようとは思いません。
そしてSNS発信で重要なのは、発信回数。月二回の発信なら飽きられます。そして忘れられます。
これはYouTubeで成功している東幸海運の笹木社長が言ってたのですが、映画監督に撮ってもらった綺麗な映像は
アクセスが伸びない。逆に船内の食事や社長のダメっぷりが現れている方が伸びると自虐を交えて言っていました(笑)
そしてSNSで大事なのは、誰よりも先に圧倒的シェアを取る事です。
二番煎じは、かなり厳しいです。
広告代理店使って1200万使っても東幸海運のYouTubeを上回る事は容易ではありません。
逆に東幸海運のアクセスが乗じて伸びるかもしれません。
結果的に内航を知る人が増え、まわりまわって業界に良い影響の可能性も少しはあります。
【参考】
東幸海運タンカーの日常
チャンネル登録者数 1.7万人
映画監督が撮影編集した作品 2.5万再生(5ヶ月)
笹木社長撮影編集 しなつ試運転のエンジンルームに完全密着! 65万再生(2ヶ月)
東幸海運では、求人募集を締め切るほど、求人効果を発揮しているYouTubeですが
アクセス分析から言うと圧倒的に40代50代のアクセスが多く、ターゲットとしている10代や学生のアクセスは、年齢分布で見ると少ないそうです。
これは世間でも言える事ですが、動画SNSがYouTubeからTikTokへ移り変わり、若者はYouTubeよりTikTokになっています。
そういった傾向や対策も考えつつ業界全体のSNS発信にお金を使うべきだと思います。
私はデジタル内航総連としてリクルート特別サイトのようなポータルサイトを作り、そこから各社のHPにアクセス出来たり
船関係、船員関係のYouTubeを集めたコンテンツや海から見た風景の写真のコンテスト開催、我が社のイケメン船員コンテストなどのコンテンツを作れば面白いのではないかと思います。
そして、学生のターゲットも大事ですが、幼稚園・小中学生の父兄や小学生、幼稚園、もっと言えば産婦人科(妊婦)にまでターゲットを深堀りし10年15年先のマーケティングをするべきだと思います。
産婦人科(妊婦)としたのは、進水式の支綱を腹帯に巻くと安産や進水式のお餅を食べると安産と昔から言われている事をブーム化する(我が家は三人共安産でした)
絵本かもつせんのいちにちを地方組合を中心に小学校や幼稚園なんどに配る動きが数年前にありましたが
船関連の絵本を全国にある、幼稚園・保育園合わせて約35000施設に配る方がYouTubeに1200万突っ込むより効果はあります。地元の学校に絵本を寄付する活動をしている船主さんもいます。

小学生だと絵本より、このような本の方が興味あるかもしれません

船体解剖図 [ プニップクルーズ/中村辰美 ]
図書館で探すと大変ですが『船 絵本』でネット検索すると船の絵本は結構あります。

絵本の即効性は、ないけど種まき活動のような流れが、業界全体に浸透する事で職業選択の一つに船乗りが選ばれるようになる可能性はあります。
独身なら5年で1000万貯金することも可能な船乗りです。
世の中の定年がどんどん早まる中、元気であれば70くらいまで現役給料で働けます。
海事局の求人端末一つに業界全体が群がる求人システムは、ミスマッチの温床であり、もう限界です。
逆に船乗りになりたいと思う人が、未経験者を募集している会社に、たどり着けないような事にもなっています。
NEXT内航総連には、そういった改革を行って欲しいと思います。
また内航総連の存在意義としても、組合の風通しの良さを期待します。
船員問題は、業界全体の共通問題です。
実は、12年前からYouTubeをやっています(笑)やっていると言うよりほぼ、ほったらかしです。
追い波 14万 回再生 11年前
荒天航海 9.9万 回再生 10年前
チャンネル登録お願いします!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
内航.COM YouTubeチャンネル
ここ2.3年で内航業界もSNSでの発信に力を入れている企業が増えたように思います。
暫定措置終了後のNEXT内航総連 令和4年度の予算案にSNSを活用した広報の実施とあります。
このこと自体は、世間認知度の低い内航海運をアピールする良い事であり、今まで力を入れて来なかったから強化すべき事で賛同いたします。
しかし、見積もり内容を見るとYouTubeチャンネル運用費 1200万(月2本×6か月)
リクルート特別サイト制作に350万
YouTube1本に100万です。また見積もりが6か月になっているのが納得いきません。残り6か月の運用はどうするんでしょうか?
余った補助金の使い道がないからと言う理由で使うなら何も言いませんが、
我々、船主から集めた組合費です。試しにやってみる金額ではありません。
そして、これだけの仕事を外部委託するのにコンペもなく、大手広告代理店へ一社見積もりです
この予算の為にOJT教育助成交付金が削られています。当初は3000万の予算が組まれてましたが反対意見が多く半額程度の予算になったようですが、その為に見積もりも運用6か月になっているように思えます。
そして、何より費用対効果が見込めないのが一番の問題です。
もちろん、こういった結果が見えない啓蒙活動や情報発信は費用対効果が全てと言うわけではないですが、
残念な結果は容易に想像できます。
プロが映像作れば、綺麗に作りますが、味がないから何回も見ません。会社のプロモーションビデオなどがそうですが
最初は、「おぉ。綺麗な映像だ」と思いますが、余程の作品でないと、また見ようとは思いません。
そしてSNS発信で重要なのは、発信回数。月二回の発信なら飽きられます。そして忘れられます。
これはYouTubeで成功している東幸海運の笹木社長が言ってたのですが、映画監督に撮ってもらった綺麗な映像は
アクセスが伸びない。逆に船内の食事や社長のダメっぷりが現れている方が伸びると自虐を交えて言っていました(笑)
そしてSNSで大事なのは、誰よりも先に圧倒的シェアを取る事です。
二番煎じは、かなり厳しいです。
広告代理店使って1200万使っても東幸海運のYouTubeを上回る事は容易ではありません。
逆に東幸海運のアクセスが乗じて伸びるかもしれません。
結果的に内航を知る人が増え、まわりまわって業界に良い影響の可能性も少しはあります。
【参考】
東幸海運タンカーの日常
チャンネル登録者数 1.7万人
映画監督が撮影編集した作品 2.5万再生(5ヶ月)
笹木社長撮影編集 しなつ試運転のエンジンルームに完全密着! 65万再生(2ヶ月)
東幸海運では、求人募集を締め切るほど、求人効果を発揮しているYouTubeですが
アクセス分析から言うと圧倒的に40代50代のアクセスが多く、ターゲットとしている10代や学生のアクセスは、年齢分布で見ると少ないそうです。
これは世間でも言える事ですが、動画SNSがYouTubeからTikTokへ移り変わり、若者はYouTubeよりTikTokになっています。
そういった傾向や対策も考えつつ業界全体のSNS発信にお金を使うべきだと思います。
私はデジタル内航総連としてリクルート特別サイトのようなポータルサイトを作り、そこから各社のHPにアクセス出来たり
船関係、船員関係のYouTubeを集めたコンテンツや海から見た風景の写真のコンテスト開催、我が社のイケメン船員コンテストなどのコンテンツを作れば面白いのではないかと思います。
そして、学生のターゲットも大事ですが、幼稚園・小中学生の父兄や小学生、幼稚園、もっと言えば産婦人科(妊婦)にまでターゲットを深堀りし10年15年先のマーケティングをするべきだと思います。
産婦人科(妊婦)としたのは、進水式の支綱を腹帯に巻くと安産や進水式のお餅を食べると安産と昔から言われている事をブーム化する(我が家は三人共安産でした)
絵本かもつせんのいちにちを地方組合を中心に小学校や幼稚園なんどに配る動きが数年前にありましたが
船関連の絵本を全国にある、幼稚園・保育園合わせて約35000施設に配る方がYouTubeに1200万突っ込むより効果はあります。地元の学校に絵本を寄付する活動をしている船主さんもいます。

小学生だと絵本より、このような本の方が興味あるかもしれません

船体解剖図 [ プニップクルーズ/中村辰美 ]
図書館で探すと大変ですが『船 絵本』でネット検索すると船の絵本は結構あります。

絵本の即効性は、ないけど種まき活動のような流れが、業界全体に浸透する事で職業選択の一つに船乗りが選ばれるようになる可能性はあります。
独身なら5年で1000万貯金することも可能な船乗りです。
世の中の定年がどんどん早まる中、元気であれば70くらいまで現役給料で働けます。
海事局の求人端末一つに業界全体が群がる求人システムは、ミスマッチの温床であり、もう限界です。
逆に船乗りになりたいと思う人が、未経験者を募集している会社に、たどり着けないような事にもなっています。
NEXT内航総連には、そういった改革を行って欲しいと思います。
また内航総連の存在意義としても、組合の風通しの良さを期待します。
船員問題は、業界全体の共通問題です。
実は、12年前からYouTubeをやっています(笑)やっていると言うよりほぼ、ほったらかしです。
追い波 14万 回再生 11年前
荒天航海 9.9万 回再生 10年前
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