2022.09.16 カテゴリ: 海運ニュース
内航船の新造船商談、停滞続く
内航船の新造船商談、停滞続く。造船所は鋼材価格高騰により船価を引き上げざるを得ない一方、用船料の上昇幅が小さいため、船価と用船料の乖離幅が大きくなっている。https://t.co/q5SBTiFaWu pic.twitter.com/yXe6Lfqe6X
— 海事プレスOnline (@Kaiji_Press) September 14, 2022
今が発注チャンスなのか迷っている船主さんも多いと思います。
チャンスは「今がチャンスだ」と思うものではない。後から「あれはチャンスだった」と思うものなのだ 【見城徹】
今の船価が高いのか安いのかは、過ぎてみないとわからない事でありますが、あらゆる原材料費、鉄から木材、電子電気機器まで全て値上がり、働き方改革による労働時間の適正化による工期の長期化など船価が下がる要素は、見当たりませんが
行き過ぎた振り子は戻るように、どこかで折り返し地点を迎える事になると思います。
それが、この秋予想されている中国の不動産ショックなのか、アメリカ発なのかわかりませんが・・・
用船料も少しづつコロナ前の水準に戻りつつありますが修繕費、人件費(育成コスト含む)、無事故でも上がり続ける保険料など微増では、追いつかないくらいになっています。
ランニングコストも新造船価もこの2年で20パーセント強上がっています。用船料は、コロナで下がったものが戻ったか、もしくは3-5パーセントup
我々船主も用船料クレクレだけではなく、持続可能な船員育成や船体保守整備、安全運航や輸送価値(CO2削減、品質輸送)など
船主としての企業価値をオペを通して荷主に提供していかないと先がないと思います。
その中でも荷主に評価されそうのが、安全、安定輸送とCO2削減。
残念ながら、そのような価値は、現在のところ口では評価されても用船料には反映されないのが現状です。
円安の影響で原材料、エネルギーが高騰する一方、生活用品大手のアイリスオーヤマが、約50種類の製品の生産を中国・大連から国内の工場へ移転を決め、国内物流が活性化する期待の反面、輸送コストを含めれば、日本はすでに中国よりも労賃が安い国になったということの現実を実感します。
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