2022.10.26 カテゴリ: 船共育
鳴門市「まちなか絵本図書館」
鳴門市が「まちなか絵本図書館」開始 協力店舗募集 絵本提供を市民に呼びかけhttps://t.co/m3nU82eAJp
— 徳島新聞 (@tokushimapress) August 21, 2022
子どもが読書に親しむ環境を充実させようと、鳴門市は、市内の店舗や事業所に絵本を置く「鳴門まちなか絵本図書館」を始めた。…
世の中にお金くばりおじさん、SNSお金配りアカウントがありますが、今治には、絵本配り船主が存在しています。
自費で船関係の絵本を買い集め、地域の店舗や子ども食堂などに絵本と船員になる為のパンフレットを置いてもらう活動をしています。
子ども食堂は、NPO法人などで全国に広がっています。
現在の日本でも残念ながら何かしらの事情で生活困窮世帯は多く存在しています。
そういった子供たちや家庭へ食の支援と教育などの支援を行う活動です。
絵本配り船主さんは、子ども食堂への食の支援と共に、船乗りと言う職を伝え、船乗りへの道を選ぶことで
一人でも生活困窮からの脱却のきっかけになればと活動しています。
中卒でも高卒でも船に乗れます。船の学校に行かなくても部員で履歴つけて免状取れば有資格者の船乗りです。
現在、幼稚園児でも15年もすれば労働世代です。その世代をブルーカラー、ホワイトカラー全業種で争奪戦です。
そして、昔と違って働き方も会社に属さないいろんなカタチが出てきています。
YoutubeやSNSの発信で稼いだり、夜職やパパ活、振り込め詐欺など、SNSでキラキラした世界を見せられ、
普通の子たちが吸い込まれていきます。
そういったグレーカラーとも労働世代の奪い合いです。
人手不足は、内航においても全社共通話題です。
身内で固めている一杯船主でさえ、普段は問題ないものの
病気やケガで誰かが欠けたら、そこから廃業一直線です。
皆、思っているし、考えています。組合活動で提案したり、発言したりしています。
でも、自ら行動する人は少ないんです。
絵本配ったところで来年、自社に求職者が増えるか?と言う意見もあるでしょう。
でも来年、皆で奪い合っている新卒求職者は、15年前の幼稚園児なんです。
木を見て森を見ずの先は樹海です。
思いが行動を作り、行動が未来を変える
この記事は、徳島新聞に8月21日に掲載された記事で愛媛新聞でも記事として掲載されました。
この記事を見た、某今治船主の藤井綱海運(株)藤井徹 社長(仮名)が、今度、鳴門へ絵本を持っていこうと思うと話していたので、ちょうど10月に鳴門の徳岡造船でドック予定だった事を伝え、私が行きますよと代理を申し出たら、段ボール箱いっぱいに絵本と資料を持ってきてくれました。
そして先日、ドック中に窓口である鳴門市教育委員会 生涯学習人権課へ行きました


藤井徹 社長(仮名)の自作の黄色いテプラ「普通高校卒業でも乗船可能です」と言うのが結構重要で、
船乗りに興味を持った、また船乗りってどうなんだろ?と思った大半の学生や未経験者が、資格が必要?船の学校出てないと乗れない?などと思ってそこで思考と行動がストップしてしまいます。
船乗りに興味持った瞬間に、未経験でも大丈夫なんだ。高卒でも乗れるんだと思ってくれたらハードルは、下がります。

生涯学習人権課へ趣旨を説明し、市の方は古本の再利用と言う事業だったので新しい絵本を見て多少驚かれていましたが、快く受け取ってくれました。
現在、内航総連も広告代理店を使って1本100万円でYoutube広報を頑張っています。これも、ある意味必要です。
我々、1船主、1船員でも子供の幼稚園や学校に絵本を寄付したり小さな活動は、できると思います。
※寄付の際、審査等がある事もありますので、簡単に受け取ってくれない場合もあります。
※銀行や信用金庫の支店長などとお付き合いある船主さんは、支店長経由だと1船主が行って説明するよりも学校などへの本やパンフレットの寄付もしやすいそうです。(思いが伝わるかは別です)
参考資料
船員さんのひみつ 【学研】

うみののりものえほん (のりものしかけえほん)

ペンギンきょうだい ふねのたび

おふねにのって
未経験者でも船員になれます あのこの愛媛「未経験者 船員募集」
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