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海運ニュース

2007.10.17    カテゴリ:  航海中 

   追い波

波による船体の動きにはいろいろあって
ヨーイング〔船首揺れ〕
サージング〔前後揺れ〕
ヒービング〔上下揺れ〕
ピッチング〔縦揺れ〕
スウェイング〔左右揺れ〕
ローリング〔横揺れ〕
があるのですが、当然船も一定方向には揺れてくれず複雑な動きをするわけです。
最悪なのは、よく聞かれるローリングですが〔荷崩れ・転覆の可能性〕
意外に気持ち悪いのが追い波の揺れ。

たとえば4mの前からの波で避難した船がいても追い波だと
意外に同クラスの船でも走れたりするもんなんです。
荷物やいろいろな条件も必要ですが。
サーフィンする感じですね。
しかし、揺れは案外気持ち悪い。気分が悪い気持ち悪さでなく
心配になる方の気持ち悪さ。
追い波で走り始めると引き返すのは難しくなりますからね。
s-IMG_1354.jpg

s-IMG_1355.jpg

ここはちょうど室戸岬沖
s-IMG_1352.jpg


予報は南東2mでしたが・・・
s-IMG_1356.jpg

山になってきてましたね
s-IMG_1357.jpg

岬という場所は、風や潮流がぶつかる関係で波が大きくなるんですね。
よくだまされるのが石廊崎の2.5m予報
とてもじゃないですが2.5mじゃないですから(笑)
天気図や天気予報も重要な参考資料ですが
その場所その場所の波の特性や風の吹き方などありますから
そこは、やはり長年船乗りをしている人の経験と勘は違いますね
本船の船長は、【勘が違う】でなく【勘違い】が多いです(笑)
s-IMG_1358.jpg

真ん中に見えるロープはトローリング中のロープ。
いつもならシイラくらいはつれるのに全く釣れませんでした・・・

波は、船舶の波に対する進路方向や荷物〔荷崩れしないか・トップヘビーか・ボトムヘビーか〕・船舶性能〔タンクトップの高さなど〕・船の大きさ・種類によって
走破できるレベルが変わってきます。

ある人の話では、カーゴに乗っている船長が空船航海中に荒天で避難すると会社に連絡したところ・・・
LPG船は走ってますよ。走れませんか?
と返答があったそうです。
なかなかセンスのある発言ですね(笑)
あまり使用しないほうが賢明な問答です。
現在は、その発言自体が運行管理規定上NG見たいですが・・・

海況も数時間でガラリと変わる時もあります。

あと船長の性格によっても走破できるレベルが変わってくると思います。

私の知っている船長さんは、時化たら腹が減るから飯がうまいと・・・
その船長さんは、荒れ狂う津軽海峡を渡りきる有名な船長さんなんですが・・・

時化の航海中は、鍋などは持って調理しないと飛んでいきます。
皿も飛びます。
現在は、滑り止めマットと言う便利なものがありますからそれを
テーブルに敷くと少々じゃ皿は動きませんが・・・

まぁ、時化の時は、作っても食べない人も多いですから
各自で、「どん兵衛肉うどん」 くらいでよいのではないでしょうか(笑)
安いときだったら89円とかで売ってますから

荒天航海で困るのが睡眠。
ローリング中は、船体も部屋の中のいろんな物も動揺してますが
寝ている人間も動きます。
ですから動かないように足で壁を突っ張り、動かないようにします。

動いて寝れない時は、ラッシングでもしようかと思います(笑)
人間の形をしたマットにすっぽり入ってしまいたい気分です。

私の知り合いでベッドを広めに作った人がいましたが
身体が両サイドにとどきづらく、結構動くそうです。

本船、ベッド幅が90cmなので【くの字】になって布団でもかませば
両サイドにうまくフィットします。
90cmで十分なのですが困ることがひとつ

敷布団がはみ出すのです。
私は、マットレス派なのでマットレスを敷いてますが
また、いいサイズのマットレスがない。
シングルは幅100cmですから入りません。
敷布団ならはみ出しても収まりますが。

そこでようやくいい感じのマットレスを探し当てました。
マニフレックス・メッシュウイング(セミシングル)


マニフレックス公式サイト
半年以上使いましたが、非常に良い感じです。
荒天航海の睡眠時も身体の動きが少ないように思います
3つ折れマットですからマット干しもしやすいです。

船員は、不規則睡眠。何時でも起きて何時でも寝なきゃいけない時が多々あります。
短時間で良質な睡眠・・・大切だと思います。
人生の約三分の一は睡眠です(最近は8時間寝てない人も多いと思いますが)

海難事故のほとんどが居眠りです。
居眠り防止装置も大切ですが不規則な労働時間でも居眠りしないような
健康管理が大切だと思います。

よくホテルにシモンズ製のベッド導入とか
売りにしているとこがありますね。
内航船も全室高級マットレス採用とうたい文句で船員を集める時代に・・・
なるわけないですね〔笑〕

働く立場としては快適な船内環境を追求する船が出てきて欲しいと希望はしますが・・・

追伸
荒天航海のメリットもあります
荒天航海後は、普段仲の悪い船長とも変な友情が生まれます。
心理学的に言えば、遊園地などで恐怖体験をした後の男女に
恋愛感情が生まれやすいのと似ているのでしょうか(笑)

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  • 2007.10.17 16:59  
  •  [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
船員は一年の約四分の三は船上生活になりますから、船内生活を向上する事は重要ですよね。
敷き布団は、ベッドに合うように布団屋さんで特注しています。
敷き布団といえども、マットのように弾力があるものもあります。
高くつくかと思われるかもしれませんが、意外と安いんですよ。

追い波は怖いですね。
舵は利かないし、下手をすればヨーイングが止まらなくなり転覆の恐れも。
追い波は大型船でも簡単に転覆させてしまう場合もあります。
OのK様
ありがとうございます。
生命保険ですか(笑)気合の入れ方が違います。
私は伊豆大島でグレ釣りをしたことがあります。本格的でなく行ったついでの遊びですが(笑)
魚は瀬戸内の魚がおいしいと思います。

OのK様のメールアドレス教えていただければありがたいです。

ふるの様
居食のレベルが高ければ仕事の能力も上がりますね。
船は、金儲けの道具だからと質素倹約・
最低限設備の考えもありますが
豪華にしなくとも、多少のお金とアイデアで
快適環境を作れますね。
大きな船ほどスペースに余裕がありますから
娯楽室などが整っていますね。

田舎っぺ様
いろんな船員さんの話を聞くと
布団の使い回しが嫌って言いますね。
湿気なども気をつけないと布団にカビが生えますね。

追い波がデッキに乗ってくるようになったら
かなり危険ですね。
そこまで無理する必要はないですが・・・

がんばることと無理することは違いますからね。
勇気ある判断が大切です






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